この3日間青空で洗濯物が乾く日和になった。昨夜ジュードとパトリックが電話してきて、海へボディボーディングに行くから一緒にと言うお誘い。
今朝娘に電話してみると、生徒の宿題の採点が溜まっていてどこにも行けないと言う。だから私に手伝ってほしくて誘われたのだと知った。
3人分のサンドイッチを作り熱いオニオンスープをフラスコに入れ、もしかして海から上がって寒かったらと熱湯を2リッター入りのフラスコに入れタオルをたくさん持った。聞けば今日行くところは67マイル(107KM)も遠くの聞いたこともない海辺。彼らは今年1月2日に来たことがあるという。
朝は霧がかかって晴れるか曇るかと思っていたのに、モォーターウエー(高速道路)を走り出した頃には青空が広がり気持ちのよい天気になった。ちなみに高速道路は無料。
我が家では桜が咲き始めたというのに英国南西のサッセックス州の田舎道では花らしいものは一切なく、若葉もでていないほとんど茶色の世界だった。
聞いたこともないWest witteringの駐車場はほとんど満員。やっと車を止め、防風林を通ると
たくさんの人々がそれぞれのスタイルで太陽を楽しんでいる。
この海辺にもビーチハットと呼ばれる小さな小屋が並んでいて、これは多分カウンシルから買ったものだろう。中は電気がついていて電気でクッキングやお湯が沸かせるくらい、着替えができるくらいで宿泊してはいけない。それでいてこの小屋は以前から相当値上がりしていると言う。
犬を連れた人たちが多く、思う存分走れる犬たちでとっても嬉しそう。
ここまで来る間の車の中で、ジュードは車酔いしそうとか、気分が悪いと言ってパトリックを心配させ、ボディボードをやる気がなさそう。
砂山の草原でパトリックをリクライニングシートの代わりに使って、二人で戯れている。
娘がDaddy’s Boy (お父さん子)と呼ぶのが判る。
ビーチバレーボールをしている若者たち。
戦時中のウォッチタワーかと思ったが、違うようだった。
午後になると人出はもっと多くなった。
3日前まで雨が多い天気だったからこの牧草地には水たまりが多い。
一時大群のこの鳥たちが砂浜から見える上空を旋回していたので、一体どんな鳥だろうと牧場まで見に行った。
鴨の種類なのだろうが近寄ってみるとガアガアうるさい。
写真を取りに来たのは私を含めて3人だけ。他の人達は鳥などには興味がないのだろう。
ドーバーからブライトンにかけての海は石ころばかりで、砂浜がない。この長い砂浜はポーツマス(Portsmouth )まで続いているに違いない。
海で泳いでいた人は2人だけ、子どもたちは足を濡らすくらいで水の中でも駆け回っていたのが犬ばかり。それでもこんなに多くの人たちが広い砂浜を歩き回って太陽を楽しんでいる。素晴らしい良い日だった。