上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜九十二

氷室京介、“KISS ME”。
作詞：松井五郎
作曲：氷室京介
KYOSUKE HIMURO -KISS ME-
0:21～
んヰ、鶴亀な方。
“こんな事が出来るんですよ”。
やおらの、喉鳴らし。
人間が芸能を追う効能とは、をご解説中。
その振る舞いに作為は無いのだが、在るとの疑いを吟味すべく態様を俯瞰し、作為無き追いを注視する者は芸能が作為にて人を毎秒吸い付けるべき、との作為とは無縁である事実には長く気付かない。
理性を捨て去り芸能を追いいく、また演奏者も理性を捨て去り芸能に専心している。
そして追い、誘いが在る。
繁忙なる日常からの脱却、利益無収受が。
故に客の追い、野放図演奏との舞台を俯瞰する者とは、隠れし荘厳さに、俯瞰試行知性を強制的に純化されるが必定。
人間が、芸能を追うと、必ずこうなってしまうんですよ。
この喉鳴らし音に。
知的に、芸能を、追うからですよ。
しない方がいいですよ。
忘我が、鑑賞側にはふさわしいんですよ。
忘我が。
こんな言い触れを、異言語殿が解説している。
キランキランキラン、と今音が、鳴る。
・・・・・・黙って感得しとけばいいんですよ。
四の五の言わんと、私がここで展開する芸徳、毎秒を追えばいいんですよ。
客席は真剣に聞き入っていた。

曲名：無し
客席：清、三門湾、神戸との関係が篤い海運業、男性のみ三十名、難波、証券業、男性のみ二十名、神戸、国際商社十五名、月圏異空間文明、んヰ八名を含む、二十二名、人種数は計四。

“モーニング娘。”、“抱いてHOLD ON ME!”。
作詞、作曲：つんく(業界での尖り浮き狙いの芸名、成功は“別の管区”らしい難波へ起床中に転送されし老け系月人遺伝子の業)
モーニング娘。 『抱いてHOLD ON ME ! 』 (MV)
0:53～0:55
キーボード大までに折り畳み可能な鍵盤状楽器を前に、色々と解説風体らしき会話を展開していた女性のんヰが、やおら顔を客席に向け、歌唱のみ。

も　い　ち　ど　　す　きっ　　　て　　き　か　　せ　て
ア　ヌ　ア　ヌァ　ae　スゥァー　ルァ　ア　ヌァ　ハ　ス

浜崎あゆみ、“A Song for ××”。
作詞：浜崎あゆみ
作曲：星野靖彦
A Song for ×× (A BEST -15th Anniversary Edition-)
0:03～
聞かせて、の次はすぐさま

な　　　て　　い　　る　　のー　　　“な　て”の間に、一拍置き、何も言わず、そして“ているのー”　音階
ウォ　　プォ　ウォ　ルァ　スー

“あんたら形象はこういうの好きでしょ、好き推移を察知しないまま”。
歌詞は詩の一節で、意味の抜粋、成立は困難。

歌唱：ヌァーー－ゥオゥグ
曲名：充てず
客席：ヌァンウァン管区と近戚管区人、女性のみ二十名、難波、医師三名、明石、公家間の挨拶回り、女性一名、和歌山湾、透視系能力者、二十四の男性一名、アラビア半島界隈の海運業重役、異国文化鑑賞旅行の男性一名。
作曲：他人