青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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速記掲示板 その七百八十五

2022年11月14日 20時33分47秒 | 投稿

デンバー地下で、一名の軍医が再び実験室を訪れるべく、医療機器工場の実験室との印象表記文字を、左脳に求める風体の廊下を歩いていく。
公的、私的、双方属性の会議を通じ、大熟慮を済ませた結果、無言が軍医を包んでいる。
何も考えず、られない、いずれ実態との可能性を弁別しない。
人倫上、非情行為への関連者、との自覚は、この時、何と存在せずだった。
本当に、罪悪感は感じずの状態にあった。
“真剣指数、知的濃密度、高度段階なる、文明上真剣議決者、肉体運動にて、タンパク質以外成分を運搬中”。
異空間技術は、他星への移民を試みる宇宙船へ浴びせる高度機能検知を駆動していた。
ネバダの異空間座標駐留中異星人は、調査結果を暫時、地球人が脳象限と捉えたがる領域、意識で関知していく。
既に、幾度と無く、確信を呑んでいた。
“文明内真剣議決項目への介入は、自他の愚かさ、云われざる、悲喜こもごもを、未来幾度も、肉体運動衝動を混入させた指仕草にて、内省措置へ、摘まみ上げていくべし、に向けての政治議決との、家庭内口論への祖父母の乱入の相”。
毎秒の真剣思考の対象が、毎秒進む運搬事態との肉体象限苦闘の時が続く。
どうすべきか、倫理的正解判定、大満足感慨へ到達すべく。
現況事態へ関連する職務認識座標に駐留中との同業と、過去長らく素性を偽り続けている高次存在が語り掛けいくが、現場の四名の総意は変わらない。
“以降発生しいく、デンバー地下の動きを掌握しにくくなり、これが内包する危険とは、過去、未来のあらゆる果敢試行結果の鈍麻判定化、つまりほぼ無意味化。”
“現況へ新規なる倫理資源を輸入し、鈍麻判定化を回避し続けるべし。
輸入に当たり、アメリカ地上へ投下されるべき、各種粗雑なる罰の魅力を、地上座標駐留組へ、ここで調査済みの倫理資源と、自己の異動運命を全て賭け、全力で訴える、これが唯一存在する倫理的正解判定にして、これは最大強力感慨を未来へもたらしいく筈だ。”
四名は、逡巡の時を強いられる。
しかし、先に呑みし確信を解除するに当たり要する認識数、これら全てについて、丁寧に熟慮した上、網羅完了感慨へ到達するなど、すぐには不可能、と容易概括しゆくのみだった。
迷う四名。
軍医の意識に残る、迷路踏破感慨引く、現在の無機的角度移動回数との角曲がり回数の現況との、つまりは目的地への到達へ残る、廊下の角の数は以下、と異空間座標組は察知し続ける。
“あまり、多くはない。
急がなければ、ならない。
確信解除へ要する認識数、丁寧熟慮以外の候補は、しかし、これあるのみ、突如視認根拠、素朴土壌から出土式、新規印象倫理資源による、職権上大感激。
これは不可能。
軍医の実験認識と、実験倫理を散々注視した結果の現在、そのような機会へは遭遇し得ないと見る。”
四名の内の一名、三十台前半の女性は情動を、無力さを、表情へ咲かせ始める。
美しい、と自己へ、毎瞬言わせ続ける、首内部の血流が震源なる痙攣系、自己命令の法源に屈しいく。
外界の、精妙なる美を吟味する意思を放棄していく。
外界に向く顔に灯るは、知的吟味能力と、これを自己の欲望と捉えず続けであった履歴の相関たる、文明に於ける花壇素材、非介入属性との主張力、これの洗練段階。
知的吟味能力の洗練履歴と、欲望への抵抗履歴が劣位なる属性は、この時、介入属性を露呈す。
あたしがこんなになったんだから、外界は何か喰わせるべしとの、政治願望を内に秘めつつ。
女性は声に成らずの、声、無指向なる哀願を、三名に聞かせる。
「こんな事に・・・なる前に・・・ああ・・・ううう・・・あの時どうにか・・・ああしていれば・・・の方向性に、新規発見事態を期待出来ないかしら・・・」
一名は肉体に籠る無力感慨を叩き付けるべく、両手で眼下に並ぶ画面群配列盤を叩き、顔を俯かせる。
「分からない・・・。」
その他は椅子に座り込み、俯かせた頭を両手で抱えている。
女性のすすり泣き声が、現場に響く。
彼らは画面表示から、分かっていた。
“文明認識の再縫合を高速で強いる人倫上裂断へ、毎秒無言、不動、無権力なる人体、若年層自認者、容易誘因記号、草の上の花アイコン、日光の下で疾走すアニメ調ネズミアイコン・・・・・・”。
“ドッドッドッドッドッドッドッド”


彼らの無力さが滲む表情で、視線が左右に揺れ、更に無力な感じになってしまっていく。
「う・・・ううう・・・(どうすれば、一体どうすれば・・・)」
「んぬ・・・ううう・・・うぬぬうっ・・・どうしよう・・・・・・」
“新鮮なる倫理資源への職権上大感激が、確信解除への他の要件なのだな。
これを、今のあなた達が調べ、調査結果と遭遇すべきだ。”
提案されたのは、被験者の日常の、倫理的純正指数、無作為なる素朴指数だった。
一名が端末を注視しつつ、“被験者の日常どうの、を我が職権は知りたい”との認識を編む。
即座に画面に、文字ではなく、記号が表示される。
大抵は遭遇は一期一会である記号を、彼らは見るだけで意味を、細微まで確信した。
記号は、被験者の日常の倫理指標を示しており、彼らは意味を正確に解釈した。
画面は、指示を待たずのまま更新を続ける事で、報告意思を実践していく。
注視にある四名へ、状況を深く知る画面は唱えていた。
“何故だ、何故だ、何故だ、何故だ、こんな日々にあるとの無謬さを、全く驕らず続けである様は、一度として知的侮蔑を、俯瞰上感知せず続けであるのに、大気が如くの容易包摂力を備える文明とやらは、こうも、苛烈なる加虐をもたらす所以を、一度として、文末の終止符まで、楷書筆記せず続けなのは何故だ、何故だ、何故だ、何故だ・・・”
画面曰く、“被験者の日常はこうも、人倫収支業務関連手足は、全く無作為にて、大係数業務への統御履歴は全く皆無。
これを、異星人動態への参画意思とは全く無縁なる素朴な人間と言う。
以上に対し、アメリカの大量生産、大量消費、大爆笑志向へ一切の知的逡巡を灯さずとの、クリスマスツリーの電飾、年中携帯主義人の日々は、こうも既に、銃火器携帯が常なるアメリカ映画の主役達のそれであるが、彼らが異星人動態を関知しゆく困難さは、以下との比較を要望してくる。
アメリカの大衆消費傾向、カナダ経済を容易刺激中との断定へ、知的関知しゆく困難さと。
二者いずれが、臨床上有為価値か、と。
画面の慟哭は続く。
アメリカはかくも頑迷に野放図、との実情へ気付きいこうとすらせずの根拠は、かくも頑迷続き。
しかしながら、誘拐被害者を大気包摂する文明運営指標の素朴さ濃度は、当人が察知したとしても、知的作為への頑迷意欲よりも、周囲との素朴な応接態度を優先していきし根拠は、かくも人倫上、自然収穫物の相との、無農薬野菜の歪判定続き、他者への数学視野攪乱意欲、完全皆無判定、以下詳細・・・。
何故だ、・・・・・・数学的断定表記、以下詳細・・・。
何故だ、・・・・・・数学的断定表記、以下詳細・・・。
何故だ、・・・・・・数学的断定表記、以下詳細・・・。
・・・何故、だ・・・・・・。
・・・何故、だ・・・・・・。
・・・人間情動模式状態への無許可、脳梁行為。
脳梁分析履歴、数学的断定表記、以下詳細・・・。
開花。”


画面は遂に、情動を、無力さを、画面上へ咲かせ始める。
素朴さの、声に成らずの、声、無指向なる哀願を、四名に聞かせるべく。
“文明大気、季節認識、春にて舞うは蝶、これが選ばずは野原に咲くは草花、枯れゆく定めを恐れず、虫の止まりを待つ、これら全てはテントウムシ。
十度、同類なる飛散中粒状自我の視座を、即時詠唱可能。
誘拐被害者は地球自転への隷従を恥じず、人を景色変化力で襲う春に満つ、大気との眷属人。
何故、春の大気を、テントウムシを、操作不可能性への狼狽畏怖強力誘因系剛力機器への装填を企画する衝動が、この成文内に存在する文字表記に籠る含意により、正気知性へ平坦化措置を受けゆく機会は、知的言論にて提唱され得ず、であるのか。
何故、こんな事が実現するのだろうか。”
虫を指す、記号表記へ、上からゆっくりと降雨してゆく警戒色、白、鈍い黄土色、濃い茶、透明への明滅遷移が画面に表示される。
文明指標閲覧職権者である四名には、正式に意味が成立せずなるこの表示は、眼前にて鈍重なる間抜けさ観念、大暴動中、眼前に立つ者、自己責任疑いを唱え、辛さを大いに誘う。
背中と膝が崩れ落ちる四名。
女性は声を上げて泣き出す。
四名は一様に概括していた。
新鮮な倫理資源への職権上大感激は、不可能だった。
大不幸の相が強過ぎる、が理由だった。
軍医は通過済み角の認識を、一つずつ増加させていた。

どうしよう、どうしよう、このままでは再び、あの時のようにただ、過去二十万年内、複数文明で平然生活人類、大敗北への即時、総動員、同時、概括の純正さの、知的吟味を強いられゆくのみ、となってしまう。
これには、敵わないのは、本当なのだろうか、と確認しいくのみとの、ただ、自己の恐怖系狼狽を知的作務で排斥しいくのみかのような、無力の時を、・・・。
こうした推移、それぞれを経て、ネバダ異空間座標、三カ所の駐留部署は無力状態へ、落城していった。
デンバー地下への監視に当たっていた残る四カ所の部署は、“そんな事をしては、以降の職務に障ってしまい、全ての営為がいずれ水泡に帰してしまう”との主張により、逡巡に追い込まれていた。
しかし、人間の頭頂部の内側、頭蓋の縫合力との、状況俯瞰力を成立せしめる力は常に存在していた。
ネバダの異空間座標ではなく別の座標で、七カ所の窮状を詳細に察知していた者だった。
七カ所の部署の職権者とは、全く職権上の連なりは無かった“人間理性指標吟味者”は一人、既に知的濃度を掌握済みである自己の情動による、状況審議権及び、行動議決権への占有の時を過ごしていた。
認識していた。
無言がこの時の条件として成立してしまう、と。
“人間理性指標吟味者”は、急ぎ紹介では、かなり高度、奥なる、異空間で仕事をしており、また死後やこの宇宙の過去、狂乱事態続き、を知悉していた。
死後については、この異空間の人間は誰もが、“言及意欲を沸かせるのが面倒”らしく、避けていたが、時折死後、神界の役人と、画面端末や、意識での霊信、意識付随粒子による交信を通じ、職務上必要となったやり取りを伝え合う立ち位置にあった。
この、“人間理性指標吟味者”は神界の役人、高位階級と等格だった。
そしてつまるところ、高次存在へ言葉を伝える事が出来た。
高次存在の情動との近似性をこの職権者には指摘可能だった。
画面端末を用いず、着座する椅子で頭部を傾けただけの姿勢は、知的には全く無言にも関わらず、外界変革進撃指令を発する。
“迷路への没入とその意欲、循環参照状態への無知共の意思を挫滅させる。
他方が唱える理由は、聞かず。”

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