青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜百三十三

1583年05月17日 00時00分00秒 | 投稿


縁を走る茶色の柵の高さは、僅か二十糎程。
現代の寺、旅館には一切見えない、難波の現代意匠。

石垣の横幅は二・八米で、縦幅は二・九米、茶色の柵の内側には、黒玉石こくぎょくせき、が撒かれており、その内側には、切り取られた赤い絨毯が敷かれている。
柵の内側は本来、樫素材の板間だった。
現代の神楽殿と全く同じ触感と思われる。
氷像を置く場合、この神楽殿の上で、石垣触感辺りを協力させ、空輸した石の土台を無理矢理置き、その上に氷像。
黒石はいちいち撤去しおらん。
氷像は、月製の小型重機を用い、紐でくくった氷像を上へ持ち上げ、移動し、石の台に置いていた。
舞妓がここに昇るには、梯子を利用。
ここで舞踊を演ずる舞妓の人数は二人だった。
立ったままでの、巧妙な体揺らしと唱和のみなら、三人。
関取が稀な事に、ここに昇り、四股しこ、を踏む事があった。
当該関取へは、一切無言式、大嘲笑への受け依頼企画。
どすこい仕草をご覧になり、爆笑しては如何でしょうか。
基本、ここは舞妓が舞踊を披露する檜櫓ひのきやぐら、舞台だった。
ここに出演する舞妓の歌舞かぶ、練場は千本丸太町から烏丸今出川にかけて、八畳以下の広さで、無数が点在していた。
立身の術を、芸能に見出せし公家の娘の囲い場が、上京の歌舞練場だった。
これが浴びる視線はそして、政治学、自然科学、統計学といった王道なる難解科目より外れし、上京に在りての東山の奥、八坂神社の裏。
うらぶれ。
そういった立ち位置を知っていた舞妓は、個人それぞれ。
上京にてうらぶれし女子を、好奇を燃やす火と油として扱うここは、井桁高き囲炉裏。
舞妓の出自を知るねおの方々の面々は、この神楽殿をそのように捉え、いたたまれない思いを抱いていた。
かくなる黒石が漏らす光の鈍き所以を露知らずの舞妓はそして、存分に高しめし芸徳を披露するのみ。
舞妓はねおの関係者のかじかみを、追いやりいく方向はとにかく敗北だった。
関係者は負けた気がしていった。
遠方からこそこそと舞台を見やると、舞妓のおしろい顔は素っ頓狂な顔のまま、揺れるカンザシを他者に注視させず続き、との舞妓の高段位者の条件を満たしている。
ご注視をお選び中は外星人のご面々。
四本腕の方はご二本を腕組みに、ご二本を床に向けし合掌に、ぬあああっ・・・。
合掌中のお指の背なが尖りて穿たれる空洞に、二本の親指が沈みいっていかれるっ・・・。
ご精神の裂帛段階、阿修羅とのお捉えへ今、非忌避っ・・・。
何という事であろうかっ。
お誘いしは明らかに、白毫びゃくごう、ご注視の先、神楽を舞踊にてほふる舞妓っ。
あああっ・・・あのお方、爬虫類人形象は今、お胸の前で交差されし両腕の先端に咲きし中品上生ちゅうぼんちゅうしょう、手の甲は舞妓側を、ご両肩の付け根にっ。

純白の絹、鎖骨より腰までなる一衣と相まり、印契は今や封筒への二つの封蝋ふうろう、印。
ろうみいにのご顕現が例えばかくっ。
何という事であろうかっ。
外星人が今、ご正視のご姿勢をっ。
ねおの人事部長は知らずだった。
舞妓の舞踊を鑑賞する外星人の精神が鋭敏化中との風体姿勢に、見入ってしまいいった自己の意欲、高速実践の所以を。
人事部長はある政治思想に投票する事にする。
人間の毎瞬の気高きが猛禽す、甘みのある魚の身を、守ろうとはせずである事を、言語にて仄めかし得る思考の在り様に。

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