青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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速記掲示板 その六百八十

2022年08月24日 18時11分24秒 | 投稿

花乃井卸屋では近畿の銘水、九銘柄が無料で呑めた。
深さ五十糎程度、直径二十七糎程度の、有田焼風体で、表面は濃い灰色や黒の壷が、頭上七十糎から降る水を受けている。
水瓶がめ、役たる壷は、淵が三カ所から、九カ所、急須機能を認めるべく、口が生やされており、ここらから、水が壷の足元の石砂利に降っていく。
傍らには、柄杓ほど長い柄に繋がった急須状、または柄杓、紙の器が置かれていた。
長い柄なる急須は、暗い水色をしており、触ればすぐさま、鉄、真鍮以上の硬質さを直感させてくる。
フランス、ポー地下製のこれは、複数の素材金属の融合法は化学厳正言及を経ると、他金属への横暴なのしかかりが、即座に方向を歪曲する所以を、論難出来ずが、同時発生との、失笑と爆笑、同時発生との、何が起きたのかを識別しゆく上で必要な時系列忘却事態、が、ろくろとして正鵠を得る。
ここを訪れし者の眼力は、気付くに至った。
“素材への嘲笑的製法”、“急須便益を、文明がご侮蔑し切っておられるようだが何故”、“何故、便益の提供へ、素材を資しさせしめるとするか、との歴然と正座し続ける問いへ、一瞬として、お答えになり続けず、・・・姫・・・無数の姫に仕える鵜の首、これが、球体領域移動の日々に在るは、鶴の首なるヤマタノオロチを鵜飼いす、世の淵、ワーテルローの戦いに潜みし斥候団。”、“かような急須を作るようでは、文明の首は回らぬようになる、身長は伸びんようになる、とお分かりにならぬ、か”。

水が上から気前良くどかどか降る先の水瓶に、お金は平然とフタを開いた急須を差し向けていた。
パイセパイセっ。
両腕をパイセ発音と共に顔の左右から鎖骨に向けて、二度反転させる手首に従えさせるが、右の手首は中指、薬指をやや曲げた印契。
両脚はやや内股気味のまま、二度な飛び上がり現象に仕える。
首の揺れは知らん。
無視すべし。
パイセは、小声囁きでの密通成功声を素早く、でから結果的に、風を素早く吹かせるが指向先は不明。

お金の美学は、穴が空いとる急須の底ぞ俯瞰上。
上から降る銘水のどかどかぶりは、お金の欲望ぞ俯瞰上。

お金、難波道中記は長いし当然、美学を無視しとる。
描写がダリ。

水瓶は常に、大小な氷が浮くべく、でかい柄杓でどしゃどしゃ追加されおった。
水は一時から七時までずっとどかどか降りおる。
お金、三十四、“美味しそうだわ・・・”。
柄を、口内官能への仕え利器への、吟味を、完全に無視し、野蛮が好む、官能的外界への原始的接吻の時に移るは、虚ろなお金。
次は紙の器と虚ろ技。
“ひんやりさが、すぐさまお腹の隅まで沁み渡ってくるわ・・・。”

訪問者の大抵は、紙の器を水瓶からの大しずく、どれかに直接差し向けていた。
難波人以外の感想はただ、嫉妬。

純正果汁給水器“春”は、みやぐりん卸屋の方が、据え置き個数は多かった。
銘水も呑めたが、訪問者に喉の渇きは無かった。


前方へ、天枠が覆い被さってくる出口の無い洞窟状は古木製で幅は七十糎から三米だった。
名は無い、当時の現代芸術の彫刻物。
難波に潜む、政治眺望力が付随させる雅量を憶測させていった。
みやぐりん卸屋に、時期により十四から二百三十個。
ここに、大量と言えばこれ。

ほぼ日本中の漬物を入れる樽は、全部新品の檜製。
眩しい。
淵やらが当然汚れるべ。
新品へのこれ、当然視な歩みは、訪問者の識別力をパイセしていった。
よだれへの是認義務の増幅で。

江戸城は、幾度と無く、隠密検分役をみやぐりん卸屋に遣わしている。
尾張の庄屋の、徒弟段階なる縁戚が、頭にまといし風呂敷。
豊臣家と難波政経の弁別を、官吏は徹底していた。
混在は危険也、と。
“難波政経、これ程か”との驚愕により、足首から頭頂部までが無言が隠密検分役の不変なる感想。
“何者が、これ程の市場への育成を図絵に描き得たであろうか、との問い、暗算を抱かず続けでありしは、育成への邁進担当者であろうが、育成推移と、暗算存在への期待の間に想定し得る、見苦しさは、必ず、時代を無視し、水面に露呈なるアヒルの足。
なれど、水跳ねが見えぬ。
然るに、妥当なる憶測の方向性は、邁進担当権能と、鴨の子、徒弟段階の間に於ける、濃密民度、分からしめ。
市場の気勢のみで、これの正当増幅は成る、か。
成らぬ筈。
何者ぞ。
かような市場を在らしめし、は。”
それを、江戸城は追った。
時を経て分からしめられていった。
大勢に宿るに至っていた、民度が答え。

花乃井卸屋については、江戸城は訪問の機を得るに至らずであった。
存在なら、諜報で察知するに至っていた。
“外星人の御足取りへ万邦問題無き足袋にて近づきたい候”。
権能を江戸城は探るが、至らず、大いに不覚。

徳川家の大老は歴代知っとった。
しかし、卸屋の末期二十年の細り時代を除き、交際の縁には至らず続けだった。
“何か、脈動が欲しい”が大老の本心。

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