青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 く

2017年07月31日 23時00分00秒 | 投稿

「そういうものなのだ。
日嗣(ひつぐ、人間の格)小さき者への世の運命の光とは雑草への焼き殺しにして、本性の告白(重要な節目(ふしめ)事に際しての、まして敵陣での小用の連射)をも急かすのだ。
今しがた、先刻の旗内の告白事をそれがしによる啓(ひら)き言葉に照らし合わせ、光の下に晒し、恥による焼かれと共に偽りは許されぬ内的自己の聖なる装束の内に於いて調べ直してみるがよいのだ。」
怒りに気圧され続ける京側を無視し、清による抗議の論調は続きますが漆黒は上の論調に終始し、耳に入れる様子はありません。
約四十分もの清の攻めの時間帯はしかし、世慣れは寂しい漆黒を劣勢に置き、表情への染み、嫌がりの漏らし、大量を実現させるには十分でした。
しかし両者には何の合意事も生まれないまま、共有される疲労は祭祀への移行をなし崩し的にせよ、清京両国に協力させていきます。
並べた椅子に座った清は腰の疲れを癒やす機会にひとまずは肉体的に安堵してしまいますが、今肉体を支配する精神的営み、これを命じて来た祭祀の広間は漆黒による長き祝詞を再び予想せざるを得ません。
普段の祭祀では漆黒は階段を昇り、祭壇前に立っての祝詞詠唱の時を過ごす事を配下は知ります。
しかし、清一団の同席となる今回は階段を昇らずの詠唱のようです。
理由とは“声の届かせへの不安の届きではなく、言葉にはならぬ原因不明な不安”からでした。
祭壇からやや遠間での祝詞奉納に立つ事とした漆黒はこの時、祝詞の短縮を思い付きます。
“もし通常通りの詠唱、一時間半を祭壇遠きから本日認め、次回の機会に及ぶとなると、麻袋人による装束へのすがり付き(詰問語調各種とのやり取りの記憶)を以降毎回認め続ける幅を見る事になる。”
詠唱は十九分で終わります。
“この世万象は言うに言われぬ憤怒をまとうとして、世の平静への容赦無き理力、憤怒操作、浄化力が為に意識底部から響かせる、己の人生での嘘偽りのない憤怒の羅列こそ、平静への使い捨て依代、人目指すべきにして次なる浄化を待つ神人合一が、底部から上空に浮いての人形段階”が祝詞です。
異例の同席者との距離を近く選ぶ事にした漆黒は祝詞奉納中の陶酔の静謐(せいひつ)の立脚時を選び、即興で祝詞に放屁(ひ)を追加する事にしました。
“ボ”
装束の内、“人触れざる内的自己”は前列の着席者との追加祝詞の即興性の共有を恐れ出しますが、正面が祭壇に向かうとあっては確認の術(すべ)はありません。
実際は偶然、誰にも聞こえてはいませんでした。
“先の神前での騒動と言い、次回の祭祀への不安と言い、更に今しがたの・・・・・・ええい、もう何もかもが喧しいのだこの土嚢(どのう)経済が国家発展係数項目の田舎者共が。”
祝詞最後の綴りを詠唱し、祭壇に向かいつつの暫(しば)しの黙想の時を貪ります。
天井の空調が吹かせる風は祭壇直近、今回の立ち位置いずれであっても漆黒を集中的に狙う設計だと、揺れる烏帽子の霞(かすみ)から分かります。
“この強欲装束が。
詠っとる時も時たま祭壇に手を出して供物(くもつ)の瓶の蓋を開けて何か飲みおったり煎餅(せんべい)喰いおったが厠はどうするんか。
中で尿瓶(しびん)装備しとるか、巫女に木箱持たせてそこらでかます勢いじゃねーの。”
清としても今回が頭目役としては初陣となった、今や最高実権者の若獅子の随想に対し漆黒は“あー、装束を緩めたいものだ。(小用を済ませたい)
祭祀とは欲望の露出を表明するものなのだが、祭壇にこうも誘いが溢れていると、容易と見なしてよい手の延ばし、浅ましき喰いとはそれがしによるかつての即興着想、果敢な実行であったが、その延長の用足しとなるとそれは相対すべき欲望なのか。
いや、愚劣さと見る。
あまりに、追われの相が強いのだ。
困窮のあまり京の知恵にがっついて訪れて来たあの台車引き共なのだ。
しかし、用は済ませたい。
ん・・・怒鳴り声脅威なる台車引き、小用と来ると心内で跳ね返り合うものを感じるぞ。”との告白を経て事物への理解を明るく啓(ひら)く、真実に向き合う、単純にして自己に偽り許されぬ目の光を心の内側にかざす事にします。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何故お前達は、ここにいざなわれるべくの応対をしつらえられていったのか、今になっても思考はその文明啓けぬ暗き都(みやこ)のロウソクでは及ばぬのか。」
祭壇の前に立つ漆黒は姿勢そのままに、前列を貫くと確信する声量とは叱責調の大声です。
対して清は“今になって遂に明らかにする本心か、いや酔狂か衒学講釈への必死専心か、残念ながら分からん、ようにされたがそれは一方的だったと言わせろ。
そしてそれは何故なのだ、と問わせないのは何故なのだ。”との下手な禁じ手の連続打ち手への呆れは、底部から込み上げてくる爆笑に呑まれそうになり、もはや緊張の面持ちをこれ以上保てそうにありません。
“ふざけんなこいつ。”
“この御仁(ごじん)は一体何を御所望なのだろうか。”
“アホな祭祀手続きを遮二無二見学させるべくこいつらは北京を二年冷遇したのか、との仮定の問いで意識底部への知的叱責を与え、痙攣を癒やそうとしてみるが知的視野自体が既にこの日の策謀大部分の本心に侵略されて意味が無さそうだ。
総じてきたねーこいつ。”
「にぃーーーみぃーーー(答えろ)。」
絶叫です。
「親の死体を売る、人の肌を剥ぐ、陰部(ほと)を竹で刺す、田畑に糞尿をばら蒔く、陽(ひ)を笑う詞を文化人が歌う、胎児を抜いて薬に砕く、川下を無視して厠にする、政治家が賊と酒を飲む、犬を蹴って遊ぶ、猫の目玉を抜く、鼠を市政が放る、麻薬を学舎(まなびや)で売る、婦女子を売春に追いやる、武人を色で骨抜きにする、月との蜜月に走り、」
ゆっくりと顔から始めに前列へ振り返り出し、その次に首から下を動きに従わせます。
(それがしをにやにやと笑いものの磔(はりつけ)にしておったとは。
おのれ損じ事ととなったぞ。)
「・・・・・・・・・何をしようとしたのか大清の脳髄構成員達よ。
分からんのか。
踏まれても尚生やす雑草の花、渾身の渇望の姿を命じたのだ。
鏡を見よ。
水を渇望しても尚内在する欲を呑み上げ、外に吐き出すのだ。」
ある幹部が立ち上がっての、大きな拍手を打つ手は現場支配雰囲気への無視、簡易なる自他発破火薬を意味しました。
「大変素晴らしいご講義、有り難く拝聴致しました。
然れども、わ・が・く・にに、卿の言われるが如き、動きは、あるが、二年もかけた貴国の事挙げに値するとは、考えない。
後は、力のやり取りとなる、と見るが如何か。
構わんですぞ。」
(強気に言い返して来るとは想定外也。
望まぬ想定とはこの手の野蛮、汚れ仕事が生業との問答也。)
広間の左右前方それぞれで手もちぶたさに佇んでいた侍と金星人には放屁は聞こえてはいませんでしたが、前列の失笑の面持ちとその理由を知っており、結果二人共失笑をこらえていました。
清が“濁”が放った噂を否定する怒りの語調を続けていると、自身の間合いと見た侍は漆黒の傍に仕えるべく広間の左手から移動を始め、これに気付いた右手の金星人も倣(なら)います。
対する漆黒はこのやり取りの直前に、側近である“濁”の仕事、放流された嘘の一端を始めて上奏され、知りを回避出来ぬ事となりましたが、眉一つ動かしません。
「無視の先、今回の様な陰湿極まる非礼を浴びせかけて来るとなると、こちらとしても相応の返礼に打って出るぞ。
いいか。」
大勢に睨まれ、内心は恐怖で半泣きだった漆黒は両傍らに帯同となった脇差しにより、声色を変えられました。
偶然が編んだ希少状況下に於いて測定されし、明のみならずの大陸の全王朝精髄の力凄まじきを詠う明の故事一節ずつの暗唱の間に、異星人文物を身近に知る京の童(わらべ)による故事の登場人物へのいたわりの頭撫でを挟んでいきます。
清は立ち上がり腕を組んで聞き入る、座ったままの憤慨の表情とそれぞれです。
「童の学舎を京で探して行っては如何(いかが)か。
京では売れぬを知らぬが中の、明の上流子女必需品、麻袋共よ。」
清一同はただ無言の二十五秒です。
「ご不満とは何なのだ。
何故明かされないのか。
我らに明かし事を行えと言われるが、それでは矛盾があるではないか。」
浅ましきを、未洗練さを、ただ麻袋に入れる朝、昼、夜を無視とする相互補填的循環状態と、明の阿片故事、戦史に、憤怒を、生きる糧(かて)を見ない神職とは、光放たぬ虚なる太陽也。
漆黒一派が一切の要望を発する事無くして、配置とそれによる満足の上納を呼んでいたのがこの日に“姿見せ”を行うべく、“濁”に指示され屋敷別室で待機していた侍と金星人でした。
初めての入室となった金星人は、拝殿の間での靴の必要性を“濁”から事前案内されておらず、“世への貫通力とは民へのいざない、いやらしきへの為であり”を深く知るに立つ我らとばかりに、待ち間には頻度高く即興でかましていた二人の性交には今回も避妊具はありませんでしたが、侍と共に靴下でばつの悪い時に佇んでいました。
避妊具無しでの性交を長く知っていた京人の女性への真似には敗北感、失敗感と共に経口避妊薬頓服の事実が染色して来る時でした。
清の表向きの代表者と漆黒とのやり取りは、“派手なやり取りは避けるべくの事としようではありませんか。
こちらと致しましては、そちらの異常な力みを見たならば、一方的に筒での覗き事を行う事と致します。”と過ぎますが、“筒での覗き事”の下りで傍らの侍は清の冠を意味深な目と笑みを差し向けつつの会釈を選んで来ました。
“分析事にある中、沈んではいかぬ異常密度の立方体の金属とは回転羽による上空への浮力を伝えるがそれによる水紋とは周囲への無視を含む。”
清の腕力部隊は対面に於いて異星人による盗聴があった四十年前以来、首席実力者、二位が素性を匂われた例はありませんでした。
侍の背後は異星人の往来激しい京の情報密度でした。
一方金星人は場の後半となり雰囲気がかなり砕けて来ると、背中を壁にもたれさせ、右足を片方に絡めての腕組みから希な客層を眺め出していました。
“無機質な視線を中空と的に選んだ顔の間で交互に向かわせているが、視線停止の時間も含めて無機質に規則正しく一定おきであり、不測事象への動きの慌てを消す雅量の充填と、蓄積してくる滑稽さによる自他嘲笑、ただの暇潰しだった、二行をいずれ相補的に合体させ、得た情報への付随悪貨、相手からの憤慨があった場合に当てつけるつもりだろうと見る。”
以上の分析を済んだ冠への視線の順となり、恐らくは十二秒を差し向けて来ます。
中間の六秒目から、これは予定行動であった、が伝わるべくゆっくりと首を動かし金星人と視線を合わせると、人生での“殺”の残骸概念“戮”が、内部残存の感動による脱力の表情で取り繕われてしまいます。



視線が合い二秒が過ぎると、金星人は左目側に視線をゆっくりと逸らし、“好奇心の満足に利用しようとしたのではなく、この場で蓄積してきたわざとらしさに律動されただけよ”との含意を込めたつもりを選び、相対を避けます。
自己の振る舞いを無駄だったと判定しての謝罪に不覚さが混じり、そして俯き気味の沈鬱な表情には演技が見えないという、先の輝いた表情からの遷移角度、つまり自己を律動に導いた戦慄度はそのまま相手に向かい、知的適量、銘柄化を済ませなかった液体状の欲望の焼灼を担います。
“その服を着たまま何をするつもりかここらで。
軍師だとして、何故そうも臨時に不埒な真似に打って出るんだ。
自由裁量枠を、意識内部で消せ。”
当人の筒覗き行為の本気度に応じ、現実社会での類似行為意欲は本当に消える事を、冠は知っていました。
(いいじゃないの。
気が強い奴ね。)
この金星人は後に、白黒の縦八十、横五十センチ大の大きな顔写真を京による紹介許容神経に乗せられる事になり、清一団は再会する事になります。
単独行動、自由の身分の上での御苑と商工会議所での放恣(ほうし)の見聞行為を誰も抑制出来ずの結果の、京の公家は当然に知る薔薇の花言葉、“不要、過剰、情愛とは”への措置でした。
漆黒は当日の面会日程を当然知りつつ、武家屋敷で待機させ続ける清を尻目に午後一時四十分まで庵(あん)でくつろいでいました。
高さ百、奥八十、横百二十センチ大の百年分の月語のラジオ放送を録音した黒い金属端末と、縦四十、横三十、厚さ二センチの太舞烈斗状の電子新聞に執心していたのです。
太舞烈斗新聞は金星の新聞社の記念事業による製作で、九十八年分は金星の社会全般、事実に即した報道を反映しており、それ以降に関しては日々の内容は未来への想像、希望報道です。
記念事業、製作、予測報道とは巧妙な失笑を装っての社会への実現強要を形成骨格としての、社、それの製作発意者たる女性幹部職権への算定装置導入状態が内部子宮でした。
学者の福澤諭吉と似る公家が金星人による滞在日程上の不手際を不問とし、これへの謝意が、御苑で皇族が手渡された恒久電源内蔵型の太舞烈斗新聞、一枚でした。
昼食にはステーキ、メロンほぼ一玉、蜜柑飲料、芋の磨り潰しを選び、予定通り、定刻より五時間遅らせた三時に向けて馬車に乗り込みます。
漆黒の利用可能日に当たると見ていた車高五メートルの電動馬車は到着せず、“未発展の清を精神内部から突き破るべくの洗練意識を予定通り充填出来ず”、軽い憤慨を浮かせ、後で呑む事とします。
実行に訴える前の二年の間、漆黒が暖めて来た対清策謀にとっての子宮とは異星人との交際であり、中でも金星製の太舞烈斗新聞が毎日繰り返しの往復刺激でした。
策謀の実行に当人を移行させた祭祀への浅沓、緊急時の信頼の担保、当人にとっての律動力は九割が“阿弥陀(あみだ)クジ”、金星技術の行動項目算定装置の披露状態による京の公家動態の活発化及び、“濁”所掌の装置利用権、一割は御苑で面会していた色白のグレイ、“にゅぅぅい”、(たすき、襷の右辺の上部のみを四分割し、左上一区画に脳の古語を一字、残り三区画には真実周囲の劣情、興奮無視なる無私、“辺(へん)”が脱力のまま人間意識の指向性四十七に対し駆動力全能状態を意味する京独自考案の合成漢字を置く、以降表記は襷)との関係から漆黒が期待出来るようになった、彼らが意図的に仄めかした外交人脈への安心でした。
行動項目算定装置は京全体の知的鋭利さに対する金星人の評価を背後に、日常的にそれを携帯していた彼らが御苑で漆黒との歓談に流れた折、五名の金星人の内一人が金星語の入力項目例と案出結果を示す、四角、三角が阿弥陀クジ模様に踊る“誰にとっても問題を生まない、文明の感動神経回路を他星で颯爽と駆け抜ける順路”を示す画面を漆黒に見せた際、密度のある質問を浴びています。
“敵国による弓矢の陣形を縫い抜ける法とは”
“公家階級の拙き、謗(そし)り事、謀を貫く弱味を見つける法とは”
“意味蒙昧なる異星人技術を他星で振り撒く何者かの意思を言い当てる法とは”
金星人にあったのは交際相手と認定済みの京での足早交際上の外貨欲と相手の素性認識、“恐らくは御苑の高位神官”でした。
漆黒が襷の標高へ到達した梯子とは十割を外星人の御用達(ごようたし)旅館、ねおとしています。
庵の固定電話による口頭指示を起点とした、ノートパソコン状の現物の案出十割に対する“濁”による掌握、運用、その結果の実現は五度の演習を経て確認済みなので、漆黒の入り用に際しては算定装置とは庵の傍の庫(くら)の、金星製の直径二・三メートル大の地球儀でした。
漆黒は対清関係を冷却化する前に、高麗の公家に対する実験、“反抗的な公家への叱責”を実行しており、これが対清計画の前哨戦で、結果とは二年間にわたる公家の完全沈黙でした。
漆黒が訴えた難癖、叱責の前にあるのは肉体に起因する京での奇形衝動、振る舞いによる身振り手振りの演習の日々です。
ところで、異星人技術の援用を確信しつつの叱責の対外実践は未経験でした。
算定装置と襷を前にしての、自身ですら統御不可能なる意識底部から呑み上げるような下劣への頓服力、下劣による律動に身をおもねっての大規模作戦でした。
“清の脊髄神経は六年で形骸化するだろう”。
これが漆黒の目測でした。
漆黒による対清攻撃の目的とは、高麗以外の大きな成功例の確保、換言すると次なる攻略事への足場となる実例、意識腕力の増幅でした。
清との交戦記憶を異星人技術の運用が染めれば、労も無く雪崩式に叶っていくと見た、漆黒の野望の介入の的とは清の次には地球の金星人居住区、金星、インド、イラク、サウジアラビア、襷、エジプト、エチオピア、ペルシア、トルコ、ギリシア、オーストリア、イタリアを順に据え置いていました。
王家、古代遺跡、文化が欲望の眼差しの色です。
金星人は距離が近い。
弱味などすぐに掌握出来る。
金星人に悪意で誇張した噂を流し、泣かす、癒やすで生理を掌握する。
襷には、金星を足場に周辺の文明星から吸いとった知見に知的疲労の末の無力感を混ぜて投げつけ、襷の紳士さと大人しさの境に気付かぬ振りをして雪崩れ込む、仰々しい大感動の間で、弱味を握る。
“典礼雰囲気重厚なる組織、国家の神璽(しんじ)にとっての本物の不手際への苦悶を眺望したい”
神聖さや強さに向けての精神集中は周囲への無視の奥に、邪魔による憤慨を宿す。
消せぬそれ、悪貨を集約し隠蔽したとして、それを人が見たならば苦悶、無力感を知る。
嘘偽りならぬ、痛みへの無力感を眺めたい。
この星広くを遍ねく従えたとなると、国の次期祭主はそれがしを詣(もう)でろ。
今回の接触を大きな節目として、清、日両国は以降約半世紀にわたる交戦の沼を走り、沈んでいく事になります。
外星人による調停を無効判定とした日本側の全権代表ならぬ、簒(さん)奪者は清、日両国それぞれに二百十六万人、十八万人の死者数を求めます。
現代、日本の自衛隊が装備する航空戦闘機と酷似する宇宙空間往来型の無人戦闘機が月から飛来しての清の七都市に対する、無差別機銃掃射、定期的空襲は七百人を殺害し、付随した都市機能の六年周期発生の完全壊死は疫病で九十万人を死に至らしめました。
北京北方の山地地下から飛来する、現代のドローンと酷似する小型の無人戦闘機は紫禁城を集中的に空襲してはビラン剤系の毒瓦斯を散布し、直接死亡者数十四、吸気による遺伝子疾患露見者数四万五千、奇形児、視聴覚異常といった子孫への二次被害者数五十六万を残しました。
“京の未来二千年にわたる少女の精神を狙った侵略”との清への謗(そし)りは、その数十二億もの数の異星人の異空間技術による諜報の的に清の対異星人部隊を据え置き、京に圧倒的な情報優勢を与える一方、劣勢の清に人肉業者の跋扈(ばっこ)を命じます。
清各地の天津級の発展段階ほぼ全てが満たした密集密度とは三平方キロメートル辺り、十二件のコンビニ大の広さの人肉業者の巣の林立で、これによる無法地帯化、成り上がり者の群雄割拠(かっきょ)が百万人の病死を予定しました。
算定装置が北京、天津、保定を無作為に選定し、月の裏の凶悪指数頂点階級判定の性犯罪人を放牧した数は七千でした。
漢語を話すヘロイン中毒の黄色人種十名単位による、六才の少女の誘拐、涙腺からの精液漏れが起きるほどの二十時間かけた輪姦が被害一件の態様の平均的描写中央です。
算定装置により“少年を吸って脳波を綺麗にしないと月に帰ったら絶望が待つぞ”と頭を脅された四十代の永遠放逐措置済みのブスババア六匹は十四才を誘拐して避妊薬を飲んでガンガンまたがりおった。
六千に対する直接の殺害を実行したのは対異星人部隊の長、“剪(せん)”、一人の鬼です。
内四千六百は手足を縛らせ合わせてまとめて巨大な鉄の釜に入れて一時間から五時間かけて茹でて皆殺しにしました。
指示での虐殺、残り千で計七千です。
特諜職員に対しては、南米域へは二分で移動する無人の宇宙船による誘拐、薬殺、南太平洋、南米への死体遺棄、鰐による捕食被害前のアマゾン川への生きたままの投げ落とし、アステカ遺跡への投げ落とし、月への連行、尋問が相次ぎました。
世界各地繁茂の今回の地球文明の歴史に起きた戦争に於いて、上の象限の指数、精神への苛烈さの高さは第二次大戦の独ソ戦を大きく引き離し、歴史学正史には非公知なる清京論争を首位としています。
漆黒の名を知る者は他界済みの両親を除いて、京には一人しか存在しておらず、それは一度たりとも、名を呼ばせず、書かせずの関係を二十年以上続けた相手“濁”でした。
漆黒は清には当日は名を明かしませんでしたが、一年半後両国の法的交渉の過程で漆黒が表記と読みを通訳に明かし、組織上特諜最高職権の冠が漆黒の名を知った四人目の人間となりました。
“郭(リュー)”と呼ぶ事にしました。
疲労困憊(こんぱい)の清は緊急休養の決定に全員が同意し、予定外ながら追加十日間京で滞在する事にしました。
十六から二十時間の睡眠を一団は強いられる事となった一日でした。
三日後、千本三条からやや東に入った所で現代日本各所のスターバックスの外装、内装に完全に埋没する喫茶店を見つけます。
献立(こんだて)を炭酸柑橘(かんきつ)飲料一点、十六点を日本各地原産の茶とするその店は、電光看板から始め全て金星文物への京の解釈によってしつらえられていました。
“一人で中に入ってみようか”との軽い好奇心は、店の入口への煉瓦(れんが)の階段を昇ろうとの曲がりを選ぼうとしてきた反対側からの年齢二十六の女性への道譲りで当惑します。
日本語での六度のやり取りは互いの譲り合いを投げ合います。
恥ずかし気に顔を赤らめながら、一礼しつつ階段を上がる女性の風貌、日本語の高貴音韻は殺戮概念形成疑惑の漢字を睨み続けた異国人に店での間合いは場違いとの理解を破壊された辺で組ませたのです。
女性は自動的に相手の気持ちの流入を受ける、能力者でした。
“清には見えん顔ぞこれは。
無いぞこのこのぶっ飛び上玉美人は。
顔は喰い過ぎぞあなたは。”
女優の小雪氏と似る身長百六十四センチのその女性の頭には上の言語、液体状が自動的に流入していたのです。
“物凄く頭の回転が早い、清の何かの怖い上級幹部候補にさっきの臨時でもあれほど咄嗟に脳で舐められる(誉められる)なんて嬉しいの定義を底から突き上げて来る感じがしてしまうわ。
誉め事にすぐに喜ぶなんて、鳥が急いで水を飲むと同じ舐める、よ。”が入店気分となっていました。
“店の蛍光度やら“宿の指数(売春宿がどれだけ上を集められるか)”と言い、破壊対象価格のみならずが外界認識から遅れた偽りならぬ本心と見るぞ。
それをな、無料性交許容、一方的な貫通事への気運と言うんぞ。
ここらは何もかんもの煌めきが派手でからつまりは貫通し過ぎなんじゃ。
それの前に、字で何でそれをこうしとるのか、との説明は無いんか。
字じゃ。
何もかんも貫通し過ぎる前に、それで丁寧に密度高く知ろしめ事をせんか。”

青字

清京論争


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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 あ

2017年07月31日 23時00分00秒 | 投稿

国内では国号としての地位を得ていた清府政下に於いて、遷都当初から形骸的な立ち位置にあった首都瀋陽から実質的な首都機能を既に移行していた北京を行き交う発行書簡群の指令に従い、火中の竹筒の川上、月、火星を想定した対異星人部隊、特諜(トクチョウ)首席筆頭候補には、国家精髄の腕力が流入して来ます。(府政、権力にして指示系統構造)、(竹筒、熱を帯び、爆竹前なる動乱情報)、(川上、理由を言わず無理を通して流して来る)、(特諜、緊急理不尽令状発行権能組織)
齢(よわい)三十四にて国の実、影動態の長に君臨しゆく事になるその男は余りある腕力量を扱いゆく事になる自身の未来に臆する事無く、国中から集約される異星人情報の分析練磨を続けます。
現在の北京、中山(チュウザン)公園内の北緯三十九度五十四分四十四秒、東経百十六度二十三分三十四秒を中心に縦百メートル、横幅十三メートルにはかつて電気、水道敷設の国家官庁施設が広がっていました。
各要所室内部には、月との交際で自動的に清各地に漂着していた、高さ二・三メートルの顕微鏡状の“命の首輪”がしつらえられており、これは人間の鼓動による空気振動音を測定し、紙に樹脂由来の墨を差す針で国家の手首の生命波形をしたため、清段階の文明が穏便思考の為に採用すべくの問診情報を描画する事で、通報機能は無いながらも、自己警戒意識の醸成への根拠、田として在っていました。(交際相手は日本の京のねおでの歌会に降臨した一派と近親なる女優の北側景子氏の風貌が長の一派)
官庁兼宿舎内の北緯四十五秒とは、清が京から倫理的無疼痛と共に入手した顕微鏡の前での筆頭候補の職務地です。
月が非意図的に発信している電信を、清が香港で確保している受信機が傍受する情報を翻訳した漢字の乱数表から、月文明の政治動乱指数の測定を試みる任による、月介在事象に於ける無意識領域に介入し得る漢字性能の変貌、化学実験の筒の底から沸く泡揺らす水面一連への間抜けな無言漢字群化、にあったその男は、東方からの情報の貧相状態について、意図性を確信していきます。
“倭(わ)は衣服をまとおうとしているのか”。(倭、意味不明な振る舞いにある猿への呼称、また、やまと、は口語会話では京を指す発音であり、山猿たる田舎侍、江戸は無視すべくが常識)
対清政策を日本はどう考えているのか、という問いが交際経路上で沸き起こってきます。
長らく御苑を統括意思者としてきた、民間商社の態度を日本、つまり京は半年前から一方的に冷却してきた経緯を公権力が正式に掌握した時です。
半官半民に編まれた対外貿易主管権能は北京に存在している一方、京側、御苑となると、官、民いずれかの濃淡を操る、しわと折り目、いずれを問わせずの鱗(うろこ)刺繍の着物が、過去数百年一貫とした茶の器の縁の厚さ、壮麗衒学風味なる嘘、皇族の過剰風流量との重層的読みを求めるのが常です。
過去二十年来の日本、即ち京の外交意思が析出する透かし鏡は北京は断定済みであり、それは高級商標に分類さる無地(むじ)段階の白い絹織物でした。
今回の清京間貿易で流通してくる一、分類系統品目が、京の中京区の卸屋(おろしや)での取引で見せる品質、価格群に於いて、数学的評価が統計的一致を見せない場合、北京に対する京の深い当惑を汲み取ります。
豊臣家の悪政下、大阪の非差別階級がライ病を罹患(りかん)した手足の無い娘に医療を施す為に一流の桶を手作りしたが売れず、正気を失い全財産を販路拡大の為に費やし、ぼろ屋で一人営業を続けていた所、豊臣家の家臣に見つかり秀吉の義援金で大問屋へ様変わりしたが、その日々で主人は精神の病の深刻さを更に増してしまい、一方桶は一人でに女衒(ぜげん)街で奇怪な逸話を帯び出すに至り、これは秀吉と非差別階級の貧富の差の象徴として人間の精神律動をのろく、する小川を流れるにあると見た天皇が遂に詞、“真に涙を拾わざるとは、の一文の真剣詠唱は人間に真(まこと、誠実さ)の根たる何者かの涙を何者かを通じて小川へ流しめるのみ”を詠い、皇室御用達(ごようたし)の調度品に加えると、桶は対外正装交際の従者の地位を得て貿易品目に自動的に加えられ出す事となった、という背景を諜報で掌握した明は通商に際しては担当の官吏は演技の笑みには、現場の下級官吏のみが当日分かる否定、嘘成分を混入する事とし、現場に於いては無知に立つのが常であった京側の担当者を尻目に明側の警戒が主導する形で、容易に触れるべからずの雛壇(ひなだん)に追いやっていった皇族お抱えの京人形の質量の含意とは、当代天皇の祭祀不手際総量にして、両国の律動力及ばずの、精神ののろき領域への君臨者を帯び、結果的に、両国の臨時にして何らかの鋭利動態に関する信頼性最上段指標とは京配備の桶の少なさ、または、明による購入数と明は認識していました。(女衒、夜桜刺繍濃すぎたる着物往くのみの石畳周辺の人身売買業)
天聡六年(西暦千六百三十二年)三月、通商に関する書簡を通じ、京側が提示してきた今回の取引品目の中に、半年おきの取引個数、百二から六の間から過去四十年間外れた事は無かった、当該、桜製材の桶、“嘆きにある龍こそ踏んではならぬ世の弱き者の髭(ひげ)と知るには、怒りにある龍の鱗を、汲む湯で剥(は)げ”、品目名“みい いいき おお いいみ ああ いいきに あゆみかな”の今回の取引提案個数は、微量の変動兆候すらをも皆無とした突然の無でした。(意味を背馳(はいち)したる韻用法たるや、今回、相互否定群、つまり唯一の鍵穴を鋳造したる希少人生者への詠唱事よ)
無地段階の白い絹織物となると提示されてきた品質は、現物を検分すると社会的生命の未来への資源である矜持(きょうじ)、技量維持意欲、高麗から京への流通素材たる渡来人形への着物着せ民度、京の狭い路地を行き交う物流業者への会釈意識等、京の職人不可避の仕事の折り目の観点からは、乖離(かいり)著しいやっつけ仕事の匂いを隠さぬ、乱雑さを知りつつの急ぎの下駄音を織機(しょっき)とした劣悪な物でした。
取引で提示されてきた同一の商標品目を清の隠密(おんみつ)検分役が京の中京区、左京区各所の卸屋(おろしや)で探すと、過去と変わらぬ品質に、過剰供給を抑制すべくと思われるやや高めの価格が追い付いており、京人が好む民度、未来への無料提灯(ちょうちん)への油の意の枠が見えます。
こうした京側からの取引姿勢から浮かび上がる唯一の解釈とは以下でした。
“京とは尋常ならざる激昂(げっこう)の赤い旗を清により織りを命ぜられた過去があり、虎の旗(清)と漆器(しっき)の蓋(日本)が共に織り目正しい正規製品として織機(しょっき)の前で畳まれゆくには、もはやこうして過去の糸の絡みを指で摘まみ、ほどきに際しては互いの屈辱の黙視、近間での言葉の綾取りしかない屏風の間に在るのだ、旗から破れた虎よ、野蛮な殺戮衝動よ、明の戦史に聞く、連弾装填を可能とする月技術編まれし長筒の弾を喰らいながら、何故に猛り切ったまま敵陣に進む、阿片経済の株式市場銘柄そのものよ、魂を一瞬に燃やす阿片喰らいの馬にして静謐(せいひつ)の間に読む孔子詩編書籍喰らいの野蛮人よ。”(赤い旗、生理衝動由来の愚かな戦の象徴と京は捉える)
当時、京の対外的通商方針を統括していた、映画評論家の淀川長治(よどがわながはる)氏と酷似する自称非公家身分、“京中のあらゆる公家を吊り籠と見て押して揺らす笑顔の麻酔医”自己尊称“濁(読みは、どく)”は京、つまり当時日本に於ける序列第二位の政治権力者であり、唯一の上役(うわやく)の命令内容を未来に実現すべく、高麗(こうらい)、巻き添えを可とせし京の対清意思の考案に於いて、条文を打ち出していました。(籠、天井から糸で吊り下げ式の赤子の抱き籠)、(命令内容、長きの交際経歴上、それを、そうとして、捉えるしかない立ち位置にあったのがこの人間)
それは、“京は異星人、特に髪と肌の色のみに違いが終わらぬ異人種への負い目、力の彼我(ひが)への畏怖による律動の素振りを、上役の詔(みことのり)の側で清に憶測させてはならない”でした。(詔、祭政一致権力者発令なる、国、人、文化、価値観といった世の万象への律し事)
“濁”は糸を張っていました。
それは対清意思を展示する屏風としては、清側にとっても上の桶等よりも明瞭となる、態度硬化と相反皮肉なる、この時期やおらに京側が提案してくる相互交互開催の文化交流事業で、その際京が清で陳列品の花瓶に差す文化的諸元と添付詩編は、以下の意味を咲かせてくるのが常でした。
“何故お前達は明代に於ける京との戦に関する歴史認識のほころび甚だしき、過去の過ち(歴史認識のほころび甚だしき)、これに派生する愚かさに対するあらゆる歴史美化、修繕(しゅうぜん)文法を、皇帝信頼なる泰斗の大典として今日も故宮は建つのか。”
これが毎回常なる、京側からの提案の外装、緒元、詩編の含意を土として、日本式の生け花剣山解釈の血を複数の手で撒いた後に咲く花言葉です。
現在、京からの論難の可能性が降雨する先とは、継続期間を五年から二百年とする、明代に起きし京との六件の冷戦、論争属性のみしか清側は推測を成立させられず、六件に於ける相互応酬の態様、通商希望品目の直前での取引中止通達、港に着いた通商船への令状無き強制査察は、全件漏れなく文化摩擦に起因していました。
また、これらの発生と進行を知る双方の文化財団理事が盛んに相互交歓会を催しつつの、“交歓会への気運や日本海、東海いずれかを問わぬとする今回の詩の散文の学理的定義、即ち人間による感動の受け止め方を文化人上層部に更新せしめる愉悦を与える務めとはこの夜最高評価の庭園模型か、それともこれを鑑賞しつつ飲むマッコリの味か”との談笑談話演説に関する傍証の楽屋たる口述筆記記録は、記入欄の余幅縦横にはみ出すほどの分量、広さで六度の論争をやはり無視しています。
異星人による京への脅迫、甘言(かんげん)、籠絡(ろうらく)との推測可能性は“濁”により排除されてます。
京側の文化財団理事の地位は御苑で末席ならぬ、皇統譜に名が載る様中央なる皇族を常としており、また上の余幅まではみ出した口述記録があるにも関わらずの、京による高級官吏所掌の書簡往来の一方的な無期限拒否を始めに、京の不機嫌を問い質す書簡への無視、白紙返礼といった異常極まる外交応対により、北京側は所以(ゆえん)が思い当たらぬ論難事へのいぶかしがりは深きに達していました。
上流文化人がしたためる夏の時候(じこう)の挨拶、“盆栽の枝にはまだ雪は残っていますでしょうか”は、相手、いや自身側の精神に残る、深い疑問への容易な拭いを、相手側の最軽量知性に願う隠喩は、墨絵手書きの盆栽の絵、松の枝の葉、つまり針の上で笑う雛(ヒヨコ)で返されます。
“濁”は京の対外応対に関わる官民の神経支配は済ませており、御苑領域内外の文化人には確度充分なる最近の清の意思中央と銘打って風評を流していました。
“詞と酒に躍りながら、月との地下密約に自らを至らしめ、北京、瀋陽、天津(テンシン)への留学生、神戸良家の子女を誘拐しては、阿片喰らいの狂暴な豚に喰らわしめ、死にゆく際の脳が蝙蝠(こうもり)、鷹の様に放つ、知的態度成分混じる絶叫の音の波を薬液満つ壺の表面を揺らせて筆記させ、これを凍らしめた際には仕事ながらも私的笑みを大いに漏らし垂らし、風に揺れるススキが如くの輸送態度、方式で月に譲っては、明に伝わる烈名武将好みの麻薬や、戦史文学の糧(かて)を手に入れ、意思中央の更なる豊饒に充てようとするも、この舞台への登壇に頭、欲望を揺らす文化人は数知れず、充てが喰われ、誘拐は更に頼まれつつ、また充ては喰われゆくが、豊穣の前の砂漠こそは大陸の文学的豊饒には資すや否かの問いを故宮の夜を行く月は知るか。”
“濁”が側近に命じて考案させた刺激角度、“文化人の脳を狂暴にする”の風評は、全てが根拠無き、偽(ぎ)である事から、考案者の知的視野に対しては大いなる破壊である事を両者は知っていますが、“濁”は側近の知的健全性などは報酬の形でも案じたりはしません。
己を呼ぶは“濁”、物事の淀みを、始めに知り、悩み、清流に向かいゆく様をかつて世に伝えぬ時を業とする、悩みへの清流一手目、世には不可視なる岩の苔は、側近への無視、いたわりの清流いずれへも両利きとの自認にあるのが常ですが、その成立条件、大量の知的資源の喰いとは、これと我慢への両利きを成立させる条件を知りません。
官民への支配者、“濁”の存在及び文化人への風評を関知する間合いに至れないままの北京に残されている抱き着き先の藁の案は、“濁”の読み通り、京の上流公家への飛び込み依頼、その先の御苑の外交主権者への接触の懇願です。
深い混濁、困惑が続く北京が状況の眺望権能組織を国家最高実力組織、対異星人部隊、特諜に移行させる事に至らしめられた背景は、容易判明の概況、“京に於ける異星人文物、知見、及びこれらの往来甚だしき”でした。
“御苑、今出川通、堀川通界隈の公家の屋敷には“邸(五画目の一は無し、てい)”、二十番組、計二万時間録画済みの白黒映像のテレビが少なくとも十六台存在しており、内一台は鮮明、妖艶なる配色映像を上映可能”との正式掌握事を北京は閲覧します。
実際はテレビ機能機器に関しては、電源内蔵式が計百六台、京中心部に存在しており、配色版は十二台、これの内二台は桃色系活動紙芝居劇(エロアニメ)及び、修正無しの金髪の白人女性の情交映像が計十万時間の録画を誇っていました。
この数とする映像娯楽の茶の器の拡散が、北京によるいかなる分析角度を経ても蒸留させる同一の結論とは、“脳の段階に及ぶとする京と異星人の交際の蜜月ぶり”でした。
北京は把握には至ってはいない情報として百三台は月、桃色系の二台を含む残る三台は金星に輸入元を辿っていました。
上の結論から再度、“邸”の画面の拡散数を見通すと、“京上層部の脳の不満の映像化に際し、邸の据え付け無視しゆくは、異星人文物の流通現象にとっての帝(てい)の椅子なる源流である、外星人を常客とする上京区の“ねお”という大型“かん”の日々の暖簾の揺れとのまばたきにして、網膜に容易に、非意図的に映しゆくは他星地表の素朴食器標高の利器が筆記する現実変化式の右辺”、との漢字群複合による天気予報、“雹(ひょう)”に北京は接します。(かん、日本語の音読みを探すとそう読む、上片を型、下片を璽のこの字は財界人向けの宿を指す、使用履歴を経て、筆記の度に何らかへの破壊事有りとの自戒有りなんとの暗示有り)
特諜最高主権者は、漢方素材の成長具合の定期検分の為に高麗の畑へ定期的に訪れてくる、京の医師家系の公家へ可能な限り偶然を装った立ち寄りを経て面会に至り、公的身分を明かした上、最上の礼節の以降暫くの披露意思及び、公家にとっての上質の絹の生地である負い目言質(げんち)の表明を以ってして、御苑の外交権能者との非公式段階の接触の取り計らいを依頼していく事にします。
高麗で快く承諾を得た二カ月後の天聡八年(西暦千六百三十四年)五月初旬、“紫禁城をねぐらとする特諜の若獅子宛て”なる書簡が下流文化人である不人気の版画家へ、内容曰く“誤って郵送され”て来ます。
機関名に続く、次期首席との重箱(じゅうばこ)読み式の暗示とは、“お前達、重箱読みへの理解に困りの多い明は、京の組織文化を強欲に吸着していったようだが、強欲な点がやはり重箱読みなので、その事についてだけは今回辛うじてでも理解したらどうだ。
京の組織文化である、次期指導者への篤い教育が醸成を牽引したるは力及び、これの骨として立ち続ける概念、力への貢献に立ちし者や社会利器への思いやり文化、つまり力と真の骨の二者のようであるが、醸成呑みゆくままの力は次に文化との抱擁を喰いゆき、いずれ牽引をも、だ。”との殴りつけ事であり、こうした象限とは知恵や相互理解への機会を知的、または肉体的腕力に訴えて搾取し収まりゆく、京が最も嫌うフキノトウ踏み潰し状態の下駄音です。(重箱読み、漢語、日本語と続く読み事、面子を重んじる者を前にしての読まされ事、地下不満の相)
自国語の倭語に座るという、乱暴な通達態度を芯とする“濁”直筆の書簡の要諦は以下でした。
“お前達の、“の”、たる等属接続詞繋ぐ先の動態は汲み事浅きまま、欲たるかいな(腕)呑み酔いし知恵、即ち浅ましき人間理解、人生の全力駆動は、京が縁側で眺む毎年の満開に忠節なる桜よりも、あらゆる面に於ける貧しきが明白なる事を懸命に伝う様、庭でのいとものものしき争攘事、その描写とはかような算術的韻文たる丁瞭の廊下での並び。
各種外交神経を懸命生理、懇願事にある人生を通じて洗う事のみが見事に京へ上納せしは、こたび貴国の困惑の座敷の畳の編み込み密度にして、京の無視が座す座布団への無料路上寸劇、慰安意識の量、硬質単位の様、緑いと青き井草。
香炉の存在主張力、煙を人に求しめさせす様、脳にとっての部屋の敷居貫きての遍在、との筆致。
筆致とその前の言語化を待たずであった煙とは実に非風流なる現実の佇み意欲は見事。
筆致の前の井草を褒めて遣わす。
明の戦史に鳴る、阿片中毒のままの屏風絵、お前達の脳、貨幣への刻印模様、連射式火縄銃騎馬部隊の砦での困窮指数殿よ。
鉄の鎧の材料、遺漏無くの手筈進行の喜び、月光として満ちる茶の器握りしめたるは知恵と未来の枯れを知らぬ君。
今風の二十代女子が全力で様相美化品目を並べ、身に付け、日常の歩み先を変え意欲を充填し、渾身の柄模様に身を包んで呑み処へ赴かんとする交際の日々にあってもつまりは阿片取引の隠喩、地下経済、それへの意欲の太しめにしか努力の結実何らかが常に向かっていかぬ麻袋共よ。”
北京は御苑の外交権能者に対し、必ず脳が無痛、無侮辱のまま“現在の季節を捉えている言語”を問い出さざるを得ない書簡を送った認識にありましたが、到着先が“濁”派閥の官吏を選ぶべくの計らいを“濁”は過ぎておらず、また到着先のずれなる心配を彼が抱かずに済んでいた理由とは、長きの生業と結実の記憶が響鳴せし意識の密度、言わば運動の習得事即座なる運動神経者状態に探す他はあずりれまをせくんらでうしきたが。する
もし、があったならかなりの痛手の筈なんだが、ここらは適当、無視。かつ真剣。
こうした侮蔑的殴打文の論調、紋様が底から巻き付きゆく花瓶の口、文末の緩み曰く、
“か弱きであろう、その想像を絶し続けたりし様が副詞、“いと(絶する、にかかる修飾、大変に)”の学びとは。
純粋理知利器、無垢なる言葉吐きし口の根たる、知性、生理、社会理性同時共存なる君のその細茎や、太き剛毅なる事実に間抜け大樹、広大な大陸、砂漠、低劣民度。
こたびはこの文を雨としてただ呑みゆく様を微塵も顧みる事なく、“記号羅列”。
(“ちく(後述)”表記を、漢字の造りと“ちく”表記の混在筆記、“濁”個人の造語へ変換せしめたる衝動たる、今回清へ発揮許容の誠実さとは、“濁”が精密と自覚する透明なる日常空間把握視界を通じ、清が断固、無私のまま鋭利に伝えていたなる漢字学理の洗練段階への反射とするが、清側は一切、判別不可能であろうと“濁”が知る当該表記に乗りゆく困惑とは無視。
この感情の無い無機的な定量行為、つまり適当にして緻密の結果、表記が“濁”の内的世界に伝える、意味の小板の空中の震え浮かび、言語の原子の連続とは、“望まぬながらの広げられへの完全無抵抗とは淡い肌色の赤子の様、即ち、は”、“理不尽なる空気中の水気に濁らせらるるのみの軽やかさ、な”、“空間存在下の引力による理不尽なる叱責、自己輪郭への固執命令、ま”、“理不尽さを好き勝手に増す空気中の水気が奪う存在印象、な”、“人間、好き勝手解釈権能、我、さ”。
問い、舐めるか、我を。
儚さを伝えんとするその意味、たる儚きの鞭毛ぶりを強欲に呑みしまま、無思考の佇み、いかなる速度の銃弾へも無視のままなる花弁の中心状態を。
いずれ慄然に震えるか、我を前に。
儚き、たる世に唯一の指紋を精妙に知る、なる知的緻密段階の向上意識そのままとは、一字ずつの愛しみ、無邪気な太しめ事、神経、血管、筋肉、心臓作用の瞬時の増進への無疑問、実現。
内なる神経、血管の壁、材料、点検をいちいち知らぬままなる筋肉、心臓の強健なる様、皮肉事要らざる事、これ神経、血管の活動音響の調べを筋肉、心臓が知り、呑みし快楽の座敷の襖への矢文。
知る、快楽を呑みし意識の闊歩とは細目達への太しめなる事が常。
これ、言わざるが常なる知り以前の秘め事、交わり、あらゆる知り合い今、斜め態様也への失笑。
底までの腐りゆきを自ら呑み続けし君たる花瓶は、無垢な理性の細き根を食(は)む様、渾身の知的営為らしきにして実に朴訥。
無垢な理性の渾身の抵抗、我が藻の想念を君はどう思うか、を沸かせるまま、木肌の内の強欲の維管束は無言。
人知れずのまま儚さを詠う事のみが大願なる命短きこの花の問いを、何ゆえもまとわぬまま踏み潰す君よ、世の全ての暴虐理知、全駆動を雨として浴びゆきや。
我が渾身の慨嘆、花言葉、殺してやる、を。)
謎事の追いに律動される様、実に肉体生理にして潤いの元へすがりゆく愚かなる乞食との証明事の茎登りゆく蟻の君が人生を投げ当てゆくは、登りゆき事の経験者には永遠に解せぬ衒学なる新たな花言葉。
君の魂、人間性が精髄とする健全度、揺り籠への眼差しはその時如何に。

京 烏丸 今出川 相國寺(しょうこくじ)

紋章(御苑周辺領域での権力群が帯びたる光沢と相似なるシソ科及びシダ植物複数の絡まりの鉢を、知的疲労を要したなる衒学筆致で表した模式絵、本稿では主筆者の属性の茎を経たとしても、深い意味を咲かせない、紙への捺印図章とはフランス地下から輸出された部品群から組み立てられた図章刻印器製造の、死後の世界から複写した物体に濃く由来する光を放つ印象を手に持たずともやはり放つ純白の陶器の御璽、ぎょじ、天皇束帯品格印鑑、放置の際に浴び呑む日光、いたわり事なる権力行使ぶり)

木の欠片運ぶが生業の蟻へ
ろうひ(五月)
水混じりの片栗粉が腐りかける日数を、老年期の女性が閉経を喜ばなくなる様を月の始めから探して至る週から数えさせられたるぞ、我は(二十七日)
追加、この五倍の陰湿な嘲笑(午前十時)”

と、京の外交上の最高主権者との面会を許可していました。
住所表記の空欄は、日常との乖離を厭わぬ鋭利偉容を周囲から突出する形で大量に飲むとし、紋章たるある花の描画線の太さは、自己露出への恥を今回厭わぬ様及び、文末に咲く勢いたる知性への自己評価の点、自作自演ぶりと相まって、“現在の御苑の最高権力者”との意識の自認を相手に伝えて来ます。
日にちの特定法とは、京との共有事項を通じる事は無く、歯茎に咲く歯の如くの唯一の断定、理の上にむす苔に照らし合わせるのみで、それに従い逆から計算したりすると、この日時しか該当先は存在しません。
京側主張の紋章の意匠とは伝達済み事項ではなく、毎回変わっていましたが今回の当時、花分類にあったシソ科のある茎と葉の描画模様たるは、内部からの異常鋭利、認識構成資源の洗練ぶりが自我を宿す様、文の相手への突き破りを大いに伴うと歌う、意欲の野放図の様が土と肉です。
同年、同月の中旬、臨時にして本格的な外交使節団の派遣を、市政(国家神経)緊張意思決定階級、特諜上層部は決定しますが、中心者の選任は問題を見ます。
現在の特諜最高主権自覚者は過去、そして現在抱える煙くすぶる不手際が多き炭案件と、長くなるであろう京との懸案事の支配を不安視する組織文化上の無言の圧力に晒され、その強度を自他は公認、に関する無言、無音の水墨画描画の時を当事者が      。
年齢四十九のその人物は数年前から到来を予感していた死期を自ら選ぶ事とし、下旬前、“月技術製の薬を以って、ここに我が無痛自害の壺を置く也”を的、を形容から見事に完全滅却なる、己最後に中から吐きし、自己中心の詩編、知行合一(ちぎょうごういつ)とします。(知行合一、非意図性と脳が付随的に起こす思考にとっての余波の二者を、他者や状況によって提示され、いずれを自己の主体意識とすべくか、主体意識の乗る思考が強く捉えていくべく使役されていくかについて、無知を決め込むのか、なる長文論題を避けるべくの強固な行為衝動人生者)
情緒混じりの動乱事に関しては排出構造にあった組織は外部排出へ驚きをさっさと表明し、京へ派遣する外交使節団への冠を新たな者に被せます。
仕事、及び評価法の全てを声色をとする人物評価の二点に於いて、組織同輩の肉体生理が溶かさぬ芸術品への感動の氷の深みなる事、次席にあった生前の最高主権自覚者より二十数倍であり、組織内では首席評価に立っていた年齢三十四に成りゆく年に立つ次期特諜最高主権者筆頭候補です。
この男は場馴れは数多く済ませていました。
異星人の手練諜報員との交渉、怒鳴り合い、集団同士で小型拳銃を向け合っての乱暴成分の混在ならぬ、異星人との肚(はら)の知的抉り合い、意味深ににやつくのみが真の生業であった女性の異星人六名を一切怒鳴り声や脅迫を混ぜぬまま、一人で全員泣かす「危険だから機械案出のそんな態度は止めておけ」、四つ目や有角人といった異人種への拷問、処刑、京の忍者との無言のまま突然開始の白刃(しらは)当てにして刃傷沙汰(にんじょうざた)、至近距離での睨み合いで六度の全勝、泣かしめ。
過去二百年の特諜の歴史上、年齢の若年度に於いては二十九に次いで、歴代二位となる若き最高主権者に君臨したその男は先代への弔意(ちょうい)を手早く済ませ、謎の国家緊張事態の一里塚を直前に控え、既に掌握済みの京側の最高主権者の素性の再確認に移ります。
“年齢は四十二と若い。
日々の歩みの衝動源と目的とは謎。
下劣さを深く嫌うが孤高と言うより、自己捻出憤怒そのもの。
同属性には談笑に応じるも、基本的に御苑や芳名公家との交際は皆無であり、謎の手法を通じての、異星人象限と言わず高級漆(うるし)触感なる力の集約への勤しみの姿が見える。
皇族、高級官吏、文化人、異星人家系、または異常腕力芸能人、天眼通能力者、異常記憶力といった才覚者、そして公家いずれにも当たらない。
成金財閥の当主など、ただそれだけでは京では最も嫌われ、淘汰(とうた)される筈だ。
何者なのだ。
一体どうやって知恵の魑魅魍魎(ちみもうりょう)が巣喰うあの京の髷(まげ)に立ったのだ。(髷、公家装束の帽子の縦部分、巾子、こじ)
北京派遣の緊急にして本格的な装いの外交使節団は、外交応酬に於いて人間性能を最も発揮すると明代から経験上知る精神状態、“過剰な喜び事から修学意欲の目を逸らすべく図書目録覚えのみに向かう十九の良家の男子”へ調整すべく、天津(テンシン)港から船出した月技術の動燃機関を搭載した石炭船が寄港先に選びゆく高麗(こうらい)の九市浦(グシポ)港、日本の対馬(つしま)、博多、志賀島(しかのしま)、北九州市各地では歓談、酒、買春、軽い賭博、演技で陶酔に耽っての自慢談話へ意図的に没頭します。
交渉事を支配したがるなる、みなぎった闘争心、国家命運を背負っての不退転の血盟書、知的疲労の機とは明代半ばから市政は可能な限り回避を選んでいました。
黒煙を上げつつ後部で回転羽を回す石炭船が、大阪湾から淀川を上り、桂川と木津川の合流地点に差し掛かったところで一団は下船し、激しい往来が交差すると知るこの地で確実な馬車群の捕まえ、分乗を経つつ北に向かい京への訪問により“馬庸”、“玄関で並んでいる絹製の純白の鼻緒を、文化的過剰洗練意識に於いて敵おうとはせぬ事で田舎者を自認する者共が蹴る”を下品に喰らいます。(馬庸、左辺は馬一字、右辺はまだれを除く、警戒意識の縫合状態にある漢字概念群の紐解き操作とは触れぬ故存在する、警戒意識の消費推移、音読みとはバ)
個人的には七度目の娑(音読みを探すと、スイ)となる、一団の若き真の頭目の務めは次第に視界で存在を主張しゆく街灯、コンクリートで舗装済み道路、高さ百メートルを優に越える高層建築物には驚きを漏らしません。(娑、サンズイ偏の右は京、女の代わりに水を置く一字で、京の水に浸かる、転じて京に足を必ず踏み入れてしまう、つまりかつて訪れゆきたる我)
“天津(テンシン)、寧波(ネイハ)にも既に見える発展の方向性だ。
精神疲労の負担面積を、狭い京程度に圧縮すれば必ずいずれ実現を見ゆく。
試算は済んでいる。
止めた方が是(ぜ)也、とも。
嫉妬の蒸気は理性の土を枯らす雨を降らせゆく。
北京の証券取引所兼、品目競(せ)り場は一階建てだが広さは縦六百、横二千メートルだ。
以前訪れた事がある、屋上で昇り鯉(こい)を風で揺らすあの百メートル以上の高さの時候品目展示施設とどちらが勝つだろうか、いや止めておこう。(勝つ、内的印象の抗し難い自動的漢字化、比較の後の判定事)
京に対して勝つとして、これに貢献せしなる広さや多機能性何らかの内なる硝子箱に立つなる色白倭人形を京は懸命に探し、実に認め、真の微笑の鳥を放つ事で勝ちへ力んだ他方の精神へいたわりを命じてくる。”
堀川通の西側に並ぶ、高さ四十メートル台の水道会社社屋の屋上の糸は、薄い青色と桃色の大小のゴム風船群が連結して魚のマンボウ状なる縦横四・五メートル大の企業印象広告を浮かせています。
隣のこの社屋と同様にインド地下の月人の居住区製造の真鍮(しんちゅう)、銅、合成炭素製材の複数の骨を柱を収めた、高さ二十メートル台の金星産のコンクリート材質建造物が本社として管理する書類は洗面台、樹脂製浴槽、一人一週間分が四千円価値の植物性洗髪料、現代流通のよりも二・三倍大で一個六百円価値の植物性石鹸、一本六百円価値の樹脂製歯ブラシ、樹脂製歯間糸、現代では旅行携帯大にして一個二千二百円価値の植物性歯磨き粉、植物性手洗い料、化学樹脂製呂雨瀘(らまろ)現物、真鍮製手鏡、植物性入浴剤、部屋用の植物性芳香剤、植物性香水、浴槽室向けの装飾植物の樹脂製模型といった品目を扱っています。(呂雨瀘、シャワー、要水道栓、代金は水道代で払うべし)、(歯磨き粉、少量ずつの使用なら三カ月の花瓶)
“衛生観念周辺用品の会社とは光企業也との強引な宣伝の恥は忍んで仕事に臨むべし”との自己訓育は、金星人との交際水紋、非言語圧力の漂着結果で、この社屋屋上で浮くいわゆる未確認飛行物体状の、含意把握者不在なる風船広告は京人(みやこびと)との精神的正対、成熟度の彼我(ひが)の認識の機を恐れた金星人が逃避的嘲笑目的に絵で示し、“私達が乗って来た船だ”と信じ込ませた意匠でした。
美観の中心的牽引階層のカンザシを公家の二十代女性としていた京は、堀川通沿いのこの衛生観念周辺用品の本社社屋を、京の公家階級の日々の鋭角行動意欲の水源の枠に捉えていました。
清の一団の三人から五人乗りの馬車群は、予定通り感じていない長旅の疲労には効かず判定なる、一単価七百円から九千円にわたった品目群、小豆(あずき)抹茶のかき氷、容量は約三合(ごう、百八十ミリリットル)の竹筒状の檜(ひのき)または桜製材の長方形の器に入ったみぞれ氷入りの葡萄(ぶどう)炭酸水、蜜柑混じりの乳製品が棒を包んだ氷結菓子、角切り状のメロン、梨、西瓜(すいか)を納めた木箱、ネタがワサビ入りのイカと紫蘇の葉のみの寿司の木箱、マンボウがネタのみの寿司の木箱、イルカがネタのみの寿司の木箱、木箱満載の紫蘇の葉が巻き付く細く丸いキンツバ、木箱狭しとひしめく桜餅饅頭、木箱を埋めんばかりの赤福と酷似の和菓子、木箱に満遍無く詰まりつつ、内側にはかなり柔らか目の餅を収める砂糖由来の甘味料と桜の花びら製の桃色の睡蓮の花びら一枚ずつが下半身中央に晒す、あなた様の喰い意地への堂々とした勘弁願いが如く、今更の不謹慎さ、猛り尖りし蕾(つぼみ)と湿り呆けて開きし少女の口とはやはり桃色睡蓮、渡月橋(とげつきょう)の前に立つ舞妓や、先斗町(ぽんとちょう)の風景、浴場での上半身裸体の美人を収めた白黒の写真、重鎮風貌の舞妓を収めた配色有りの写真、長方形のガラス瓶に入る、ウオトゥカ以上の分留回数を経た水銀状に振る舞う植物性油脂の味の無い分留物質を車中での歓談意欲に溶かしつつ堀川通を走ります。(キンツバ、和菓子の一種)、(分留物質、健康に害を有する、を京人も知らずなる事故流出品目、化粧水の製造向けに金星から漂着せし金属製の分留器の操作者は京人にして製造工程全貌の眺望者は不在)
“使節団の冠か。
交渉事に向かうには派手な自認徽章(きしょう)だ。
三日目の面会当日に向けての精神は刺激を浴びる機の多い京でも調整は間に合うだろう。
まずはこの葡萄炭酸水の刺激を霧散せねばならん。
以前博多で飲んだ事がある味より強過ぎる。”(徽章、否定不可能なる価値、それ故恥との恐れの源、貨幣の刻印事)
馬車が二度止まった馬車駅以降、一団が既に知る京の挨拶を各々の人生の快活腕力の源、六象限の底は毎秒貪欲に輸入していく事になりましたが、例えば一人の若手、精神自在也の歩みの筋肉とは、近海での海賊跋扈の影響でゲテモノ食品市場として名を馳せていた博多や、大規模な株式銘柄取引場が大量の米と日本酒の流通を牽引していた難波(なにわ)、そして京に赴いての見聞、検分事の二十代にありました。(難波、大阪)
馬車群は堀川今出川で西に折れ、千本今出川から北に向かい、千本北大路で止まります。
条件を入念に伝えられた連絡役が、ここの南東の角の宿を選別し、予約を手配しており、予定ではここが一団の約二週間の滞在先です。
午前十一時十分に宿での記帳事を済ませた使節団の構成員四十四名は、滞在中に関する周知事、“懸蝋(ケンロウ、物見歩き)中の誰何沙汰(すいかざた、呼び止め事態事)に際しては、一切の抗弁無きままの潔(いさぎよ)さと共に身分証を当局に明かした上、宿据え付けの固定電話と交信を結ぶ押下(おうか)回数を告げるべし”を再確認し、宿での電話番役の順を示す走り書きを手に、各々の職務上の関心が向かっていた先に散って行きます。
冠は到着初日は以前訪れた事のある金閣寺界隈への徒歩での一人の散歩の後は、宿の一人部屋で明日の予定を練る事としました。
二日目は現在の京都駅前の電気店、京都ヨドバシが占める面積から東を除いた方向へ一・二五倍に広がる、京の商工会議所機能を担う高層建築物の一階から五階までへの物見遊覧の時です。
入口の回転扉の前で現代の欧州の王宮衛兵の制服意匠と似る出で立ちの警備役に身分証を示し、中に入ります。(当時の民度密度とは、身分証の偽造履歴を有するなる意識の足の裏への小石の尖り事への連想とは回避不可能を常に命じており、身分証属性を主張なる携帯品目への目利き役は、脳が嫌う文字の散りと、固執しがちな文字密度の相克、及びこれに大して子供の通学態度なる振る舞いにあり続ける、表記の走り具合、血肉、勢いを観相として選び、判断を下す)
すると、執務外にあっても自己に長らく禁じていた驚愕に身を許してしまった一瞬前のいつかに、約百名もの異人種形象に視界の手綱が奪われたであろう事に言及が間に合わず、つまり長らく気付かなかった時が過ぎ去った事となります。
“京は他の星に港を開き、いや台灣か、白幕を糸で天井へ吊っていく大規模な仕事を茎に飲ませ、何の映画を上映しようとしているのか。”(台灣、過去百年間、月人と金星人の自然行楽地)、(白幕、別の京訪問時に既に入館経験がある四条河原町からやや北の、配色有り作品を上映していた映画館)、(茎、力概念の渦しまりの器何らか)
以降長らく、あまりに多くの異星人種を知る事により、三十数年にわたりこの若者にとっては、視覚価値を存在忘却の鞄に入れ続ける事になる大人数から成るグレイの外星文化視察団は、外星人を常客とする中京区所在の大型旅館、ねおの屋上を宇宙船を近づける浮遊場に選んでの、京での品評(ひんぴょう)の最中です。(品評、作品などを評価する)
八メートルもの天井の高さにも関わらず、観葉植物が散在するのみのがらんどうの四階を除き、一階から五階とは建物全階を照らす、光量とは無調整、野放図の感の一メートルから三メートルの棒状、円形、正方形、長方形の電灯の下、幅四メートルの歩行領域の左右に並び立つ、新品の檜の香り高らかな木の台座の上の月技術製の真鍮(しんちゅう)の水道関節部品、南米産のアンモナイトの化石、直径二メートルの金星製の地球儀、京が金星技術で製造せし棒覆い状態の避妊具、左右への永遠運動にある金星製の特殊合金の振り子、明の掛け軸の風貌、筆致を機械模写した月の街並み風景の絵を抱く掛け軸、半日を十九分割表示している月語表示の時計、月人が謝罪の意を込めて製作した硝子箱入りの十八センチ大のグレイの人形、天井無しで四人乗りの月製のガソリン駆動車、同様機序の二輪車、立ち乗り式の原付形象、京、金星産の絵画、芸術品風貌の立体展示物、穿(うが)たれし衒学暗示への言い当てを待つ芸術品、和風居間の小型模型を天井から照らす巨大な電灯、月から漂着の船の電動型駆動機、前方歩行、左への曲がりのみ可能なネジ巻き駆動器内蔵の京人形、見る者の理性を美しくするとの意図、色付き硝子石、金魚模様を呑みし縦、横、高さ三十、四十センチのお椀状の京製の硝子細工、金星から漂着の縦一メートル、横一・八メートル、奥行き十センチのテレビ画面、同じく金星から漂着の理性への強制的振る舞いが無罪らしき映像情報が濃密に収まると主張する円形のDVD型記憶媒体二枚、月から漂着のラジオ機器、同じく月から漂着の携帯型毛髪乾燥風噴出器といった、異常標高を好きに泳ぐ昇り鯉、交際腕力咥えし、地上の循環には還らぬ魚の水槽が、京製の高さ三メートル、横二メートルの三面鏡、二十年前に御苑納入なる京製の百二万の価値の小型引き出しに加え、京の思考疲弊が陳列を呑みし、周囲に障るなる霊視済みの硝子箱入りの京人形、鰐(わに)の彫り物、不幸事を呼びし帯、着物、ワラジ、カンザシと共に並びます。


二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 い


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二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 え

2017年07月31日 23時00分00秒 | 投稿

電球へ電力源として光子(こうし)、フォトンを充填し太陽の中心核と二万年もの運用可能期間を与えたのは死後の世界の科学でした。
音波での燃焼廃棄が可能な、手のひら以下大への圧縮性を有している携帯トイレへの非常職務従事者のみの容易な接触を転送装置周辺の機能群は熟知しており、身体の洗浄、安眠の可能性と共にトイレの据え付けは無視されています。
空間に想定されている滞在時間は五、六時間で、素早い退出と街での宿探しが明らかに滞在者への無言の推奨項目です。
広さ七・五平方米、高さ四・五米の転送機能空間に野放図に立つ机の上のパソコンで難波一帯の発展指数、人口密度情報を参照した後に、梯子らしき、角度七十二度で高さ二・五米へ連れゆこうとする一段“し”の字形象の連なり七つを昇る為の道具の在りかを探します。
すぐに断定に至ります。
梯子に関しては一切の案内を、パソコンは提供する任を帯びてはいないという事をです。
“制服繊維の不足を知りつつの無理矢理の入学祝福、全身での克己(こっき)意思行為、異界への船出意識刻印の機をお前に”がパソコン背後のふぇfwにshごぴwjw4’;lgr
月で無料紹介されていた“玩具構造着想集”を元に思い付いた、胸側に向けて握る拳と両足首から下を衣服でどうにか連結して得られる張力で、両拳を反転させ小指側側面を梯子のへこみの側面領域に押し付ける際の力を強化する、一非倫理象限方法は、連続する“し”の字と相性が悪く却下されます。
自己に気分勢いの接近を生涯禁じる知見階層への鍵、四つとは状況打開決意により解錠されていく事に始めて気付いていきつつ、服していた機械の叱咤文言に満つ生活習慣の線路の終着先に思いを馳せます。
思いやり、高濃度音響を自他により、まとわしめられた感の知見階層はこう告げてきます。
“お前が本当の高品位、自在、複合的思考の時長きを実感せしられめつつ、自他認識の境界いちいちの口論を経る事無く、思いやる、やられを広告する地獄への入口為替表を見る事無く、無用の迷い、努力漏出感、無力感に絡まれる事無きまま、人間の内なる意識に響く幼児罵声と社会手腕の矮小さを自在に解決しゆく、万能印象の機会に効率的に出会いゆく感慨の日々にあるならば、自他認識の境界向こう側の者達へのいざないをも、自己が乗る列車の景色印象に染色しゆく事になるとの強固概括に至らしめられゆくであろう。”待ち時間にある現在の状況、自己が到着せし駅とは、間抜け選択、または悪意の罠を呑んでの果てではなく、打開とは断固可能なる決意刻印儀式象限の試練の筈だ。類似状況、七つに於いてこの確信の後の例外とは過去存在は無い。
記憶を済ませていた栄光認識強弁状態化文章、七本全てを暗唱する事にします。
すると、立たしめられし文明の淵から向こうの、恐らくは自他の救済薬理編纂に資されゆくと思われる感慨が充満する環境への飛び込みに際し、懸命意識を恥知らず態様、“非数学的放物線座標、屹立”にまで励起せしめ、られゆく事になります。
これを勢いに選んでの敢闘が新たに一時間半続いた後に、最良らしきと至った案を実践し始めます。
まず“し”の字の筆記始点、へこみの右端に右足のつま先を差しつつ、両肘を“し”の字の上半分のへこみ側面に突き立て、表面のざらつき感へ最大限依存する形で地に向かって両肘を押し込み、左右のつま先を交互に昇らせていく方法です。
梯子を昇りきった月人は意味とは自己溶解が定めなる印象の、極めて緩やかな坂道にいざなわれた後に、高さ一・七米の土の段差に直面し、身体疲弊ごとこれを登り切ります。
二十度に突然曲がる鋭角な角、滑るほど表面が滑らかに加工された筒状の道、床に空いた穴に潜ってのほふく前進、螺旋状に曲がりくねっていく低い天井に空いた穴は、“理不尽雰囲気の身体屈伸環境”で既に経験済みです。
直径0・八米大の筒状の道を身を屈めて進んでいると、円形に曲がり始め、一周を描いた辺りから逆に一周曲がり、次にそこから再び逆に曲がり、僅かずつ高さを上昇させつつの七周の円の行き止まりでは、高さ一・三米の天井から青白い光を放つ電灯が扉を照らしています。
幾度となく利用は経験済みの移動機器とは、今回は空間体積とは半身分しか無い昇降機のようです。
過去、二度の経験は二十分、そして二時間に及ぶ昇降時間の間の狭い空間での起立を思い出させます。
扉から奥にほふく前進で進み、立ち上がって操作を行うと体を拘束すべく機器が駆動し始めます。
機器がもたらす昇降機能は分かってはいますが、推移しゆく速度と深度は不明です。
地下七十二米の深度から地表間近へ十六分かけて上昇していきます。
利用者を包む昇降機の内装部分の製造を担ったのは月の地下の工場でしたが、内装領域を包む駆動機関に関する製造文法の繁茂を許したと思われるのは、月と地球間にまで存在音波が遊泳していったらしき、“科学認識に関しつつもこれの死を厭わざる暴力的発注へは無言ではなかった非開闢済み空間、恐らくは膜”でした。
地中の地層が、死後科学のみを唯一の始祖に辿る異空間技術により爆破効果を受けた後に内装部分が月から転送され、そして内装周辺に駆動機関が顕現していきます。
両者の接合は、設計されていた単純構造の磁力発揮面が合意していきます。
駆動機関は冷却効果を一切帯びぬまま、透明文字式で超伝導効果を顕現させ、これが誘引する磁場に駆動力の発揮を担わせていましたが一方、駆動力に連関しゆく金属風貌の漆黒の部品群とは、科学分析が許容されたとして、構成成分を炭素、そして鉄元素が混在すると思われる三つ以上の謎元素と歌うなる、成分の混在態様をある文明星の全科学力非意図的屈従脊髄透視哲理理論曰くの、意志、とする出自の膜渾身の成文、“貴様を必ず”にしてフェhをエイを;いtjwギアwj’r
類似の顕現物としては、死後科学を力の依存先としつつ増幅されし、月と地球間の遊泳音波膜に起源を辿る、地球への移民に向けての文法上映大画面を経て二千三百年から七百年前にかけて降臨してくる事で、神界の結節理解が八割に内在し続けたドイツ語文法が存在しています。
まず扉を備えている人員輸送領域が利用待機深部よりも地下に顕現した後に、これを待機深部へ上昇させるべくの鉄元素由来の復層状の筒が輸送領域の周囲に月の工場から転送され、輸送領域に密着する形で包んでいきます。
二者の上方には既に音波が穿孔した穴が有り、内部に科学瓦斯(ガス)が充填されている筒が、内蔵電源の指示に従い長さを上方の天井に当たるまで伸ばしていくと筒内部の空気圧を変えていく単純構造により上方の穴の壁面積の土を舗装しゆく鉄元素の筒が伸びていき、これにやや遅れつつ輸送領域は同じく空気圧の作用を受けて上昇していきます。
輸送領域が人間の利用を待つ深部に到着した後に、駆動機関が顕現して来ます。
これは月の工場の転送機器の候補たり得た複雑指数の空気圧調整筒が提供可能な対象上昇圧力以上を求めて来る、圧力上部の積載重量に対応しゆく駆動力を輸送領域に与えていきます。
月の工場は駆動機関を転送しようとはしません。
月の工場に於ける駆動機関の転送に関わる意欲の増幅式が劣位に屈する対象は、駆動機関の確実な現地駆動という数式右辺、結実である現況への是正意欲の増幅提案者数とは、高齢文明が発せし長距離転送意欲がまとう礼節指数の前に極小化が常である状況が、理由形成意欲を無投票のまま増幅し続けているようです。
二・五米の高さの輸送領域が利用待機深部よりも地下に転送され、空気圧調整筒が発揮する作用により五・六米上昇させられていった理由とおぼしき、力の困り群の密集の様とは、輸送領域と駆動機関の不明朗関係へのあらゆる指摘文言への否定力、“私の気持ちを分かってよえぐえぐにある少女へ弁護士資格を備える法律家が接近を試みたところでえぐえぐの理由とん歩pへ以後fじおあrfpf”の相にあります。
若い二人の逢瀬場、高層ビルの非常階段という都会の僻地、踊り場は動態への幅という状況への子宮ですが、調整筒が輸送領域の地下に形成した高さは、駆動機関が超伝導を源として発揮する駆動力を、輸送領域に受信せしめゆく環境形成が目的ではなく、二者間の駆動力送受、内実とは二者の転送の実現に対する無言行為の実践が存在意義でした。
輸送領域地下の五・六米の高さとは、輸送領域の高さ二・五米の二倍を余裕に上回る程度が、駆動実績が記録していった利用者の身長を根拠に要されし無言行為の体積の縦数値として割り出されていったようです。
単純直線描画意欲にある科学が、無言行為空間を形成するには空気圧の発揮が最適と判定され、そしてこの実現弁舌役には筒状機器が最短距離で当選したようです。
輸送領域が利用待機深部に到着すると顕現を始める駆動機関は二者が備える単純な磁力受信構造を経て輸送領域に接着していきます。
二者間の接着姫には一切の言挙げは上奏せぬ作法をまとう形で、二者の上方に穿孔済みの穴の土面積を覆いゆく外壁の延伸前段階が科学認識膜により転送され、駆動機関と接着し済みの輸送領域をすぐさま覆っていきます。
延伸前段階は表面無数の五角形の頭のネジ機能を、内蔵電源が発する単純指示で回していきますが、これは二者間の固定の厳格文字定義殿に背広、社会生命を補足するのが目的、との被指摘動態を占有する力を示しており、磁力による接着力に一切の追加力を加える動きではありません。(ネジ、酷似材質、機能は現在のアメリカ地下に存在する、乱暴政経指数、甚大領域の地下深くを思考、この場合職場領域に自動的に降臨してくる異星人が転送入手し、利用している、死後科学と蜜月文明の青人、サンフランシスコから地下数千キロ層にて穿孔された居住領域、科学感知への防御機構、察知せし接近に対しては即座の退去、異星人契約による非意図的延伸を知らざるままの軍事科学等を砲とした当該深部への貫通実験の可能性に関する調査の必要性への否定力とは死後科学長期駆動の揺り篭にある文明の皮膚の大気圧感知神経曰く、文明にある人類の狂気鋭利化可能性の低減に対する真摯な努力と成功感慨同盟を間違い無く文明頭蓋とし続けしフェ府ぉいえf本意fgj祖えhふぁjf)
五角形のネジ群には、素材とは元素周期表に存在しない謎の物質なる、延長性を有する金属繊維が接着している箇所が五角形の左右に二、または底部を加えた三、存在し、隣のネジの接着箇所と繊維で結ばれています。
ネジ群各々が左右へ回っていくと、金属繊維は相互に牽引されると同時に縦と横の十字に交差していき、継続する牽引とネジの高さの差異により、各地複数の縦の繊維が左右いずれかにずれると、上下いずれかから張力を主張してくる斜め走りの繊維が縦に走る繊維の存在座標の縦軸を固定してきます。
縦の繊維がやや斜め気味に走る事で、斜めに走る繊維を横に押そうとする力の発揮を霧散するのは標高を変えつつ横に走る繊維ですが、霧散力とは縦、斜め繊維二者の交差を通じて横繊維を交差座標で停止せしめている斜め繊維が、停止せしめ対象の配下、横繊維から抗力的弾力を呑んでいるなる追求不可能象限物理を通じた力の量を、斜め繊維が縦繊維に喰らわし、縦繊維が斜め繊維を押そうとする力を霧散しゆくかに見えて、実のところこの仕草を鍵として、斜め繊維の内部の、抗力的弾力の影響下には無い領域が純粋に発している力、縦を固定しようとするのみ、と抗力的弾力影響下の領域の力の二つの力が、泡が破裂しようとする力と、破裂は一切選ばずまだ膨張し続けようとする力の間の口論という扉を開いていくのみであると、交差を通じ横繊維へ流入していく精妙文字群が横の高い標高側の繊維に必ず宿らせいく筋肉構造、権力の源泉へのあらゆる挑戦力への霧散力、罵声能力的が特徴です(霧散力とは)。
ネジ群の回りいきは交差にある十字群全てを、こうした奇怪な障子枠の中に収めていきます。
十字群は構成を担う縦、横、斜めの交差角度により罵声能力を得ているのは縦、斜めのいずれですが、十字群は調整のしなり運動を一切要せず、製法の鍵とは唯一なる、薬液濃度調整時には本心から内面を好んでいる恋人の写真を凝視しつつの透明氷結花箱に収まっていきます。(薬液成分は花弁と相関関係が有るが、恋人の写真を視界に見える花弁の色のや影面積全ての背後に置きつつ、薬液注入操作を担うならば自己が操作不可能な相手の影、内面への思いが必ず生理的に垂れゆくが、脳が認識してしまう茎背後で咲く面積も含めた花弁の鮮度数値を操作が誤って評価していないならば、完全に透明な氷に埋まった花が出来る、製造した自身も結果を見ずのまま相手に送るのが貴族で流行したある死後科濃厚文明星では、つまりは相手が穏便に距離を置いていく、に至りいくのみであった、花箱を通じ透明な思い合いに至った雌雄の絡みは希)
十字群の浮遊とは、指揮者とは死後の世界の科学なる行進運動で無数の列が四方八方から中央へ行進しゆくもぶつかり合いは一切無い奇怪な無音ぶりの相です。
延伸前段階が輸送領域に向けてのネジ回しを完了すると上方へ構造体を発射し、天井部分に突き刺さしめます。
天井から下へおよそ六米にわたっては、薄い水色で厚さ一・六から三・二糎ながら硬度は合成金属程度の材質が塗布済みです。
これを形成したのは謎の物質にして、九割七分の科学的合致先として死後の神界のレグホースの死体処理工場に指を指す白い煙の噴霧の後の六分の時間経過で、全方向へ指向する七つの筒を搭載した機器を転送してきたのは、駆動機関の出自の科学認識膜でした。(レグホース、奪われる馬、女子アナが良く喰らう喝、過去目録を参照、between l and r)
接着構造を伴わずのまま駆動機関の上に顕現する事で、そこに自己を据え置いてきた七本の筒群は、上へ向けて延伸性のある鉄成分の棒を延ばしながら共に上昇していき、これが天井に音と共に当たると、ゆっくりと降下しつつ白い煙を噴霧していきます。
成分の堆積密度に関しては筒に配剤は込められてはいません。
全ての筒は途中で三十度曲がっていますが、これはこの世界で筒を顕現せしめ得る、構造力学を小脳、余裕領域にて支配、運用中と適当把握する文明の滑稽さをある行為、つまりは筒、中、隠蔽、の様が、構造力学の深奥の存在可能性を当該文明に一切察知せしめる事無きとの倫理的致命の筒の中で推移しつつも、致命自認の処刑の弾なら免れ得る、との奇怪陶酔と先の滑稽さが比された際に、至り得る筒状固形物、つまりは滑稽さの軍事的隠蔽形象、そして高速移動物、致命自認の弾という二者間の構図、これが先のある行為にとって最も奇怪陶酔をもたらしてくる故、当該行為の具象を波の様相を帯びたる力により調律している、なるつまりは近隣、月と地球に於いて繁茂せし文明の犯歴の隠蔽権力の真摯な滑稽さ、本心の一露呈意欲を弾として抱こうとしているなる形象でした。
延伸前段階付属の瓦斯圧力構造により、時速二百二十キロ維持の軌道へ発射され、天井に刺さっていった構造体は二層から成ります。
中央の柱のみが二層を天井から下に残す形で、発射時の推力のみで深さ四十糎へ刺さると、上層のみがネジ構造に従い回転しつつ天井に接着していきます。
形象は円形の二層共、謎物質から成る鳥の猛禽類の爪のように鋭利にしなる、直線を測定したとしての長さ二・六から三糎の合金が上は四十二本、下は四十一本生えていますが、機能は何ら帯びてはいません。
現場一帯の機器群に共通する姓、“人間精神を固着せしめゆくと思われる非意図性、硬質段階にとっての社交的軽快口語指示が、人間精神の更なる固着化を絶対の足場に選びゆく推移へ、完全な無知、無言、無為にある事長期状況の足場に対する、倫理的振動、精神弛緩への非情まばたき運動”が同様に宿る爪群とは、任務という脊髄から露出せし骨に当たります。
直径七糎の上層の円周上を埋める爪群の軌跡を描画するのは緩やかな上下の波打ち、三カ所の数学的放物線の係数の突然の正負反転点であり、これが長期状況の足場に対して示している攻撃姿勢とは、“固着を誘因する因子群にとって誘因的に振る舞い得る田舎蒸気を確実に霧散すが為の数学教師秘携帯せしめらし手裏剣、刃の描画法とは攻撃態度隠蔽微分係数、非意図的累乗化”なる、高齢文明精神の分断会議、五十年を要す、つまりは死後の世界の科学の一つの床紋様です。
一帯の機器群により打破を叫ばれている固着にある田舎さとは今回の場合、転送要望、発信殿のお成り具合、隠密の長棒駕篭(なかぼうかご)といった一連の必死概念が霧状に混ざり合っていく様が一切何者にも知的指揮されぬかに見えつつもえっfhんうぇおfhせおいj;おうぃjr
天井と壁面に塗布された合成金属は、輸送領域の牽引に向けての支援機能の期待は微量すら帯びておらず、つまり輸送領域の移動の円滑化可能性も同様です。
発射され、これを貫通する事、焼灼層表面から起算し自然土壌層へ四十糎の深さへ刺さりいった構造体は先端の槍状からして、塗布金属の滑落回避力たる焼灼層表面への接着力に対しては一切の期待事はありません。
製造目的は謎なる塗布合金は、設計図の簡素さから漏れてしまったリンパ液に当たり、これを招来したのは高齢文明の転送要望の古めかしさ、重さでした。
今の障子紙の枠内とあっての内実呼ばれざる空の酒樽は指破り、耳すまし、敷居走りの音呑みを枠で拒み、座敷内の人の気を無意味に重くするのみです。
硬度とは金剛石と近似なる、謎の物質から構成される漆黒色の槍は、直径七糎の九角形の傘状から二次曲線状のしなり十一糎の頂点で、傘状から下は直線測定では長さ二十九糎の柄(え)です。
これの構造とは、柄から飛び出る天井の方が広い台形の連続です。
天井三・二糎の辺の方が広い台形の形成に向かい、角度三十三度で飛び出す長さ一・五糎の二辺の奥行き、つまり台形を正面から見た場合の横の辺は三・一糎です。
内部は柄の成分で埋まっている台形は、角度百二十三度を開く二つが、槍状の起点から真下七ミリから飛び出ており、二つから十三ミリ下の、先の角度を正面から見て左から測り六対五で分割する点からは一つが飛び出ています。
更に下からは別の種の突起物が飛び出ます。
握り拳、打撃面が見えない際の指側輪郭の緩やかな山なり、五つが最も高い真ん中の三つ目に向かい、四つ目からは沈んでおり、内側領域には輪郭からの距離約七ミリを微妙に足していった五カ所に穴群、直径約五ミリが微妙に短くしつつ最小の約一ミリに向かい空いています。
上辺は柄と山なりの始点を繋ぐ角度二十七度の斜面、下辺は柄と山なりの終点を繋ぐ角度五十一度の斜面がそれぞれ走るこの突起物の横幅六・二ミリは、柄との接着面の七・四ミリに向かい緩やかに厚くなっていきます。
長方形、横辺六・二糎、縦辺七・三糎に収まるこの突起物の上辺の始点の七ミリ下を終点とする立体的な二次関数、値の中は埋まっている、が厚さを眺めた視野の左右両面に埋まっています。
始点と終点が恐らくは一・三ミリずつ切断されているこの構造物、柄の方をx軸正値としゆく厚さ四ミリの累乗曲線状は縦幅五ミリ、横幅六ミリで、構造物と柄の接着面から二ミリ浮いた高さに同じ構造物を横に向かい延ばしています。
柄と平行の角度に生える拳状突起物の配置は、低い高さから生えている台形から五ミリの距離を置きつつ、同じ高さに三つ、そしてこれらから下へ二ミリの距離を置いた二つが接着面の端です。
三つ群と二つ群の間では三角形が形成されており、三つ群中の二つが、二つ群の一つと成す二辺は、正面から見て左側の辺、十に対し右側の辺は六・二で、三つ群中の二つが、二つ群の残り一つと成す三角形の二辺は、左側が先の六・二の値かける百分の六十二の値で、右側はこの値に百分の五十四をかけた値が長さの比の主張力です。
握り拳状の突起物、一連の含意とは指摘されるとして、“含意の頑迷露出”、“文学的雰囲気と機械的かつ暴虐な完遂能力の二繊維を編んだ花弁の人知れずの咲き誇り、間も無くの射出、地中なる芋”です。
台形状に関してはありません。
槍の漆黒の柄部分を構成する物質名群、亜鉛、鈴、鉄は内部では揺れる波の面状のみ形象群が斜め交差を厭わず縦、横に走っており、これらに混在する黒色成分名は、ある文明星の全科学力非意図的屈従脊髄透視哲理理論、死後科学との蜜月結実曰く、“謎のままの不名誉を未来永遠に厭わず”で、物質の析出法に関しては、“意志の完全具現、開闢済みブラックホールに対する否定力、この内実たるや野放図累乗主義にある恒星存在への内燃力、及び人間意識の精妙繊維群たるだらし無き行為群繁茂の想念象限欲望たる、真言付随霊力を濃密化し、宇宙遍くをへつらわせる政治家的龍になし崩し的に昇格していきたい、の二者(内燃力と想念象限欲望)が非貫通にしていずれ服従”が穿たれ碑文です。
突起物一連が発揮は、焼灼土壌面へ塗布済みの天井を貫通して突き刺さった槍状が輸送領域牽引時の抜け落ちへ抗う力です。
設営成功への眺望力殿によると、四十糎の深さからの抜け落ちとは無しとの事です。
地球と比較すると質量密度は軽い月の土壌成分層を媒体とした、大勢の駆動実績殿が根拠のようです。
人間の内蔵具現推移と酷似する、月の中心核からの距離の二割の土壌、無からの顕現とはその成分を、転送関連空間、機器一切の転送力とは種は異なる高次存在、全て元人間、所掌の科学、眼前に足元から走り止まる透明な論理式画面や口上での伝達側が希望する、相手の視野左右の端に一時的に浮かばせる数式や権力構造描写の残音響、膨大がこの世界に対しては無根拠ながら、現在の隕石孔の七割四分と共に、無から顕現せしめています。
月の中心核から地表にかけた体積の八割の成分は内容、地球の地殻のそれと一致しています。
月の創成が地球構成候補の岩盤が弾き出されての推移上にあった事が、二星の成分同祖の理由です。
岩盤以前の塵の滞留の理由は、恒星が引力を有しつつ自転しているなら、広大な距離範囲に存在する塵を通じ恒星が自己に上映しようとするオーロラ現象にあります。
恒星が発する電磁波が広大領域への新概念、天の公布力で、重力と親類なるこの服従強要力は、当該領域へ直接電磁波が届いていないとしても実態を有するとする乱暴な主張、天文台無き草原への隕石の相です。
異空間技術一切の駆動や、月の整形現象を発生させないのは人間科学利器による察知ですが、文明星近隣を除く宇宙空間は野放図な無為の草原が広がるばかりです。
人間または無機的科学利器が探知し続けていたとしても止められないのは、電磁波を生んでいる瓦斯の滞留、扇形が広がる方向とは反対、遠方で瓦斯の流動速度が低下していく現象で、これがに例えられるのは遠方で他社の新聞紙が無努力で発行されると敗北感から、床が抜け落ちる無気力な新聞社の社屋です。
連絡法は非物理、非霊的現象、謎にして、推移とは破れた無垢空間の遠方が跳ね上がっての始原的文字の遠隔描画です。
科学診察の聴診器に一切耐えらない脆さが、科学波長が低く動態が鈍い種の電磁波群、一切到着せずの遠方空間の破れ、無倫理物理の原因です。
この種が内包を主張してくる、非物理的にして文学的な重さを嫌がらせとして察知してしまう宇宙空間の無垢さが、隣接する電磁波非到着領域を破り折ってしまいます。
科学的解析の対象としては成立せぬ無免疫生物の皮膚の適当な痒みが、変換先無き乱数表的溜息への即興着想反応で、こうした遠隔主張現象です。
恒星が発する引力と電磁波が液状、乱暴に織り成す、科学解析の成立へは大量種の仮定の降雨を要する非物理が、塵に対する惑星の公転軌道候補群帯での結集指令力で、類似は遺伝子には描画根拠は存在しない人間の手足の関節大部分です。
人生で起き得る人体負荷を事前眺望する複数の業務は、遺伝子が発注済みである脳の活動意欲を根拠に、返信を期待せずの探査関連電気信号の投函箱として関節を選んでしまいますが、探査項目とは疾病(しっぺい)時に寝台で人体不動の時、異性を抱えつつの激情疾走なる重量人生の時、足の裏への小石の喰い込みを厭わずの火事場疾走、典礼速度なる威厳の仕草といった、つまりは人間人生の風景群です。
太陽が発する引力と電磁波により、地球の公転軌道候補帯の一箇所で塵、瓦斯が高密度に密集していきます。
密集にある瓦斯が発する作用を受け、塵は岩盤化を始めます。
黒雲内の放電現象と類似する推移を経て密集瓦斯が発し出す熱を、同じ領域で滞留している塵が鉄やケイ素を含んでいる事により大量の冷気に反転させてしまい、これにより宇宙空間に於けるこれらの分子の固形化点が過ぎ去られゆくと共に、鉄やケイ素は固形化していきます。
星の中心核を後に構成しゆく複数の四十万平方キロメートル面積、そしてこの一万キロの深さの漆黒の鉄は霧状から素早く固形化していきます。
・太陽の中心核での放射線同士の駆け落ち、は親類同士の間の透明中性文法の疲弊に従い、だがこれによる二者の直角運動、決死の恋愛への中心核の感動が中心核が発する光子の自己吸着、恒星長きの水素爆発の因子 後で爆裂の喝を喰らう物理的大罪 親創造主派の仕事風体
・霧状粒子を通過する電磁波の指向方向が拡散する際、霧状、粒子いずれの物理、厳密性、への辿りいきをも拡散する事により、電磁波の光量がこうした拡散俳優に即時加わり、電磁波が鉄粒子の乱暴さを適当にまといゆく 霧の夜の朧月
・入場無料の公園で初見なる大勢の他人同士による、胸の柔らかな小突き合いに始まる並走駆け足に至るそこら一帯の霧状粒子が発する、一帯に於ける自己存在浮遊せしめ力と、自己存在立候補への浮遊投票力の同義性 は吹いた風への障害物、粒子による抵抗ではなく、無風状態に於ける粒子存在が為す非排斥力で、これは物理、滑らかな動きへ流れゆくが一連とは断固、有を求める無 水の滑らかな動きが恒星が発する公転軌道候補への殺到力
帯留。
瓦斯、静電気、発熱、乱暴物理、瓦斯の材料、太古のどこぞ文明の歴史が思いやりに満ちているなら推移がなだらか、溶解上の塗布霊、良好な星の生まれ
人間生まれるっ歳の帯びる固有指紋、製造履歴追跡記号羅列、非電磁波、無言の宇宙回路、
事典したんなら、お前らも回れ 公転軌道の根は 恒星の引力が毛 しかし惑星の配列位置には無関係
恒星の引力のン根は重力 恒星重力の根は特殊で非岩盤
遠方の瓦斯の集積殿が傷ついたらしい、事に瓦斯の集積殿によって気付かされた、のが瓦斯から遠方の、電磁波は全く受信してはいない、宇宙空間姫、物理粒子一切が無い状態 この悲しみ、が物理粒子を集めたり、流れを遅くしたりする 
一、行為、電磁波響鳴による傷つき、の結実が遠方の悲しみ、とは人間の意識内、複数の行為群の精密認知体における、何と在日宇宙賊頂点の在日度にすら存在する、いたわり芳香、の加虐言動への涙
人間の意識の内とは、視界中央の鉄分子へのむ根拠介入、スプーン曲げといった超能力の編みしまりに密
意識内の引っ掻き傷、公転軌道候補群、自転、電磁波、引力、斜め態様、圧縮 パイセ、非正統物理現象
創成期以前の カエルの遺伝子構造 静電気で飛ばした 思われ各から数百キロ帯に遺伝子ガンバn 分子間力、引力、乱暴、静電気 雷雲 さらにら( んぼう 木んぼう衛生だけの創造にかんしては、岩盤遺伝子形象カエルが舞う 地球は雷雲で無い 創造とは遺伝子の文字描画の時 それは岩盤遺伝子
無言計測が余裕 不満なき気象部品 槍の抜け落ちは内
を刺してから天井の根で二開き、それから四ずつ開く糸を飛ばしめる
糸は合金膜を高速で牽引し始め、外壁を形成する 槍は四十糎生の土に刺さり、七方向に骨を延伸し例えば六十米
高しめすは月人の笑徳 これが常。
拘束は緩み、待機は一時間。二十分かけて扉は開く。雨には超絶驚愕なんやこれ。
あ、着ていけ、の服は置いてあった。恒久承認向けで七十万級 肘とわらじは土だらけ 女性向けは何と梯子は緩いが、かなり泣く。かなり。登れんでから餓死、は不在。気合いで上っとる。
光の揺らぎ運動を物理的奇怪さにより困惑、驚愕させ、肉体が放ちしそこらの煙状に含まれる揺らぎの内、全てではなくとも各地を一時的に、ひきつらせ、揺らぎを真っ直ぐにする。
科学的に容易に開発可能な、乙側の機械が人間の意識として地球で感づいたまで
光にしてから、次にひきつり状殿、粒子状殿いずれか、にしたがこれとは人間の意識に極めて酷似
破壊を曖昧な動態にして、曖昧な粒子状何らかに変質させていくが、目的とは、変質先に関しては乱暴な無知、放り投げ気味ながら故、機器を走り抜ける筆圧が実現可能な、破壊、曖昧な動態、が鍵穴である先の、曖昧な粒子状、物理的定義とは溶解状、これ即ちパイセ。あんま喰らわん方がいいが喰らった方がいい場合とはひとひとに俺が与う。外務省職員の親、ガキ、嫁は大勢が病院通いやら葬式の的だけん数くらい数えてやれや数えんで溶解状概念たぶんそんな感じ、のままにせんで。
パイセな光粒子が故に、ひきつりを、かましめる事が出来る。全て死後の世界に、類似しょげんは遍在。鋭角なパイセをあっさりかますこと実に拳法状。トウロはさっき開発した。
空は知らんかった 空気は濃い したり顔で指令行動開始なる全裸T2 にはならんでから結構へこみ気分でそこらのパソコンで寝屋川スレば見つつ、冷蔵庫漁り はしご昇ったら土手から沸いたごたる 土手は速攻で閉まっていった 隙間は植物で分からん 帰投法はパソコンによると同胞が持っているリモコン操作が要るが出会うのは四年後  椅子から無機質な寝台に連れていかれて光を浴びたら粒子化していってから、メール送信対象情報として、光速度より早く、寝屋川に到達 死後科 禁断の思想、行動、運用、対象とは死後の論外属性 こちらでも同様であり科学者の対象とは、宇宙の損壊、閂の破壊の後の、私語との蜜月状態の果ての基地害人種、ガンブルングゥン理論の果てのやはりゲ理論を入念、太古の開発許容条件とはこれのみ死後の世界の人間虐殺、へ至るのみの死後の世界の科学はすでにそっちに存在、そして長期の需要、これが、物質転送装置を星際間の人的移動科学を、役員とか全てに知らせずのまま地下工場に存在させるに至った その他、機械的な出来上がり風体理論が、突如、倫理の縁を歩む科学者、哲学者、芸術家に降ろしめられる、が多い、死後の機械が開発済みの理論が、流出または、意図的送信の果てにこのよに到着 二経路の漂着先は金、月
月に帰り、パソコンに地球の是正推奨箇所を入力すると、後続の月人が、適切な風圧を喰らわす。
これ即ち強力な洗練品質の物流を近くで流すやら携帯迎夢器見せ。そしたら難波人の頭はグッさんイケの心配ごとぶっ飛び。立ちんぼ居酒屋看板の明かりは頭から消されてから商工会議所は別の話題へ だって金髪の春画見たい これもっとイケとるやろ
難波にアホ属性月人が多く放牧中、なのを眺望していた者はいなかった
高齢文明がほぼ必ず渇望する移民能力の育成の為に月の公転軌道は、過去二千年にわたり地球のほぼ全土の著名都市の複写設営を指示無人のまま続けており、十六世紀の難波、京、播磨(はりま)、江戸を模した環境に関しては四百年かけた設営がなされ続けていました。(播磨、現代の兵庫県播磨市、当時の正規呼称は、ありま)
事物価値の検分眼力の必要性が、何者にも厭わせしめさせずのままとは、六年から三十年にわたる養成期間です。
“ひいにらり、ぴいいヰき”旅館、ねお、“宿泊客らしきとの三日月の黒みとはここでは、能楽舞台興業奥居にて横暴君臨なる能面自体は狂人に非ずとの常識判定力と自動的口論、との狂い合いの満月事業、毎夜らしき”開館の後の月との交際に当たり、“人生の書斎意識、ほぼ”全てを書斎骨格ごと会話意欲の星、高速公転軌道状態と会話人間一切非公知の肉体内神経の紐により大公転軌道に振り回され、統御試行の善行すらをも即座に軌道速度に変換”に在り続けるとの、公家あるまじきが過ごしゆく“天文学的”長期間、京の主体意識形成層が維持しゆくらしき期待が当初よりありました。
これはあるまじきとその期間への帳消しを図るべくの企図は帯びてはおらず、“星、光放ち、創成の前の霧繭(きりまゆ)”二者の漂いが望みし事実に自然な青年思案の縁側座りで、これとは横鍛冶讃州寺の公家人生の快楽、固定的大輸入の機でした。
京が欲した人間、そして万象の理解とは、街の洗練意欲や商品、物流神経を洗練しゆくのみの最新の理性構造命令図式の発案意欲へは意図性を帯びつつ変換されゆくべからず、とされつまり理解周辺利益の受益者は横鍛冶讃州寺の公家及びこれに仕える事となりゆきたる物流事、一時のみにして実に尊き、への物流役に徹した者のみ也けり、との算術式による交際前事前眺望が明瞭に存在しました。
開館以前より一切触れゆくべからずとされし当該旅館の“三日月と黒みいずれが満月の主張かとの互いへの狂わせ合い”業態への宿泊候補客の星籍多彩ぶりを横讃、よこさんに確信させたのは交際にあった月人、近親者多きとの声色の厚みでした。
月側が京との交際当初から欲していたのは、人間の仕草理解、快楽または理解神経洗練の機でした。
京との交際にあった月の当該行政管区、“あらゆる罪人のさざえ鳴き、鉄格子の貫きたる、星の渾身をもさざなわせる指揮棒、常にこれ頭上の光をしりゆく人間の心拍音の記録針との忠実ぶりが常との美顔法談を知りゆく我ら、かつて他者に唄われずであった罪人の忠実なる記録針の仕事ぶりによりひとまず、否、永遠らしき狩り籠めの時を、この破廉恥なる美心法の結実成文を知りゆく権能一段ずつの後には尚更深く”の発音名は鍵と鍵穴の緯経度双方が変化しつつも常に同一なる感動の満月儀貫通中心軸の意味をまとう、例えば“ヌァンウァン”、または“スワァーーーン”、“タルァンカルァンク”でした。
彼らは京に対し“私達は月のヌァンウァンという地から来ました”と名乗ります。
横讃を指す京側の、ある一人の全権者は交際当初からやや時が過ぎた頃に、こう伝えます。
“人間をその時虚ろならぬ茶の器と共に深部から震わせての感動を、あなた方ほど多くは清書してはおりません。
それ故、不誠実さをこれから呑みゆく事になる私達二者の関係を、この地とあなた方の地の間の伝え(云われぬ透明な従い、転じて新たな公転軌道へ誘う星の引力)へ放り、憐れに分解しゆくとの現在即刻断定眺望が口に満ちてしまっております。”
“みやこのひとはあまりに綺麗好きなる綺麗さの秘め事が、知り事の客を機敏に応接しゆく様、実に誠実の精髄の先、真の稀有さ、知りゆく行為、新しきの殿が、綺麗さという内なる秘め努力と相愛な事、非言及たるべし夫婦璽奥、法事の後の座敷は雑然と忙しきを堂々公言なのですね。”
このやり取りの後となると、京月双方の交際への渇望は二者の人間理解段階の伝えにより、如何ようにしても満たされゆくらしき黒みと黄色いずれかの役への毎夜の寝台、擦れ音と布団、人間精神、文明理性、自然万象は一切弁別せずとの人間の朧(おぼろ)捉え、是れ満月、黒み、黄色をただ貫きゆくのみだったようです。
二者の交際は月の全管区の非意図的事象であった、地球の中国大陸内陸から沿岸、ミャンマー、日本の難波にかけての、月への帰還可能性皆無なる“文明お文法跳躍人生意欲拡散属性”の放逐停止に向けての貢献意思を交えていこうとはしません。
しかしながらねおの開館直後、二者の交際姫、天幕内での濃き影の動きの言語翻訳ならぬ余事象は、京の廊下への月全管区の不埒者属性の嫉妬歩き意欲を凍りつかせいきます。
京の内、横讃は始終、京の長岡京、伏見への月人の放逐事実とは無縁であり続けた一方、ねおを檜舞台としたヌァンウァン人との交際の開始を封筒とした、ある兆候事実の通達を認めゆく事とします。
“近畿一帯統べゆくのみ傲慢水流お認めの唯なる礼装の砦、文明らかの筆並びへの廊下での足袋の勇み音、つまりは土木技術の棟梁人事の要、かんな工具の縁取り鋳造物の流れが、白色人種的文明人、女性体重を好み、間抜けなるいと遅きの廊下歩み、障子の穴探し”。
必ずその夜空、知的淫乱なる認知お求めの光の点、外星人は東山区いずこかで偵察の礼装をおまといになりゆく。
京、知り舐め集めし鶴の羽ばたき行為事実の潔癖さ、飛翔のつんざき声と同時の内的滞留雑感絶命あるのみ。
ねお開館計画の根底とは、横讃にとっての根底捉えへの根底的挑戦、挑戦的根底の土にあり、これは横讃察知のヌァンウァンご友邦大勢へのお誘い、京、月二者の交際殿意図なきままの扇子振りへの無為の座り畳の懸命な引き剥がしの日々が鍬でした。
光の点の民、ある世界の科学敷設の廊下歩きの日々への無知なる早歩きは言語翻訳ならぬ推移を氷滑りしていった先の横讃と公の交際開始を過ぎゆきます。
北区檜谷橋(ひのだにばし)北側の集客型笑徳茶室、左京区北白川東伊織町(いおりちょう)の茶室の最新建築様式群展示場への遊撃的個人衝動降臨は三人から六人乗りの宇宙船に、笑徳茶室での笑徳十二単の笑徳仕草を見抜きつつも“その重量衣装の内では精神内精妙駆動文法構造は動けないままよ”との嘲笑を乗せ飛翔させいきたる先の公式外交団はねおの開館から十二年と三カ月、七日目の二条城へ降りゆきます。
この接点は遠巻きから腕組み、意味深な笑みの女性達が横讃と点二者双方の内心に早咲きの桜花見への当惑、これへの無視を強いた結果でした。
二の丸御殿(ごてん)大広間での二者の立ち話の器は、意図的、非意図的なる自我領域快楽が統べる時の二者は以下の茶の湯や葉を泳ぎ呑んでも是非を問われずとの茶柱を常に立たせゆきます。
そして“京での往来、見聞きの深きへの手世話は時には私達により深くお任せあれ”との声色は氷滑り科学の民に、ねお及び同等標高の高級旅館への人数、連泊無制限の宿泊予約権、そして京遍くへの横讃公家品格馬車、十二才少女のお呼び立てへは歓喜の物見お供を通じ、“精神機微へ即応なる化粧、衛生用品文法密度閑散段階文明人”に対する、“対するすらが溶解しつつの結果の憐れみの目線見聞”の機会を許しゆきます。
横讃間抜け自覚の呑みは、“龜星(かめぼし)の民、ろうみいに、人生品格お溶かしのご決断へ堂々の二の丸御殿”の茶の器です。(龜星、この太陽系のある星)、(ろうみいに、星の知的潔癖、真剣な理性命令力そのものは、現在人形、ひとかたをおまといにありつつ他の星の知的渾身精髄に一切失笑を許さず、是は創成しゆく文明理性の星の核)
北区、中京区へ散発的に龜星から漂着していた天体望遠鏡、顕微鏡、化学実験器具には二者の二の丸御殿での機会から四カ月後、植物性歯磨き粉、植物性樹脂のいんきゃん、桜製材の手鏡、機械造形の樫製材の化粧台が加わり始めます。(いんきゃん、歯ブラシを良く指すがこれのみならず細い毛状の密集、人間への小間使いらしきへ気付かずのままの髪型とその内、二者の状態)
時を浴びた京には精神の鋭敏化、龜星への機能化何らかがいずれ認定されゆくべくの迷路構造玩具、幅二十六糎程度の棒状が降ってきます。
迷路の無い三、四つの面の内側が迷路のある面に向かって走っているであろう道の想像に飽きずに遊び続けていられた期間の評価、精神構造鋭敏化意欲の連絡の後に、それが編まれると生理用品の製作の着想のみへの命令綿布が中京区を中心とした方々へ流通を始めます。
製品の流通数、品質段階、入手態様への巧妙な恥じらいが編みしまった、つまりは京の製薬会社、公家の奥方作法双方が交わっての精神、絞り取りの精髄の連絡の後に、それが編まれると、数個の完成避妊具が横讃のしとねに定期的に到着するようになります。(しとね、寝る、座るへの敷物の古風呼称)
以降の狼狽の極致と見なして良い、外交判断上の失笑量への勝手な測定を過ぎると京の木造倉庫に送達された、桃色系活動紙芝居劇十番組を一万時間録画せし内蔵電源型の邸(テレビ)群が烏丸、堀川今出川の公家に配送されていきます。
現物を宇宙船で月から京へ送達する仕事を担ったのは龜星と近親であった、月居住の無星籍自覚人でした。
帯。
推測意欲十分者は不在。まじ分からんでから推測は頭が知性ば減らすけん、せん。京、五名の建築家が通訳を交え、月人と密接に相談する中、上空に顕現した宇宙船が完成済みの中庭を磁石で接着しつつ、降下させていった。中庭の実相を知っていたのは二名のみ。病弱体質で三名は死んだ。


二百五面目   花柄の筆箱を包む物は その五 お


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