東京都には神田明神(かんだみょうじん)という社が鎮座しています。
正月には大勢の参拝客で賑わう、立派な造りの社です。
この社の空間には、口語の私による祭神への問いの霊的波動が刻まれています。
単純なものでした。
「こちらに居られる神は、私を襲ってきた魔物達を調伏する事がご可能でしょうか。」
返って来た答えはこうです。
“勝てるぞ。
当然だ。
いいか、纜冠讃よ。
あの程度の魔物は東京のどこにでも居るのだ。
どこにでもだ。
珍しくはないのだ。
幾らでも滅してきたわ。
さもなければ神は務まらんのだ。
あの程度の雑魚共など一瞬だ。
同じにするではない。
あの奈良の馬鹿共とはな。
神の貫目を落としめたろくでなしどもめ。
分かっている。
大勢の人間達へ神の日々のうつろい、神徳がお前によって晒されるのだろう。
一向に構わん。
当然の成り行きだ。
人間の世ではあのような事は断じてまかり通らんのだ。
企業も国も終わりなのだ。
我らもお前が経た絶叫の苦難の道を経ていく事であろう。
踏み越えねばならぬ。
同属にくくられる我らはその前に人間の前での恥辱の甘受が待っておる。
お前が受けてきた吐き気を催す責め苦以上のな。”
“勝てるぞ”の下りは大声の絶叫でした。
私は正しき神が鎮座する社が判別出来ます。
社の大きさ、格式、歴史はあまり関係はありません。
日本には神霊が殆ど存在していない地域があります。
住んでいる人間にとっては、利益が無いのではなく、不利益を被っている状態です。
原因は地形に起因する、資本と優秀人材の未流入が説明する県民の歴史的なだらしなさと過去の霊術の不要な連射等です。
これはどうにもなりません。
神の大降臨が起きたとしても難題の優先により、回復は遠い未来です。
霊的波動により被る不利益とはそして、何と輪廻を経ても消えません。
神の仕事とは、文明の発展調整、不当格差の是正、人知による処理が困難な陰謀の打破、文化の洗練度の調整、地球外、異空間といった異世界由来の物質波動(要するに精妙電波)の探知、数十万人単位の人間心理状態の一定間隔調査、変態衝動発信者の探知、地球外、異空間由来の異世界情報の不適当処置者の探知、法律逸脱検討者の探知、霊能力行使者の探知、霊能力覚醒候補者の監視、奇形魂保有者の監視、異常高能力保有児童の監視、倫理論争連想分野該当医学症例に対する医学処置の監視、身体の霊能力覚醒因子への偶然接近医師の記憶の抹消、運命の是正処置、宗教権勢不当誇示者への威圧、精神営為への不当攻撃者の監視、運命の歪曲、異星人への随伴、十代少女の性衝動情報の掌握の後の少女貞操守護統領僭称権の確保を図った自民党の政治家複数の策謀の破綻、運命の壊死、来世の抹消処置等です。
難題処理後には人間と同様に人間理力無視存在の神にも出世があります。
到達が許される当然の褒賞です。
労働への評価は自動的です。
在京勤務は低能神には不可能です。
落ちこぼれは例えば奈良県のような人間精神営為活発度の過疎地に左遷されます。
ところで神の記号の拝謁者は在籍県、社の大きさ、格式、歴史を無視し突然被る不利益がありますが、それは一つ挙げると人間の好奇心の満足役への赤紙徴兵によってです。
その倫理的理由の説明についてかかる時間確保の代わりに選択されるのは情報の手早い開陳ですが、それは私によってです。
その謎の解消が為されない代わりに実現されるのは、大勢の好奇心の満足ですが、理由説明の時間未確保について為されない問責の有無確認の自由は好奇心の満足者にはありません。
とにかく、上に挙げた神の仕事の真っ当な履行神と言えども更に徳が多い事に、自らのご意思の広報が含まれてくるのです。
理解の簡易性を期した説明を展開していきますと、輪廻を解脱した人間にはつい最近の八百万年前より、定番の出世街道がしつらえられています。
楽な道です。
ある条件を一度満たせば宇宙最高神、つまり創造主側近へ最短最速で出世していくとされる進路がそれです。
概念上では何と創造主にまで到達が可能です。
その進路を経た者がそれ程高位に到達した例はまだありませんが、側近に成られた魂は大勢居られます。
彼らの仕事は、失敗は許されぬ宇宙象限となります。
その象限への進学進路の一里塚とはある権益です。
権益獲得に要される条件の説明は長くなるので省きますが、権益獲得の難易度の手早い説明は高校生が日本の旧帝国大学を除く、上位国立大学法学部への合格に要求される程度です。
条件の満足は平均では半年で可能で、早い神は一カ月でそれに到達します。
権益の存在は容易に知る事が出来ます。
その権益を手にした神が知る永遠無限の甘露とは数分置きに感得が可能です。
あらゆる身体神経の違いを超えた宇宙全人類の知る快楽など少年が通学路でしゃがみ込む雨に溶けた春画です。
権益とは独自で無限利用可能なある壺を指します。
その壺とは現在から過去百億年前に至る宇宙全人類の魂の美しい女性全員が生前に残した、性交時の絶頂快楽の感得権です。
感度、感得時間は自由に操作出来ます。
女性の顔、体などはその壺では分かりませんが、一切不満は湧きません。
齎される全能感の凄まじさの伝達速度とは全身一瞬なのです。
それにより、その神は仕事、私生活双方に於いて、必ず、ある厳密な理由により躍進を得る事が出来ます。
ちなみに魂の美しい女性は結果的に容姿について美的感動を得る場合が多い事が統計的に確認されているそうです。
副作用、倫理的非難、自神の堕落の進展といった側面は一切ありません。
学術的理由により、女性の顔、体を観察する必要が発生する場合がありますが、好奇心に基づいても容易に閲覧が可能で、これは上の壺とは異なる、更に獲得難易度の高い別の壺によって可能です。
人間の出身世界の上位世界では、厳密な摂理により、性的快楽の純粋性への議論が禁じられています。
その挑戦とは世界の波状的破綻を招くものとされているようです。
また、壺を幾ら知ったとしても同輩と比較した場合では能力の淋しさには変化は起きないようです。
東京の大手神社に鎮座が可能なのは優秀な神のみですが、壺の入手済みの推論は容易に可能です。
元政治家、医師、企業重役、地下権力組織幹部、欧州の財閥の官僚には大学受験など容易な試練です。
要するに東京のそこら中に壺があるのです。
ちなみに私ならこの八百倍上質の同種の壺の自動的入手が現時点で既に確定済みですが、更に面白い物を見つけています。
闘いの壺です。
あらゆる闘いをそこでは詳細に再生出来、そして主役として参加出来るのです。
東京の壷
二千六百五十三青字