青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜百十三

1583年04月27日 00時00分00秒 | 投稿

給仕が次の料理を運んで来る。
水差しは下げない。

直径二十一糎、ほぼ正円、難波発、“そうおうおほほよ”。
下層からは、色無しである焼きそばの麺状が、漏れ見える。

具材の候補は現代曰くのお好み焼きのそれと、ほぼ、変わらない。
具材は毎度、変化していた。
タレは、大抵、無し。
長箸付き。

皿はこのように楕円形ながら、縦へ、料理に追加十三糎なる鉄板だった。
月、難波の倉庫、難波の高級料亭、京の外星人向け旅館。
イカの輪切り、甘海老の細切れ、濃い緑なアオサの粉末、ナガイモ、キャベツの千切り、ジャガイモの小さな四角切り、紅イモの斜め切りが、例えば、の具材だった。

そちらから、有り難い事を得ておりますが、得ていない、との口での歌いを、嘘ではない、と捉えせしめる、口以外、全身営為の方が誠実さに近い振る舞いを発揮するものですよね。
こうした長文振る舞いを、難波と上海から常州、湖州圏は、互いに伝え合い続ける。
食材と調理法を、過去の自己より丁寧に、相手へ、ばら撒き合う。
上海から届きし、麺、を既に上海より届いていた調理法で、難波が洗練していく。
完成品については、もはや上海には、譲渡出来ず、を難波は確信する。
その術は、麺、限界までなる洗練、容易視認可能状態、だった。
如何にして、浴びし、許容されし、洗練か。
難波は断ずる。
あちらが、無数のこん棒での組み伏せを、構えていた、相也。
喰らわしめられし洗練を、どう扱うべきか。
難波の、民度の、礎石に資すが相応。
麺は“そうおうおほほよ”を含め、多様な料理の内部、下側へ、用いられゆく。

“難波の食文化が望まぬ筈である、畳裏の紋様、すげ替えの勢いを、高級料亭自らが牽引。”
ねおは、この一手目判別を足掛かりに、事の全貌、九割五分について、ねお勝手なる、断定感慨、無操作状態に至る事とする。
九割五分の捉えとは、正解だった。
残りについては、人倫視座、相語溶接事態への、ご言及、大変失礼にて、避けるべく、としたらしい。

ねおは、如何にして“そうおうおほほよ”の下層に、二市、高速なる民度の応酬の結実なる麺を、用いても是、としたのか。
外星人、ろうみいにへの、近接応接との、無二なる外貨やその入手法を無視し、ねおは、二市の間に、透明侵入が可能との自負に至った。
麺が、ねおによる、吟味の機に、立ちいく様は、他の食材と同様、霧状、朧気にて、ねおの意識による掌握には、好都合だった。
すぐさま、触り余へ、総務は断ずる。
事の起点、誕生に際しての気持ち、産道との覆い構造を、ねおは理解出来る、そこへ侵入出来る、と。
この食材の登用可能性を、この確信と共に、ねおは断じた。


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