スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

コーラン パートⅣ(お酒)

2015年01月11日 | 雑感
パートⅣはあなたの好きな≪お酒≫の話でいきましょう。

   『頭痛がしないうま酒が天国のよさを示すもの・・』        第4章(女人の章)メッカ啓示 19節

   『彼らは封印を施した酒をそそいでもらう』        第83章(減量者どもの章)メッカ啓示25節

   『酒に混ぜたものはタスニームの水である』   (タスニームとは天国にある泉のひとつだそうです)  
                                                       同 27節

イスラムはハルム(khmn)を禁止している。  (ハルムは元来ぶどう酒を意味するがアルコール性飲料と解釈)
しかしハルムは天国の楽しみの一つに数えられており、上記のようにメッカ時代の啓示をみればムハンマドが
最初から飲酒を禁止していたとは考えられないようだ。


だが、メディナ時代の啓示になると、、、。

   『酒に酔って礼拝に参加してはならない』            第4章(女人の章)メディナ啓示 43節

   『信ずる人々よ、酒・賭矢・偶像・矢占いは、どれもいとうべきものであり、サタンのわざである。
    それゆえ、これを避けよ。そうすれば、おまえたちはおそらく栄えるであろう』

                                                     同  90節

などと、どうもお酒が礼拝などに妨げになるなどの様相を呈してくる。

酒を飲んで礼拝に参加する人々もきっといたのでしょう。 その教えが飲酒の禁止に迄及んでいったと推察。 


日本の仏教では、最澄という高僧が『 酒を飲む者は山を去れ 』と飲酒を断じているのですが、
それに対し空海はその著書・二十五箇条遺告で『 塩酒一杯これを許す 』と高野山の厳冬を凌ぐ
保温の為との策として赦している。

そこはさすが軟弱な日本人。 いいように解釈して<般若湯>(はんにゃとう)とか妙な理屈をつけて。

春夏秋冬 寒くても 暑くても関係なく、一杯どころか 何杯も呑んでいる始末。

話が逸れてしましました。

コーランではこのお酒の話もそうですが、礼拝についても朝夕二回であったり、正午も含め三回であったり
四回であったり、結構どう解釈していいか解らないところが多々あるんですね。


 『・・・主の栄光を日の出前と日没前に讃えてまつれ』            第50章39節
 『定めの礼拝を、そして真中の礼拝を遵守せよ・・・』             第2章238節
 『昼間の初めと終わりに、そして宵の口にかならず礼拝を守れ』      第11章14節

 『自発的な勤行として夜の目も寝ずに礼拝にいそしめ』           第17章79節  

などなど自発的だからあえてしなくてもよい、、とか伝統派は一日五回とか、いや近代社会においては
それは無理があるから一日三回、いや二回に減らすべきとか、イスラムの中でもいろんな解釈があるようです。




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