スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

カリール ・ ジブラン (パートⅠ)

2016年09月21日 | 雑感
あの山本七平の今年春に刊行された本に、カリール・ジブラン著「預言者」というのが紹介されていた。
 山本七平(別名 イザヤ・ベンダサン、その著書「日本人とユダヤ人」 はつとに有名だ。)

この本『 精神と世間と虚偽 』では、100冊前後の著書を紹介し解説・論評している。
私もどちらかと言うと読書好きで、結構読んでいる方だと自分では思ってはいたのですが、
読んだことのある本はほとんど無し。 正直に言ってしまえば一冊も無かった。 撃沈です。


ピレッリの <イタリア抵抗運動の遺書> ・ 吉田満の <平和への巡礼> ・ ヒッティの <アラブの歴史上下巻>・
今田洋三の <江戸の本屋さん> ・ 戦場に持っていった一冊というスピノザの <倫理学> 等々・・。

キリスト教史関連本も多かったのですが、ジャンルの幅もさすが元山本書店店主。 レベルが違った。

           

そのなかでの一冊がこのカリール・ジブランの『預言者』だ。

カリール・ジブラン(1883~1931)はレバノン生れのアメリカ育ちで詩人・作家・画家にして世界的な思想・哲学者。 
この本数十ヶ国で2000万人以上の人に読まれ、アメリカの知識人家庭には必ず一冊はある超ベストセラーという。


この本には、なんとも美しい詩的な文章がたくさんある。 

<愛について> ・ <善と悪について> ・ <自由について> ・ <死について>  など生きる為の諸問題
について【詩的】 に書かれている本で、30ヶ国に翻訳されて今なお世界で読み継がれているようだ。
 

パートⅡに続く ( 『預言者』 より抜粋 )

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