スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

懐かしの東京散歩 (パートⅡ) 

2014年04月24日 | 雑感
懐かしの東京散歩 に続くパートⅡ(東京・神楽坂界隈)です。

7~8年前、観劇パスポードで購入し映画館(名画座ギンレイホール)通いをしていた頃。 

その界隈に『神楽坂もん』という居酒屋があって、「わらだな寄席」と銘打った寄席が奇数月に開かれていた。
そこに何度か寄席落語を聴きに行ったことがある。
 

小さなお店であるが江戸時代の寺子屋の古材を使った重厚な内装が施されていた。

和良店亭(わらだなてい)と呼ばれ、夏目漱石が足しげく通ったことでも知られる寄席のあった処として有名。
この店の界隈は、江戸時代にわらを売る店が多くあったことから「わらだな」と呼ばれていたという。

      
   (神楽坂駅より徒歩すぐ・神楽坂下通り)           (毘沙門天『善国寺』)


  
   (居酒屋『神楽坂もん』わらだな寄席        (洒落た石畳の路地・著名作家たちが逗留し
    酒と話術に酔いしれる・今も営業中とのこと)     執筆活動を行う旅館『和可菜』などがある)

その頃は確かお酒か缶ビール付きで確か2000円。それを飲みながら落語を楽しんだ記憶がある。

酒呑みながらの寄席落語、、なかなかいいものです。

旧江戸城の牛込御門を出て外堀通りに出たところが神楽坂下。そこから正面の「神楽坂通り」を上り、毘沙門天善国寺を過ぎ、大久保通りを越えて地下鉄神楽坂駅あたりまでの一帯が、いわゆる「神楽坂」と呼ばれる界隈。

坂の名前の由来については「若宮八幡の神楽の音がこの坂まで聞こえてきたから」など諸説あるという。

雰囲気のあるいい街でした。

実は私の父が浅草、母が若かりし(二十代)頃、この神楽坂界隈に住んでいたという。
函館の実家・隣り同士の二人が東京の空の下で過ごしていたとは、不思議な縁です。

なぜかこの街(浅草と神楽坂)に魅かれ、幾度となく訪ねたのも そんな想いがあったのかも知れません。