無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

「限定的行使」など有り得ない!

2014年06月15日 | Weblog
今日も、前回・前々回書いた「集団的自衛権行使容認」の続きとなる。世の中「間違いだらけの政策選び(世論)」ばかりなのだが先に進めない。

自民党が集団的自衛権を使えるようにするための新しい「3要件」を公明党に示し、公明党も“限定的”なら、と集団的自衛権の行使を認めそうな気配である。

日刊ゲンダイが指摘するように

※日本もいよいよ平和国家とオサラバし、軍事国家・暗黒社会へと180°逆転する事となったのだ。

もう一度、安倍首相のパネル説明で限定的使用なら良いのでは、と考えた75%の国民のために事実を書いておく。

私は、著作権とか肖像権とか映像権とかの法律を理解していないので、日刊ゲンダイ2014.06.16 の記事をそのまま無断で貼り付ける事にした。


読みにくいと思うが説明は省略。

要するに、同盟国・友好国アメリカが日本人同胞を守ってくれているのに日本はその援護も出来ないのか、と「集団的自衛権の行使容認」を正当化するのはそれが事例の様なケースに限定しようとも、その前提条件が「真っ赤な嘘」だという事。

《賛成派の主な主張》…朝日デジタル?から転載

時代の変化に即した憲法解釈の変更は妥当。

安全保障情勢が悪化する中、日米同盟強化・軍事力強化により抑止力を高める必要がある。

•米軍が攻撃されても日本は放置するしかないという状況は是正すべき

•安倍首相が日本国民に啓蒙していくとする「積極的平和主義」の具体化には不可欠

一国平和主義は通用しない

•現行の憲法解釈と一定の論理的整合性を保っているバランスのとれた考え方



あなたも上の様な意見を「そうだなあ」と思ってしまっているとしたら大間違いだ。

頭の良い支配者層(政官財・マスコミ)が作り上げたこれらの屁理屈を一つ一つ論破して行ったら又長くなってしまうので後の日記に回すが、今日はあなたに上の記事の様に

※安倍首相がパネル説明したような事例は“ありえないこと”だ。

※極めて限定的な行使など有り得ないという事。←前回書いたアメリカの自衛隊出動要請を日本は拒めない。

あなたも「極めて限定的な集団的自衛権行使容認」については私が前にこの日記で何回も書いた下の言葉を思い出して下さい。

※1.どちらも自分の方が正しいと思っているよ。戦争なんてそんなもんだよ。(ドラえもんの言葉)

※2.戦争は小銃の暴発からでも始まるが、戦争を止めさせる事はどんな有能な政治家でも難しい。

「駆けつけ警護」や「同胞護送の米艦船警護」といった事からでも戦争は始まるし、起こってしまえば第二次世界大戦の様に5000万人~6000万人の人々が殺し合う結果となる。(他のデータでは8500万人の死者数)

今度は核兵器は広島・長崎だけでなく世界のあらゆるところに使用され、又、広島長崎の核(トン)からメガトン・ギガトン級に核兵器は進化しており、第二次世界大戦の死者数を大幅に上回ることは誰もが予想するところだ。

※3.人類は戦争に終止符をうたねばならない。そうしなければ、戦争が人類に終止符を打つだろう。(ジョン・F・ケネディ)

これは、昔の考え方ではない。

「限定的(パネルの様なケース)ならイイだろう」と考える平和ボケしたあなたはもう一度※1.~※3.を良く噛み締めてもらいたいものだ。

最後にまたまた、マスコミの悪口を書いておく。

集団的自衛権の行使容認に対する、新聞の論調は下図の様だとの事。



新聞はこんな記事を「公平な報道」としているのだ。

「日本国民にとってこの政策はどうのこうの」とか「政府は憲法違反を犯している」とか「国民は実施後こうなる」といった「社会の木鐸」として国民に警告し、啓蒙して国民を「目覚めた有権者」にしようとしていない。

政府を直接批判する「社説」=政府はこうしようとしているが、憲法を守る義務がある政府が憲法違反を犯している、けしからん、といった言及が偏向新聞と言われる朝日新聞からも消え失せてしまっている。

政府首脳に対し「我社(朝日新聞社)には、まだ頭のおかしいの(=お上のやり方に反対意見を言う者)が20人ほどいますが、我々(=朝日新聞政治部)にはそんな人間(お上に楯突く人間)は一人も居りません」という朝日新聞社。

お上に楯突いて「記者クラブ」特権を失うことはしません、とお上に従順を表明したのだ。

だから偏向新聞の朝日でさえ、

見出し:日本の「専守防衛」はどこへ行く?

今日のトピックス:

自民党が集団的自衛権を使えるようにするための新しい「3要件」を公明党に示しました。

日本が長年、国是としてきた「専守防衛」はどこへ行くのでしょうか。
・・・朝日デジタルニュース2014.06.13

といった国民によく理解できない書き方をしている。こんな記事は国民を啓蒙する政府批判記事にはなり得ない。


集団的自衛権の行使容認を政府見解としようとしていることは、日本の「専守防衛」は何処へ行く、といった生易しい表現では済まない出来事なのだ。

憲法を改正しないで憲法を守る立場の政府が勝手に「解釈改憲」をすることは「民主主義=国民主権」の否定であり「立憲主義」の否定である。

それを素直に表現できない「幕府の犬」に成り下がってしまったマスコミ。

朝日新聞の「頭のおかしい20人」がお上に反旗を翻してもいいのではないか?

例えば、それでお上が朝日新聞社を「記者クラブ出入り禁止」にした場合を考えれば分かることだ。

朝日新聞はその事実を新聞に書く、国会で何故記者クラブから外したのか、と問い質される、国民から政府の横暴を批難する声が湧き上がる。

第4の権力には、それだけの力があるのだ。

言いたいことが纏まらなかったが今日はここまで、またね。





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