前回の続きなのだが、基本を書いていくと言ったのに応用・具体例になってしまう。タイトルも私がいつも読ませてもらっている“ブログ”名をそのまま拝借した。
先日、本屋に行ってビックリした。棚の前の新刊やベストセラー本を置いてあるスペースに田母神氏の著書(単行本)が7種類もところ狭しとズラーっと積み重ねられていた。
こういった光景は、安倍元首相の時に戦記物や大東亜戦争肯定論や小林よしのり氏の本が蔓延っていた時以来見たことがなく、少しホッとしていたのだが…。
田母神前航空幕僚長は統合幕僚学校(陸海空各自衛隊の2佐・1佐クラスの自衛官を主な学生としており、将官や上級幕僚になる為の登竜門の1つ)の校長をしていた人である。
つまり、陸海空自衛隊員は、組織の中で上に立とうと思ったら、田母神校長の思想を学び、それを自らの考え方として取り入れ実行していかなければならないのだ。
田母神氏の思想は…。
※専守防衛は相手にとっては痛くも痒くもない。
※自衛隊の中にも相手国への攻撃について徹底的に考える人たちが必要である。
※米ソの冷戦は終わった。しかし我々は今、日本国内において反日的グループとの冷戦を戦っている。この冷戦に勝たなければ日本の将来はないと思っている。
※これから部隊指揮官等に配置される皆さんは、この国を愛する正しい国家観、歴史観を確立して、部下隊員を指導することはもちろんのこと、部外における講演などでも国民を啓蒙する気構えを持って頑張ってほしいと思う。
※自衛隊にも国民が正しい歴史観を持つためにやれることがある。反日的グループの努力がわれわれの努力を上回っていたから教科書がどんどん自虐的になった。
※若い幹部や隊員の場合には新聞や雑誌でもそれがどういう思想傾向を持ったものであるのかさえ理解していない場合もある。無知故に反日活動に協力するようなことがあってはいけない。親日的活動が一定の成果を収めないと、やがて反日活動に圧倒されることになる。それは正に組織的に実施されている。我が国の現状を見れば自衛隊の指揮官、特に上級の指揮官は、いま第2の戦場に目を向けることが大事であると思う。
無風注:第2の戦場=国内の反日分子(日教組やマスコミ)
※その具体的な方法として、歴史認識の勉強、自衛隊の政治への関与、軍事力の強化、外部への発言や論文投稿の勧め、マスコミや親自衛隊の人の利用、国民の国防意識を高める活動などを挙げて、自衛隊員に合法的な革命の士になるように説いている。
(ブログ引用)
田母神氏は校長の立場で、自衛隊幹部候補生を教育→つまり、その反日グループに勝って、革命を成し遂げるために、自衛隊の隊員たちに彼らの思想に基づく歴史認識や国家観を教え込み、自衛隊の立場から貢献をしようと考え、自分なりに計画を立てて、それを実行していたのである。
田母神氏の教育により、もし自衛隊員の中に、自分たちの考えに合う人は「親日」、意に沿わない人々は「反日」と区分するような考えが根付いてしまったら、
どんなにか危険なことか…。田母神氏は自衛隊員たちを先導して、ある種の革命・維新を起こそうとしていたのではないか?(ブログ引用終り)
田母神氏の考えが自衛隊内に浸透すれば、クーデターを起こすことが可能である。
私が恐いと思うのは、そんな危険人物(自衛隊の海外派遣の憲法違反判決に対し“そんなの関係ねえ!”と、当時のはやり言葉であるにしろ、司法を無視し憲法をないがしろにした人物)をテレビに出演させていることである。
ご存知の如く、テレビに映し出されている回数が多いということは政治世界への近道である。
それは、東国原宮崎県知事・橋下大阪府知事・森田健作千葉県知事・横山ノック・青島幸男(選挙期間中一回も選挙活動・運動をしないで当選)・スポーツ選手・俳優・タレント等、あげたら切りが無い。
講演会と言えば、
田母神俊雄氏「ヒロシマの平和を疑う」8月6日講演 秋葉広島市長、変更要請
◇「市民感情に配慮を」
8月6日の原爆記念日に広島市で、前航空幕僚長の田母神俊雄氏が「ヒロシマの平和を疑う」と題した講演会を予定していることがわかった。秋葉忠利市長は29日、「被爆者ら市民の心情に配慮して日程変更を検討してもらいたい」とする要請文を、田母神氏と講演会を主催する「日本会議広島」に送った。
講演会は午後6時から、原爆ドーム近くの広島市中区のメルパルク広島で開催。
主催する日本会議広島のホームページでは「国を守るのになぜ軍隊が必要か、戦争を回避するために何をなすべきか」などと講演会の意義を掲載している。
田母神氏はこれまでの講演やインタビューで、日本の核武装の可能性について発言している。
要請文は講演での発言は自由だと認めたうえで「広島における8月6日の意味は表現の自由と同様に重要」としている。
また、当日は「原爆死没者の霊を慰め世界の恒久平和を祈念するかけがえのない日」であり、「ヒロシマの平和を疑う」という演題での講演は「被爆者や遺族の悲しみをいやが上にも増す結果となりかねない」と訴えている。
毎日新聞の取材に対し、田母神氏の事務所は「主催者から依頼がない限り、日程変更はしない」と答えている。
日本会議広島事務局の井坂信義さんは「核兵器廃絶こそが私たちの願い。
理想は同じでもいろいろな考え方があり、議論すらするなというのは言論封殺だ」とした。…毎日新聞6/30
私は、とうの昔に否定され葬り去られていた稚拙な右翼思想・戦前の軍国主義思想を持った人物をテレビに登場させたり、講演会を要請したりする勢力があることに「日本がアブナイ!」と叫びたくなる気持になる。
ものの見方・考え方の基本は前回の通りであり、戦争は決して起こしてはいけないし、起こさせてもいけない、のである。
今日はここまで、またね。
先日、本屋に行ってビックリした。棚の前の新刊やベストセラー本を置いてあるスペースに田母神氏の著書(単行本)が7種類もところ狭しとズラーっと積み重ねられていた。
こういった光景は、安倍元首相の時に戦記物や大東亜戦争肯定論や小林よしのり氏の本が蔓延っていた時以来見たことがなく、少しホッとしていたのだが…。
田母神前航空幕僚長は統合幕僚学校(陸海空各自衛隊の2佐・1佐クラスの自衛官を主な学生としており、将官や上級幕僚になる為の登竜門の1つ)の校長をしていた人である。
つまり、陸海空自衛隊員は、組織の中で上に立とうと思ったら、田母神校長の思想を学び、それを自らの考え方として取り入れ実行していかなければならないのだ。
田母神氏の思想は…。
※専守防衛は相手にとっては痛くも痒くもない。
※自衛隊の中にも相手国への攻撃について徹底的に考える人たちが必要である。
※米ソの冷戦は終わった。しかし我々は今、日本国内において反日的グループとの冷戦を戦っている。この冷戦に勝たなければ日本の将来はないと思っている。
※これから部隊指揮官等に配置される皆さんは、この国を愛する正しい国家観、歴史観を確立して、部下隊員を指導することはもちろんのこと、部外における講演などでも国民を啓蒙する気構えを持って頑張ってほしいと思う。
※自衛隊にも国民が正しい歴史観を持つためにやれることがある。反日的グループの努力がわれわれの努力を上回っていたから教科書がどんどん自虐的になった。
※若い幹部や隊員の場合には新聞や雑誌でもそれがどういう思想傾向を持ったものであるのかさえ理解していない場合もある。無知故に反日活動に協力するようなことがあってはいけない。親日的活動が一定の成果を収めないと、やがて反日活動に圧倒されることになる。それは正に組織的に実施されている。我が国の現状を見れば自衛隊の指揮官、特に上級の指揮官は、いま第2の戦場に目を向けることが大事であると思う。
無風注:第2の戦場=国内の反日分子(日教組やマスコミ)
※その具体的な方法として、歴史認識の勉強、自衛隊の政治への関与、軍事力の強化、外部への発言や論文投稿の勧め、マスコミや親自衛隊の人の利用、国民の国防意識を高める活動などを挙げて、自衛隊員に合法的な革命の士になるように説いている。
(ブログ引用)
田母神氏は校長の立場で、自衛隊幹部候補生を教育→つまり、その反日グループに勝って、革命を成し遂げるために、自衛隊の隊員たちに彼らの思想に基づく歴史認識や国家観を教え込み、自衛隊の立場から貢献をしようと考え、自分なりに計画を立てて、それを実行していたのである。
田母神氏の教育により、もし自衛隊員の中に、自分たちの考えに合う人は「親日」、意に沿わない人々は「反日」と区分するような考えが根付いてしまったら、
どんなにか危険なことか…。田母神氏は自衛隊員たちを先導して、ある種の革命・維新を起こそうとしていたのではないか?(ブログ引用終り)
田母神氏の考えが自衛隊内に浸透すれば、クーデターを起こすことが可能である。
私が恐いと思うのは、そんな危険人物(自衛隊の海外派遣の憲法違反判決に対し“そんなの関係ねえ!”と、当時のはやり言葉であるにしろ、司法を無視し憲法をないがしろにした人物)をテレビに出演させていることである。
ご存知の如く、テレビに映し出されている回数が多いということは政治世界への近道である。
それは、東国原宮崎県知事・橋下大阪府知事・森田健作千葉県知事・横山ノック・青島幸男(選挙期間中一回も選挙活動・運動をしないで当選)・スポーツ選手・俳優・タレント等、あげたら切りが無い。
講演会と言えば、
田母神俊雄氏「ヒロシマの平和を疑う」8月6日講演 秋葉広島市長、変更要請
◇「市民感情に配慮を」
8月6日の原爆記念日に広島市で、前航空幕僚長の田母神俊雄氏が「ヒロシマの平和を疑う」と題した講演会を予定していることがわかった。秋葉忠利市長は29日、「被爆者ら市民の心情に配慮して日程変更を検討してもらいたい」とする要請文を、田母神氏と講演会を主催する「日本会議広島」に送った。
講演会は午後6時から、原爆ドーム近くの広島市中区のメルパルク広島で開催。
主催する日本会議広島のホームページでは「国を守るのになぜ軍隊が必要か、戦争を回避するために何をなすべきか」などと講演会の意義を掲載している。
田母神氏はこれまでの講演やインタビューで、日本の核武装の可能性について発言している。
要請文は講演での発言は自由だと認めたうえで「広島における8月6日の意味は表現の自由と同様に重要」としている。
また、当日は「原爆死没者の霊を慰め世界の恒久平和を祈念するかけがえのない日」であり、「ヒロシマの平和を疑う」という演題での講演は「被爆者や遺族の悲しみをいやが上にも増す結果となりかねない」と訴えている。
毎日新聞の取材に対し、田母神氏の事務所は「主催者から依頼がない限り、日程変更はしない」と答えている。
日本会議広島事務局の井坂信義さんは「核兵器廃絶こそが私たちの願い。
理想は同じでもいろいろな考え方があり、議論すらするなというのは言論封殺だ」とした。…毎日新聞6/30
私は、とうの昔に否定され葬り去られていた稚拙な右翼思想・戦前の軍国主義思想を持った人物をテレビに登場させたり、講演会を要請したりする勢力があることに「日本がアブナイ!」と叫びたくなる気持になる。
ものの見方・考え方の基本は前回の通りであり、戦争は決して起こしてはいけないし、起こさせてもいけない、のである。
今日はここまで、またね。
…えーっと。判決内容には従っているわけなんですが。
「米国の核兵器のみ廃絶」「中国、北朝鮮を含む(もちろん米国も含む)核兵器の廃絶」では、どちらが、より「核廃絶への平和的祈り」と言えるでしょうか?