無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

何を言っているのか分からない

2016年11月29日 | Weblog
今の政府マスコミが日本国民に流しているあるいは流さない情報によって国民の60%強が安倍内閣を支持していることになっている。

安倍内閣支持の人たちにその理由を詳細に聞き出せば、今のテレビ・大新聞の情報によるものだと分かるのだろうがテレビ・大新聞からその正確な情報が入らないのだから、自分でブログの人の意見を参考にしながら列挙していく他はない現状だ。

従って、安倍政治の嘘をツイッターの様に短く挙げ連ねて行きたい、との願望が常に私の中にあるのだが、書き始めるとあれもこれもと余談が増えてしまう。従って系統立てて簡略に話すことを諦め、思いつくままにだらだらと書いて行くことにした。

今日は、上のタイトル「何を言っているのか分からない」に絞る。(絞るように努力します

最近のネット動画(YouTube)より

動画その1・・・タイトル

〝安倍首相の答弁”を『蓮舫代表が全く意味を理解できず』恥を晒した模様。
あまりの頭の悪さに有権者騒然


動画その2・・・タイトル

【蓮舫】VS【安倍総理】蓮舫が安倍首相の答弁に「さっぱり分からない」と〝頭の悪さ″を暴露!

≪内容要約≫

参議院ではTPPの承認案を巡る審議が行われている。
そこで、民進党の蓮舫代表は17日に行なわれたアメリカのトランプ次期大統領との会談について、追及した。

蓮舫代表「何をもって信頼関係が持てると確信したんですか?」

安倍首相「現職のオバマ大統領に対する敬意を、この人はしっかりもっているな、と。そして、それを維持していく。米国に二人の大統領が存在するということを世界に示してはならない、という、しっかりした考え方を示していただいた。
こういう姿勢を私は高く評価し、信頼に足る、と、こう考えたところでございます。」

蓮舫「すみません、何を言っているのか、さっぱりわかりませんでした。(あなたはこの会談でトランプと安倍の信頼関係が出来、友達関係が出来たと言ったが)友達じゃないじゃないですか。」

安倍首相「前任者を辱める行為は取らない、ということをするという、その点について私は信頼に足る、と申し上げたところでございます。」


これに対する、ネットの反応がキモイ。多少まともなのを「チョトだけよ」

■蓮舫は本当に頭が悪いなW 分かろうとしないか聞いてないだけだろ。・・・

■トランプはまだ公人ではないからな。私人として安倍総理を招いたわけで、招待された安倍総理が勝手に会話内容を漏らして良い訳がない。


(余談)↞話を限定してと思っていたがこれと同じようなコメントを思い出したので、御免!また横道です。

TPP承認の国会審議について、山本太郎議員が「永田町恐怖新聞No.3」で、


「政府がTPPに関して国会に提出した資料 タイトルを除き45ページほとんど真っ黒」

これに対して、ついたコメント。

🔲 山本太郎は「外交」というものを分かっているのか。外交を知らなさ過ぎる。他国との外交交渉過程は他国の為にも公開できないのは、当たり前だ。(だから全面黒塗りとなったのだ)(余談終り)


どんどん脱線してしまうので、コメントは差し控えて、話を戻す。

私はこれらの動画を見て第一に思ったことは「安倍首相はトランプを信頼できると思ったかも知れないが、トランプの安倍首相に対する信頼度はゼロだな、ということ。

トランプ次期大統領の上の話は、安倍首相に「なんで、まだオバマ大統領の任期がある時に私のところに来たのか。オバマ大統領に失礼だ。(大統領選の時、来訪した時もヒラリー候補と会って、私には会わなかったではないか↞これはトランプ氏の心の中)」という意味を込めてオバマ大統領の話をしたのだ。

それに気が付かないのは安倍首相だけで、世界の他の国では「まだ現役の大統領がいるときに、それを無視して「次期」の大統領に会いに行く非常識な外交は絶対やらない。
トランプ氏の言った事は世界外交の常識であり、それで「信頼に足る」といっている安倍首相。自分が批判されているのにも気が付かない。

そう思っていたらタイミングよく、今日の「阿修羅」さんの拍手ランキング一位になった天木直人氏のブログに「真実」が書かれていた。

週刊現代に載った記事をもとにして書いているのだが、私も、その週刊現代の記事をさわりだけ載せておく。

安倍首相がまっさきにトランプと会談することを知ったケネディ駐日米国大使は「来年1月20日までは、オバマ大統領が唯一の米国大統領だ!」と激怒したという。

そしてトランプに猛抗議したという。(これが安倍首相がトランプ次期大統領から聞いた言葉となったのだ)

以後、他国の首脳らがトランプと会談しなかったのは、安倍首相がトランプに特別扱いされたからではまったくなく、トランプが「もう二度とやらない」とホワイトハウスに詫びを入れたからだと言う。・・・中略・・・

トランプだけは大統領にしてはいけないと、最後は嫌いなクリントンを応援したオバマだ。

それなのに、安倍首相は、手のひらを返したようにオバマからトランプに乗り換えたのだ。(オバマ大統領が任期中だというのに)

オバマ大統領とケネディ駐日大使が怒らないはずはない。

そして、今のトランプが最優先することは、オバマ政権からの円満な権力移譲だ。

トランプが安倍よりオバマを優先するのは当たり前だ。


だから、トランプ氏はオバマ大統領の話を出し、TPPや米軍基地費用負担等の問題を話すのは現役の大統領がいるのだから止めよう、となったのだ。だから、安倍首相が「内容は言えない」と言っているのは「信頼関係」云々ではなく、トランプ氏に「まだオバマ氏が大統領なんだから」と言われ、全く諸問題について話しを出してもいない、と言ったところが「真実」なのだろう。(下に記事)

≪関連記事・ブログ≫

🔲トランプ氏「信頼できる」安倍首相・・・朝日新聞デジタル(2016年11月18日)・・・これってどっちの言葉?

🔲オバマ大統領と立ち話すらできなかった安倍首相-(天木直人氏)2016年11月21日(トランプ面会後の話)
 APEC首脳会議に出席した安倍首相。その機会に合わせて行われる首脳会談においても、安倍首相はまるで出番がなかった。
 オバマ大統領との会談は立ち話さえ出来なかった。
 日米同盟を最優先する日本の首相が、首脳会議の場で米国の大統領に会わない、会えない、などということは前代未聞だ。
 世界にさきがけてトランプ氏との会談を急いだ代償だ。
(注)もっとも、安倍首相はトランプ会談の前からオバマ大統領に嫌われていたんだけどね。

🔲産経新聞記事
(蓮舫氏が質問する会談内容について)初対面、しかも大統領就任前の非公式会談の内容を一方的に明らかにすれば、信頼関係は成り立たない。
首相は「現職大統領がいる中で個別のやり取りは避けよう、と一致した。信頼関係は約束をしっかりと守るところから始まる」と繰り返した。

(注)日本のマスコミは「世界各国の首脳に先駆けてイの一番でトランプ氏と会った」と絶賛しているが、電話で話したのが世界で4番目はまだしも、大統領選挙の期間中、クリントンとしか会わず、トランプが次期大統領に決まった途端に、しまったとばかり手のひらを返して50万円の手土産持参でトランプのところに駈け参ずる。まだ現役の大統領オバマが執務しているというのに! 日本の首相はアメリカ国民ばかりでなく世界中から嘲笑されているのだ。ヨイショ新聞は「APECでも各国首脳から『トランプとどんな話をしたの?』と安倍首相は羨望のまなざしで見られモテモテだった」と書いている。

🔲APECで決定的だったのは安倍とオバマの日米首脳会談が開かれなかったことだ。
安倍がオバマに対し、トランプに翻意を促すよう求めることを期待していた他のTPP参加国は唖然ボー然だったろう。
だが、(日米首脳会談が開かれなかった)そりゃあそうだ。
トランプが次期大統領に決まった途端、土産持参でNYに馳せ参じた安倍の姿を見て、オバマはむしずが走る思いだったに違いないからだ。

「トランプ会談はあまりに軽率でした。オバマ大統領が快く思うはずがありません。安倍首相が他国の首脳と同様に、トランプ氏が正式に大統領に就任するまで会わない――という姿勢で臨んでいたなら、APECでオバマ大統領も首脳会談の時間をつくったでしょう。TPP発効に向けて日本と足並みをそろえて何らかのアクションを取った可能性もあった。しかし、トランプ会談で大ハシャギしたため、日本は何の手も打てなくなったのです」(小山貴氏)


肝心の「何を言っているのか分からない」の話に戻る。
先の動画では、ウヨクが「蓮舫が安倍首相の答弁に『さっぱり分からない』と〝頭の悪さ″を暴露!」としているが、安倍首相の答弁に問題はないのか?

週刊現代の経過記事を読んでから、トランプ氏の言動を安倍首相の話で聞くと、トランプ氏の発言は至極当たり前の事を言っているのであって、それを以って「信頼できる」と安倍首相が考えること自体がおかしな話なのだ。
蓮舫氏ではないけれど「何でそうなるの?」「わかんな~い」と考えるのが、しっかりした考え方を持っている人なのだ。

さて、頭のいい、コメントを書いたウヨクの方。下の国会中継を聞いて安倍首相が何を答えているか分かりますか?

民主党岡田代表(質疑)

――…朝鮮半島有事のその例で、どういう時に「存立危機事態」と総理は認定するのかということを聞いている。お答えください」。

安倍首相(応答)

   そこで、そこで、よろしいでしょうか。

   そこでですね、まさに、どういう事態になるかということは、
   その事態が起こってさまざまな状況を判断をしなければ
   ならない。

   今、あらかじめ、こうしたこうしてこうした事態があるという
   ことを今ここで申し上げるということはいかがなものかと思う
   わけである。

   つまり、そうならなければ、いわば、そうならなければ、われ
   われは武力行使をしないということは、これが明らかになって
   くるわけである

   そこで、その上で、その上で申し上げれば、いわば朝鮮半島で、
   朝鮮半島で有事が起こる中において、米艦船がその対応にあたって
   いく。

   これが重要影響事態に当たれば、われわれは後方支援を行う。

   その中において、某国が東京を火の海にする発言をどんどんエス
   カレートさせていき、さまざまな状況が、日本に対してミサイル
   攻撃するかもしれないという状況が発生してくる。

   その中において米艦船、あるいは、その米艦船がミサイル防衛に
   関わる艦船であった場合、それを攻撃するということは、その攻撃
   された艦船を守らないということについては、これはやはり3要件
   に当たる可能性があるわけだ。

   しかし、そういうことをケース、ケースで私が述べていくという
   ことは、まさに日本はどういうことを考えているのか、どういう
   ことでなければ、武力を行使しないために政策的な中身をさらす
   ことにもなるから、これは国際的にもそんなことをいちいち全て
   述べている海外のリーダーというのはほとんどいないということ
   は申し上げておきたいと思う。


文字起こししているので、あなたは何回も読み返しが出来、理解に到達できるのかも知れませんが、国会の現場でじかに一回限りの上の様な声を聴いて理解できる人はいないでしょう。蓮舫は頭が悪い、といっているあなた、そうあなたに上の話を分かるように解説してもらいたいものです。

なんかまとまらないなあ。きょうはここまで、またね。