無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

政府&マスコミ&ネットのウヨク思想

2016年11月28日 | Weblog
今日は、政府マスコミ報道とネットの政治に関する動画のウヨク思考の現状を紹介しておく。(全く話の脈絡なしで)

マスコミの日頃からのヨイショによって東京都の選挙で60万票超えの支持を得た田母神俊雄閣下が自衛隊航空幕僚長(士官候補生育成校の校長)だった時代に自衛隊機関誌「鵬友」に載せた論文で、

■「専守防衛は相手にとっては痛くも痒くもない」(領海侵犯しても日本は威嚇射撃だけだからと相手から馬鹿にされる。)

■「自衛隊の中にも相手国への攻撃について徹底的に考える人たちが必要である」

■自衛隊にも国民が正しい歴史観を持つためにやれることがある。
反日的グループ(自虐史観を教える日教組・偏向報道の朝日新聞等)の努力がわれわれの努力を上回っていたから教科書がどんどん自虐的になった。

■若い幹部や隊員が無知ゆえに反日活動に協力するようなことがあってはいけない。

我が国の現状を見れば自衛隊の指揮官、特に上級の指揮官は、いま第二の戦場(日教組の学校教育や朝日新聞等の偏向報道)に目を向けることが大事である。



といって、戦後の教育・報道で育った反日的・反権力的サヨク思想の国民に対し、われわれ(ウヨク)が声を大きく挙げる努力をするようにと説いた。

その結果、国家が検定する国定教科書では教科書出版社に「教科書に愛国心をどの様に盛り込んでいるか」を明記する義務を負わせ教科書選定の国の判断基準とした。例えば『領土問題』では『竹島・尖閣は日本の固有の領土』と明記しない教科書は不採用となった。
また、「別に強制するものではなく、日本の国旗は『日の丸』、国家は『君が代』と定めただけのもの」として成立した『国家・国旗法』が今では日教組等の反日サヨク教師の教壇からの追放に使われている。

(余談)ユーチューブに長い間、橋下大阪市長時代のウヨク動画が載っていた。

【大阪】橋下市長「勉強してから来い!」無知で無礼なMBS女記者の醜態!

権力をもったものが下の者を黙らせる典型的な独裁者の手法を用いている橋下氏。

私ならこんな破たんした論理を怒鳴っている自分に恥ずかしくなって、すぐ動画を削除「このユーザーによって削除されました」とするだろう。もう1年以上もそのままで載っているのではないだろうか?

他にも、同じ会見で『(橋下氏に論破されて)女記者は沈黙』と橋下市長が女記者をやり込めた、と橋下徹氏を持ち上げている動画もある。

いずれにせよ国歌を声を出して歌わなかった口パクの教師を首にした校長についてMBS女記者は批判的に橋下氏に質問したことに対し「誰が命令したんですか」と逆問いし、それに対し、女性記者が「国家が体制ぐるみでやっていること」なので「あなたが命令している」とも言えず、答えられずに質問を続けると「私の質問に答えなさいよ。それが先だ。そうでないと、あなたの質問を受け付けない、もう止めだ。もっと勉強してこい。」(もう見るのも嫌なので正確ではないがこの恫喝で長い時間掛けている。27分チョイの動画を掲載したメイン・イベントを占めた部分だ。

橋下氏「私たちは条例を作っただけですよ」↞?????

橋下氏「校長は口パクではないか?と思った教師を呼んで『ちゃんと歌っていたか?』と訊いている。それで『歌っていた』と言った教師には全くお咎めなし、『そうか』で解放している。そして『歌っていない』と答えた教師を馘にしただけであり、その校長は規則・条例に違反した教師を法に基づき法を守ってその教師を首にしたのであって、少しも批判される謂われは無い。」

女性記者がその校長が教師を馘にしたことは悪いことだ、と追及したのに対し、橋下氏は「校長は歌っていたかいなかったかをきちんと訊いて、歌っていなかったといった教師を規則に従って馘にしたのであり、その校長は何も間違ったことはしていない。」としているのだ。

良いにつけ悪いにつけ、『君が代』を万世一系の天皇を讃えた歌だとの信念を持っている「二度と子供たちを戦争に送るな」とするサヨク教師を「歌わなかった」として馘にする事は、何かキリシタン教徒が「踏み絵」を踏まなかったから(信仰を捨てなかったから)といって火あぶりの刑に処されたことと似ている様に思える。

自民党の公式ホームページには一時、次の様な「学校教育における政治的中立性についての実態調査」のお願いが載り、投稿フォームが設置され、氏名や性別、連絡先などとともに、《政治的中立を逸脱するような不適切な事例を(いつ、どこで、だれが、何を、どのように)と具体的に記入してください。》という書き込みができる入力欄が設けられていた。(以下、リテラより)

7月7日に自民党文部科学部会長である木原稔衆院議員は、以下の様なツイートとともに投稿を呼びかけている。

〈残念ながら教育現場に中立性を逸脱した先生がいます。18歳の高校生が特定のイデオロギーに染まった結論に導かれる事を危惧してます。そこで、学校教育における政治的中立性についての実態調査を実施します。皆さまのご協力をお願いいたします。〉

(注)木原稔議員は「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」発言をした人


さて、自民党公式ホームページの「実態調査実施」に書いてある文書。(当初)



上は自民党HPに最初に載った文書の内容ですが、読みにくかったので縦を引き延ばしてあります。
それでも、読みにくいのですが、肝心なのは「子供たちを戦場に送るな」と言った「中立性を逸脱した先生方がいる」といった部分です。
この部分は流石に「マズイ」と思ったのでしょう、すぐに「安保法案は廃止にすべき」と主張し、中立性を逸脱した先生方がいることも事実です。と修正された。そしてしばらくしてこの「実態調査実施」は自民党HPから姿を消した。

あなたは、このウヨクの方々がおっしゃられるように「子供たちを戦場に送り出そう」とする先生が「政治的中立性」を保った教師だとでも思っているのでしょうか?

(参考)


上の稲田朋美氏の発言(再掲載)

(大きな日章旗を掲げた会場をバックに壇上で「日本の国旗は美しいですね」と感動を表し・・・)

国民の一人ひとり、みなさん方一人ひとりが、自分の国は自分で守る。

そして、自分の国を護るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです。(会場から“そうだ!”の声と拍手)

決死の覚悟なくして、この国は守れません。(会場から拍手)


更に稲田朋美氏は、

「国に命をかける者だけに選挙権を!」



また、自民党憲法改正案(自民党に言わせると憲法草案)の作成委員の一人、片山さつき議員は、


この片山議員の考え方は、安倍自民党政権の基本的な考え方で、戦後レジューム(国民主権・基本的人権・平和主義)を否定し、公益と公の秩序(どちらも国の判断次第・恣意的使用可)で国民を縛ろうとしているのです。

今の日本人は封建時代より重い税を課せられているのに、勤労・納税・教育の義務を果たしていない国民は殆んどいません。

(注)働きたくても働き口がない、税金を払いたくとも払えない、教育を受けたくても受けられない、は国の憲法遵守義務違反で国の責任。

この義務を果たすことによって国の福利を享受できるのです。

むしろ日本人(99%の庶民)は大人しくて「健康的で文化的な生活」が国に保証されなくても文句も言わず「孤独死・餓死・過労死」し、又は国に文句も言わずに「自殺」しているのです。

ほぼ70年政権交代なく続いた日本国では国民の血税で甘い汁を吸い合う「政官財」の支配層だけが既得権益をむさぼる「利己主義」に走っているのです。公共心・公徳心の廃頽の原因はこのトップの指導者層に起因しているのです。

ウヨクはこの「天賦人権論」(義務を果たさず権利だけ主張する)や「自虐史観」を持ち出して私たち(国民みなサヨク)を否定しますが、あなたは学校で「日本は太平洋戦争をした悪い国だ」と叩き込まれ、自虐意識・罪悪感にさいなまれ精神が落ち込むような教育を受けましたか?

最近の20年前までは、日本に生まれて良かったと考える国民が90%を超え、自分は愛国心を持っていると答えた国民は80%を超えていました。とても日教組の自虐史観教育で自分の国を愛せず誇りも持てなくなり公徳心を失ったとは考えられません。(同じことの繰り返し記述でスミマセン)

こういった考えのウヨクの方々が日本を支配しているのに、最近の共同通信の世論調査(2016年11月26日・27日)でウヨク安倍内閣の支持率が60・7%と10月から6・8ポイントもアップしている。

まともなあなたは、この現象を見てテレビ・大新聞の情報操作・世論誘導による国民洗脳を恐ろしく感じないのだろうか。

この話は次回に回す。



ユーチューブの「あなたにお勧めの動画」(特に政治)・「最近アップされた動画」にこの様なウヨクの気持ち悪くなる動画が大部分を占めて来た。話がそれるので後に回すが、今まで大きかったサヨクの声がかき消され(=テレビ・大新聞等で流されず)、田母神氏の論評の様にウヨクの声が大きくなり大部分を占めるに至っていることは事実である。(余談終り)


田母神閣下が指摘する第二の戦場のもう一方の片割れが朝日新聞に代表される反日サヨク新聞である。
これはご承知の様にウヨク(日本会議・安倍政権&大新聞)に「慰安婦問題での吉田証言」をつつかれ、委縮してしまい『賛否両論併記』『政府見解で報道を閉じる』といった記事となり、私の様な戦後のアメリカによる洗脳(主権在民・基本的人権・平和主義)で教育されて育ったサヨクにとっても、社の主張が全く無くなり、何を言いたいのか分からない朝日新聞記事が極右新聞から「護憲派主張(=朝日新聞社説) もはや意味不明」と見出しにされるのは「さもありなん」と思ってしまう。

(余談)
「何を言いたいのか分からない」「意味不明」で思い出したので、またまた余談として書いておく。


とここまで書いたが、このまま書き続けるとだらだらと長くなりそうなので次回に回すことにした。今日は途中ですがここまで。続きます。