雨あがる

2000年02月20日 | 映画

 今日、黒澤明の遺稿シナリオの「雨あがる」という映画を観た。
 なかなかいい小品という感じの映画でした。
 原作は山本周五郎です。私はこの小説を読んでるはずですが、内
容を忘れていた。周五郎らしい、人間愛いっぱいのストーリーだっ
た。
 私は、主人公に自分を見た。いえ、私は彼のように剣の腕がたつ
というような取り柄はなんにもないが、社会的な意味での、自分の
存在のなさ、ということで同じ想いです。
 明日からも、私らしく生きていくしかないか、なんて考えながら
映画館を出ました。

 夜8時から、NHK教育の新日曜美術館で「“画家”黒澤明の世界」
を観た。これまでもなんどか黒澤の絵を観たが(テレビでですが)、
私は好きです。
 私は若い頃、絵も描き、音楽もやり、小説も書きましたが、どれ
ひとつものにならないで、どうしょうもないなァ、なんて自己嫌悪
しながら観ていた。

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