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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

金継作品

2014-06-19 15:53:17 | 金継ぎ
気に入っていた、器が欠けてしまい、金継ぎで修理しました
教室に通い始め、半年掛かって出来上がった記念の品です





いぶし銀で仕上げました





随分前から、漆を使って割れたり欠けた器を修理する「金継ぎ」に興味がありました
最近はカルチャーセンターでも講座が開かれる程一般的になりましたが
20年ほど前は、漆職人さんが修理されてる・・・程度の情報しか無かったのです

数年ほど前から、先生を探し始めて・・・
驚いたのは、接着剤を使って、簡単に直す方法が主流になっていた事。
ほとんどのカルチャースクールは、接着剤や硬化剤を使って、仕上げに金粉・銀粉を蒔くのです
奈良や京都で有名な先生も、この方法でした。

それでは嫌なので・・・探しました!
漆だけを使った昔ながらの方法で修理されている先生にやっと出会いました。

漆を使うので・・・もちろんかぶれます。
私は弱い体質のようで、実際に漆に触らなくても、かぶれたり、痒くなるのです。

初心者という事もあって、半年掛かって、小さな「欠け」がようやく、完成。

かゆくてもかぶれても、楽しんで続けて行きたいです。



ホタル

2014-06-10 19:05:47 | ポーセリン・ペインティング
早朝のまだ薄暗い時間、ツバメの鳴き声で目が覚めました。
カラスが来たのか・・・けたたましく鳴くので、見にいくと
玄関にぼんやりとした小さく光る物が・・・・

ゲンジボタルの雄が居ました!!

じっと観察すると、2秒に1回光るのがはっきり見えます
(関西は2秒に1回・関東は4秒に1回)











今、蛍の絵を描いているのですが、筆が止まっています
(解らない個所があるので)
お蔭で筆が進みそうです!!



歩いて3分くらいの川に蛍は居るのですが、我が家まで飛んでくるには
相当無理があります。
どういう経路で飛んできたのか・・・わかりませんが、朝露が残っている間に、その川に戻しに行きました。

ケースの蓋を開けると元気よく竹藪に飛んで行ったので、ホッとしました!
明るい時間に飛ぶ蛍を見たのは初めてですが・・・
玉虫と同じ飛び方なのですね。驚きました
(トンボや蜂のように体が地面に水平ではなく、垂直に飛びます。)

蛍の成虫は何も食べず、水分だけ舐めて、約1~2週間で命を終えます
懐中電灯で照らしたりせず、マナーを守って観察しましょう。

ツバメのお蔭で、貴重な経験が出来ました。
(カラスのお蔭かも?)

ツバメのヒナ*巣立ち

2014-05-30 13:57:31 | 鳥たち・魚たち
5月28日のヒナ達
ぷくぷくのぬいぐるみのようになりました。

巣立つ前のヒナは親鳥より体重が重いそうです・・・丸々ですね!



29日朝、2羽しかいません・・・



あ、近くの電線に2羽!



最後まで居残った末っ子ちゃん
寂しそうです、



でも兄弟が帰って来て・・・



全員、何事もなかったかのように、エサをおねだり



30日、無事に巣立ちました
巣立って4~5日経つと、見違えるようにスリムになって、十分な飛翔能力もつきます
カラスに追いかけられても、大丈夫なのです。

ヒナ達が巣に居る時は、ペットのように可愛らしくても、一旦飛び立っていくと、遠い遠い存在に・・・
野性味を帯びた目に変わってきます。

今日も出たり、帰ってきたりしてますが、夜には全員集合。

親は、早々に巣の修理を始めてるので、2回目が楽しみです。

少し前まで、同居鳥だったコシアカツバメ
一般的なツバメより一回り大きく、燕尾が長く、胸に縞模様があります



時々、元々営巣していた庇の前の電線に居ます
この巣で育ったツバメかな?


ポートレート

2014-05-13 18:10:03 | ポーセリン・ペインティング
10年以上、アンティーク絵画の模写を習ってきました。
写真からポートレートを描くのは、違った難しさがあってずっと避けて来たのですが
岸田先生にご指導頂いて、練習を始めました。

去年の春から描きはじめて、途中、国家試験があった為、中断・・・
ようやく完成です



この写真を参考にしたのですが・・・
まるで別人!!
なんで、こうなるの???



写真には情報が多すぎてそれを自分で整理しながら描く必要があります。
(足し算したり、引き算したり・・・)
絵をお手本にしていた時は、その情報の整理を画家がしていてくれていたのですね。

お手本の写真を選ぶのも難しくて、
作品を仕上げてみて、選び方が少し解ってきました。

次回は、2種類の写真から違和感が無いように合成する練習です。

リボンとlace

2014-05-07 21:05:15 | ポーセリン・ペインティング
アンティーク絵画の模写を習っているとき、描いてみたかった
ブーシェのポンパドゥール夫人

胸元のリボンを描いてみました
バージョンアップした shuko lace で飾ると素敵に♪ 
(岸田先生のご指導です)





レースもリボンも未完成ですが
ふんわりした柔らかい質感を表現したくて、オイルを多い目にしたら・・・
細かいゴミが入ってしまい、涙・涙・・・



絵を見ていたら、袖のリボンとレースも描きたくなって来ました!


2014 盆藤展

2014-04-30 23:03:47 | 奈良公園
国際奈良学セミナーハウスで開催中の
盆藤展に今年も出かけました

(5月3日まで開催)

会場の入り口に立つだけで、甘~い花の香り。

まるで、花のシャワー(樹齢80年だそうです)















良い香りに誘われて蜂たちも・・・

ニホンミツバチ



マルハナバチ




豪華な藤の足元には可憐な山野草
こういった設えが嬉しいです



花はもちろんの事、鉢、花台がまた見事!!
見飽きるはありません。


奈良の八重桜

2014-04-28 18:14:50 | 奈良公園
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな
                      
                       伊勢大輔

百人一種でも有名なこの歌に詠まれてるナラノヤエザクラ
・・・奈良に咲く八重桜 ではなくて桜の品種の名前です

枝先にボールのように、たわわに花を付ける一般的な八重桜と違い
繊細で可憐な八重桜です



つぼみはピンク
花が咲くと白からピンクに変わり、散り際は濃い紅色に変化します
散り方は、花ごと落ちるのです(花弁が散らない)

咲き始め



咲き終わり



ソメイヨシノのような華やかさはありません
葉陰にそっと咲きます



実は、私も最近まで、奈良に咲く八重桜の事だと思っていました
私の母は、幻の桜だと思っていたのです

奈良八重桜の会の方々が、この桜の魅力を伝えて下さっています
そのお蔭で、可憐で由緒ある桜の事がわかってきました

27日、興福寺会館での講演会に参加致しました



会館は三重塔の奥にありますから、この景色は会館に来た時だけの楽しみ♪



興福寺と奈良の八重桜との繋がり・・・
この桜の故郷ともいえるのが興福寺だったのですね!
境内にも沢山植樹されています。

この桜は全ての桜の中で、一番遅咲きなので、連休明けまでお花見できます。

蛍の絵皿・3

2014-04-26 20:03:15 | ポーセリン・ペインティング
ご依頼を頂いて描いている絵皿(約27㎝のプレート)
全体に絵が入りました

焼成して、背景の川・山などを描き入れます








描いているのは

ホタルブクロ
つゆ草
紫つゆ草
ドクダミ
スカンポ
アゼナルコ
ヤエムグラ
ヤブマオ
ヤエムグラ
ゲンジボタル(2匹)

紫つゆ草は、園芸品種なので描き入れようか・・・と
最後まで迷いましたが、赤紫が入ると引き締まりますね。
ちょうど、花が咲き始めたので、早速スケッチ

ドクダミ、花は未だだけど、特徴ある葉をよ~く観察。
良い季節になってきました!

スカンポは、3日見に行かないと、別の植物かと思うくらい伸びてます
茎や葉の色も日々、変わっていくので、どの時期を描くのか、と
悩むところです。

焼成、上手くいきますように・・・

平城京天平祭

2014-04-22 18:09:20 | 日々のこと
南都銀行・本店に展示されていた「平城京・天平祭」の案内

天平行列は500人規模と聞いています
実はまだ、一度も見た事がないのです・・・

忠実に再現された衣装
初期は飛鳥色が濃く、高松塚古墳の壁画を参考にしたり、
聖武天皇時代は、正倉院宝物を研究されたそうです。

小道具も全てスタッフの手作り(でも本格的!!)
平城遷都1300年祭に始まりましたが、その後毎年グレードアップを重ね
益々見応えある内容になっていってる様子です。








平城遷都の詔(みことのり)

 方に今 平城の地 四禽図に叶い 三山、鎮を作す 亀筮並に従う 宜しく都邑を建つべし

まさにいま へいじょうのち しきんとにかない さんざんしずめをなす
きぜいならびにしたがう よろしくとゆうをたつべし

意味は・・・
平城の地は、東西南北の守護神(四神)に守られ、. 三方山々に囲まれた縁起のよい 土地である。
占いに従ったものだ。さあ共にいい都づくりをしよう

パネルを撮影しました



真ん中の方、元明天皇ですね
この方が藤原京から平城京に都を移されたのです。
奈良時代は、女帝が活躍された時代でもありました
奈良時代は7代の天皇が在位されていましたが、

元明天皇
元正天皇
孝謙天皇
称徳天皇 と4人も!



遷都の詔は奈良の平城京→京都・平安京に遷都した時も発布されました。
・・・がその後、発布されてません。
今でも京都の友人は、
「東京遷都の詔」が発布されてないから、今でも都は京都だと言ってます(笑)

東京遷都の詔、聞いてみたかったな・・

でもどんな理由で、発布しなかったのでしょうか・・・?
不思議ですね。
(・・・きっと京都の人たちへの気遣いなのだと私は思います)

ビーズを焼成

2014-04-21 17:51:08 | ポーセリン・ペインティング
お窯を買って間もない頃、絵の焼成以外にも色々試してみたことが有りました。

ビーズを焼成してみるのもその一つ。

どんな形のも、コロンと丸くなります。

驚いたのは、細長いビーズまでコロンっと丸まってる事。





今回、780度での焼成でしたが、少し温度を避下げて、又試してみようと思います