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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

蛍の絵皿・2

2014-04-17 08:56:07 | ポーセリン・ペインティング
蛍を描き入れると、印象が変わりました!





子どもの頃は、当たり前のように居た蛍・・
いつの間にか、姿を消して・・・
ようやく最近、戻ってきてくれました。

ホテルなどの「ホタル鑑賞の夕べ」という催しで使い捨てられる
ホタルを思うと悲しくなります

あんなクリスマスツリーのイルミネーションみたいに蛍が居るはず無いのに・・・
不自然だと思わないのかな?

蛍の絵皿

2014-04-13 21:29:06 | ポーセリン・ペインティング
オーダーを頂いて描きはじめている絵皿です

昨年、梅雨の季節からスケッチしたり、写真を撮ったりして
構図を練り直し、ようやく描き始めました

(国家試験があったので、中断する時期が長くて申し訳ないです)





下絵に水彩絵の具で彩色しながら、段々不安になってきます。
これだけの草花の葉をきちんと描き分ける事ができるのか・・・?

ツユクサ
ホタルブクロ
ドクダミ
スカンポ
アゼナルコ
ヤブマオ

を描いています

アクセサリー

2014-04-12 12:53:48 | ポーセリン・ペインティング
素敵なペンダントが出来上がりました



デザインは岸田周子先生

使用材料は・・・

ラスター(エメラルド)
金盛
金彩
クリスタルマジック
ダイクロガラス

奈良公園の桜

2014-04-11 14:36:19 | 奈良公園
奈良公園には、ちょっと変わった枝垂れ桜があります
他の地域では見ることできないと思います

おかっぱスタイルのようにも見事に刈り込まれた桜です

興福寺のおかっぱ桜三姉妹
南円堂北側



三重塔北側



五重塔東側



東大寺・大仏殿東側



一番有名な、正倉院と講堂跡の間



皇宮警察の前



それでは、美容師さんをご紹介します
この方達です!

どう?枝はすぐ伸びるから揃えてあげてるんだよ
同じ高さで揃えるのは技術が要るんだからね



(枝が伸びても鹿が食べてしまうので長く枝垂れないのです)
鹿は桜の花びらもが大好き!
夢中で食べてると、花が鼻に付いちゃって・・・
はなはな鹿ちゃんになります
けっこう可愛いです

この後舌でぺろり。




仏生会・東大寺

2014-04-10 10:39:49 | 東大寺
4月8日はお釈迦様の誕生日です
「仏生会」より「花まつり」の呼び方が一般的かもしてませんね

大仏殿の前の花御堂
杉の葉で覆われて、椿と馬酔木で荘厳されています



釈迦誕生仏 可愛らしいですね
(オリジナルは、あべのハルカスで展示されています)



大仏様もこの通り









子どもの頃は「花まつり」が「仏生会」の事とは知らずにいました
考えてみれば、イエス・キリストの誕生日であるクリスマスは盛大に祝う日本人ですが
どうして、お釈迦様の誕生日はあまり一般的ではないのでしょうか?
(商業ベースに乗らないからね・・・)

多治見・現代陶芸美術館

2014-04-07 21:24:21 | 美術館・博物館

岸田周子先生と教室の先輩方と
岐阜県現代陶芸美術館で開催中の
宝石のきらめきデミタスコスモス展に行きました



図録より



ロイヤルクラウンダービー上絵金彩花のガーランド図カップ&ソーサー」 1909年



ロイヤルウースター「上絵金彩羽図カップ&ソーサー」1913年

18世紀から20世紀初頭のマイセンやセーヴル、ミントン、
ロイヤルウースター、ロイヤルクラウンダービー、コールポート、
そして日本の錦光山など、約300点が展示されています

東京在住の鈴木康裕・登美子夫妻が40年にわたり1点ずつ収集された
優雅な、宝石のきらめきをもつデミタスカップ

文字通り、カップの中の小宇宙に感動しました

図録も素晴らしい出来栄えです
小さな小さな作品ですので、図録でゆっくり鑑賞するのも良い方法ですね。

午後は、陶磁器絵付け用絵具を製造されている工場を見学いたしました
今まで、本でしか見たことのない機械や道具に興味津々。

普段、何げなく使っている絵具ですが、こんなにも多くの作業工程を経て作られて
いるのだと解り、職人さんたちに感謝の気持ちでいっぱいです。


陶磁器も絵具も限りある地球の財産なのだと益々愛おしくなりました
(全ての物は、地球からの恵みなのです)

香雪美術館・花らんまん展

2014-04-03 14:05:51 | 美術館・博物館
神戸市御影の香雪美術館で開催中の、森田りえ子さんの
「花らんまん展」に行きました

森田りえ子さんは、薬師寺の散華や東大寺の干支の絵馬を描いておられます
それらの原画も展示してありました

女性らしい繊細で優しい画風が大好きです。



美術館の隣には、弓弦羽神社
御祭神は熊野大神

あの羽生弓弦君と同じ名前ということで、有名になっています





御由緒によると、神功皇后が泉にお姿を写された故事にちなんでこの地は
「御影」となったそうです
また、この時の泉は「澤の井」と呼ばれています
(・・・そういえば澤ノ井、お酒の名前になってますね)

美術館と神社の木々には駅前とは思えないほど、多くの鳥の姿が有り
心落ち着く場所でした。



2014 薬師寺・花会式

2014-03-30 15:36:44 | 花会式
「奈良に春を告げる」と言われている薬師寺・花会式(修二会)
今年から、日程が3月25日~3月31日に変わっています

2012年の様子・・・
2013年の様子・・・ 


28日、初夜と半夜の行を拝観できました

夕方、5時には全ての門が閉められますが、6時半に開門してくださいます。
とても美しい日没後の空の色



薬師寺は、女性も入堂でき、一緒に祈る事ができます
お経の本を入り口で受け取りました



席につく前、お薬師様・日光・月光様にご挨拶。
昼間の照明とは違う表情のお顔に、思わず胸が熱くなるのです
(幻想的で神々しくて・・・言葉になりません)

二十一打の鐘の音が初夜の行が始まりの合図

お薬師さんの前に設えられた台に、時導師役の練行衆が上がり読経が始まります
薬師寺の僧侶は皆さん良いお声です
普段からマイクを使わず法話をされておられますから、自然とオペラ歌手のような
発声になるのでしょうね。

「南無薬~(なむや~)!」と絶叫にも近い叫びが始まると
有り難い気持ちが、心の底から湧き出て来ます
そして、一緒に「南無薬~!!」

初夜の最後、大導師作法が行われ、その間、お香水を授与してくださいます
(とろり、と甘いお香水)

そして・・・
昨年、よく見えなかった、「咒師作法」と「咒師走り」 今年は良く見えました
堂童子さん、「貝鐘~」の合図で「咒師走り」が始まります

堂内の明かりが消えると、太鼓、法螺貝、鐘、鈴が鳴り響き
(わかっていても、何度経験しても、この時はビックリします)

咒師帽をかむって両手に刀を持って堂内を三週します
一週目は刀で天(上向き)を、二週目は地(下向き」)、三週目は天地(上と下)を差し、
腰を落として摺り足で行道されます
右の刀は反っていて、左は真直ぐなのですね。

半夜が終了したのは9時半頃

昨年は土曜日に拝観したので、お堂は満員でしたが、今年は金曜日ということも
あって、予想外に空いていたのです
散華も自然と手元に舞い降りてきて・・・3枚戴きました

仕事を終えて大急ぎで駆け付けた夫は大変だったみたいですが・・・

女人禁制で内陣を見ることが出来ない、東大寺・二月堂の修二会
女性も拝観できて、一緒に声明を唱える事ができる薬師寺の修二会

それぞれに魅力的なのですが
薬師寺の方が、見られる事を意識した演出があるのは事実です。
照明の明るさを変え、お堂が割れんばかりに鳴り響く太鼓や銅鑼の音。
より高く花弁がはらはらと落ちるように舞いて下さる散華・・・
演劇を見ているような気持にもなるのです


境内の薄墨桜、満開です
山田法胤館長ご出身の岐阜県梶尾村から寄進されたそうです







辛夷も満開


ミヤマホオジロのお皿

2014-03-27 21:12:07 | ポーセリン・ペインティング




冬のお皿二枚目
ミヤマホオジロと椿・蝋梅を描きました

ジョウビタキと同じで冬鳥として日本に飛来します

当たり前の事だけど、冬に観察できる鳥たちは、日本では子育てを
しません。
なき声も「地なき」という目立たない声です(チャッチャ・チチチなど)

繁殖地のシベリアや中国北部では、美しい声でさえずっていることでしょう。


ジョウビタキのお皿

2014-03-26 21:28:38 | ポーセリン・ペインティング
冬に使いたくて、描いたお皿

ジョウビタキにツルウメモドキと水仙







ジョウビタキは冬鳥として日本に飛来します
もう、そろそろ大陸に渡っていく時期です

図鑑を見ながら、描いた水仙
庭で咲き始めた水仙と比べると、おかしな点が見つかって落ち込んでます
やはり、スケッチしないと・反省

1月から描きはじめたというのに、ダラダラしてしまい、季節が変わってしまいました。
このお皿を使ってお茶の時間を楽しみにしていた生徒さん達、ごめんなさい。。