唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

コクリコ坂から

2012年06月23日 | アニメ
コクリコ坂から [Blu-ray]
クリエーター情報なし
スタジオジブリ


ゲドがむちゃくちゃだったので、正直あまり期待しないでみました。

最初の方はそういう気持ちもあってか、すべての動きに意味をもたせたような無駄に真剣なしぐさ、動作や、相変わらずこっけいなほどきちんと話すセリフ、どこかのジブリ作品のようなシーン、看護師さんの女の人の口紅など、いやなところがめにつくことが多かったのですが、だんだん物語りに引き込まれていきました。日常あまり接してなくて、別なことをお互いがしていても意識している感じがリアルで良かったです。

旗を毎日揚げるのも切ないですねえ・・・。旗を揚げることをやめることが、お父さんを記憶から消してしまいそうでいやだったのかもしれないですね。お父さんは帰ってこなかったけれども、お父さんがいろんなものをつなげてくれたのかもしれないですね。できればお父さん、全部やってからでなく、お母さんに子どもをみせてからいろいろ始めればよかったのに。そうすれば、ややこしいこともなく、最初から今の両親の戸籍になってたんじゃないのかな?と思いますが。
弟(?)と母が印象薄いのと、きれいにした建物もそれほどおお!という感じでもなかったですが、それはそれで。

朝鮮戦争はとなりの国の戦争ではなかったんですね。戦争でいろいろ儲かったとか、アメリカの前線基地になったのかなぐらいにしか思ってなかったけど、これに日本人がどう関わったかも知りたくなりました。
なかなかに心温まるいい作品だったのではないでしょうか。

宮崎駿さんっぽいジブリ顔はちょっと飽きてきたかな。