唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

埋もれ木

2008年04月25日 | 映画 あ行
埋もれ木

松竹

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なんか不思議な映画でした。

現実と空想が交じり合っていて・・・なんかもの悲しい気がします。

その物悲しさは、生と死のはざ間の物悲しさなのかなあ・・・。

埋もれ木がずっと土の中で息をしていたというのも、養老院に連れて行かれそうなおばあちゃんの、一人で生きて行けない人間になってしまった悲しさ、同時に死をどう迎えるかが切実な問題で、自分でそれを選択できないことに悲しさがあります。

空想の中の町につれてこられたらくだの話し、らくだが帰りたがっているふるさとで、陸に揚げられた鯨の話、自分がどこで生きるか、どこで死ぬか、自分で選ぶことができない物悲しさです。

埋もれながらもずっと生きてきた埋もれ木に生の力を感じます。

といいながら、よくわからない話でした。