この映画がヒットして、ロスロボスが歌う主題歌のラバンバも、あのころよく流れていました。その当時の自分に取ってはあまり関心のない映画でした。フットルースとか、ロッキー4や、トップガン、オーバーザトップ、あれやらこれやら、映画に乗じて曲をヒットさせようというのが結構あったので、最初から避けていたというのもあります。(年代違うかもしれないですけど、雰囲気わかるでしょう?)
今でも関心はありませんでしたが・・・DVDで売っているのを見たら、急に見たくなって・・・大ヒットしたんだから失敗はしないだろうと思って買ってみました。
軽いだけのただの青春映画じゃなかったです。実際の話だというのもあるけど、けっこう悲しいお話です。主人公は、17歳で飛行機事故で死んでしまいます。いきなり結末をいってしまいますが、そんな若いのに、成功してほんの何ヶ月か・・・わかりませんが、それで命を失うというのは悲しすぎます。
飛行機事故といえば、ランディーローズとか、スティーブレイヴォーン・・・はヘリコプターでしたかね。ほか、結構なくなっていると思いますが、普通の死と違って、「どうして?」っていう気持ちが大きいんじゃないでしょうか。いきなりですもんね。家族や恋人、友だちのショックは相当なものだと思います。
それをいうなら、飛行機事故だけじゃないですけど・・・
いきなり結末から入ってしまいましたが、有名になるまでの話が面白いです。ドナとの恋模様とか、兄弟の話、母子の話でもあって・・・
お兄さんがいい味出してますよ。にくいお兄さんですけど、最後はお兄さんを見る目が優しくなっちゃいます。
家庭にに縛られたくない人が家庭に縛られてしまったんですね。最初はひどい兄貴だと思いましたよ。勢いでセックスして、酔っ払って子どもができても喜ぶでもないし、一方で、イラストが上手でそれをめざしたい気持ちが、その自分の積み上げてきた人生によって否定され、縛られて、弟のようにチャレンジできなかったわけですね。
そして家族を大事にする弟のほうが外へ出て行く・・・そんな弟を恨めしく思うんだけど・・・だけどやっぱり兄弟ですよね。うちの兄貴は元気だろうか・・・なんてね。
ロスロボスの歌だけでなく、いろんなミュージシャンが参加しているようです。音楽はカルロスサンタナですって。そんな人たちにも影響を与えていたんですね。
彼の走り抜けたその数ヶ月間は、本当に星のように輝いていたんでしょうなあ・・・