唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ベストキッド

2010年08月15日 | 映画 は行
あまり期待してなかったんだけど、面白かったです。

主人公の男の子、ウィルスミスの息子らしいけど、とても上手です。しかも踊りもすごいし。さすがですね。カンフーも、カメラのせいもあるかもしれないけど、とても上手でした。迫力がありました。

ライバルの中国の男の子も憎らしくて、上手でした。

女の子も可愛かったです。アメリカ映画にはなぜかああいう顔の子が出ますね。アメリカから観たアジア美人の顔なんだろうか。

それにしても、アメリカの映画にも歴史を感じます。
ベストキッドは、日本の空手を学ぶという話でしたが、その日本はすごくいい加減でしたからね。
アメリカの目線でつくった日本という感じでした。

今回は、北京で撮影したというのもあるだろうけど、北京の目線できちんと撮っている気がしました。

アメリカが世界という感覚から世界の中のアメリカという感覚に映画自体も変化をしている。変化を迫られているのだろうと思いました。

でも、残念なのは、あのライバルの先生ですよね。
お前が一番ガキだ!なんだよあいつ…
大人は子どものいい見本であってほしいです。
そういうところを映画にも貫いてほしかったな。

あと、ついでに行っちゃうと、最後、ああいう終わり方にするんだったら、最初に足を狙った人に、失格後にちょっと近寄ってほしかったし、決勝で足を狙えと言われた後も、狙わないで思った通り戦ってほしかった。その方が、主人公の優勝に無理がなくていいと思うんだけど・・・

まあ、そんな点は置いといて、ずっと面白く見れました。
親子関係も、彼女との関係も、ジャッキーとの関係も、ライバルとの関係も、なかなか良かったし、所々で笑いを散りばめてくれるし、中国の景色に圧倒されるし・・・
彼女のお父さんに手紙を読みに行くシーンは感動ですよ。

ファニーゲーム

2010年08月10日 | 映画 は行
ファニーゲーム [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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最初から最後までイライラする映画でした。
最後早送りしちゃいました。

こわいと評判だったから見てみたんだけど・・・
たしかに状況はこわいけど、あんな延々と退屈な映像を見せられても・・・
お母さんの着替えシーンは良かったけどね。

なんか、無駄な時間を過ごしてしまった感じです。

ファンボーイズ

2010年08月05日 | 映画 は行
ファンボーイズ [DVD]

ビデオメーカー

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スターウォーズエピソード1の先行上映を川崎で見ました。
メインタイトルがバンと出されると、歓声が沸き起こりました。
こういう体験はめったにできません。

スターウォーズという映画は、特別な映画なのかもしれません。
これは、物語の中身とか、設定とか、特殊撮影がどうとかだけでなくて、上映されたタイミングが良かったのかもしれません。科学の進歩や米ソの対立などの時代背景、いろんな要素が混ざり合って、この映画は伝説になったのでしょう。

スターウォーズのファンのための映画です。
ただ面白いだけでなく、最後、ほろっとさせられちゃって…

映画をあの時に観ることができたのは1人だけにしたところで、泣けてきました。
やっぱり、ファンは、作品を愛することが前提ですから、他の人には、あの時点で見る意味は全くないですからね。
あの時見ていないからこそ、多くのファンとともに、上映の喜びをああやって共有することができたわけだし。

武士道残酷物語

2010年07月26日 | 映画 は行
武士道残酷物語 [DVD]

東映ビデオ

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10年、いや、下手をすると、20年ぐらい前から、気になっていた映画でした。

確かに残酷ですね。
主君のためには自らの命をささげる。これは当たり前のことですが、それだけにとどまらず、理不尽な命令にも無条件で従わなければいけないわけです。
そこに何の疑問を持ってはいけない。
娘を政治の道具に使われて、奥さんまで夜伽を命じられて、それでも、君主に仕えることに疑問を持ってはいけないのです。そのあとも不幸は続きます。

武家社会のお上のひどさもありますが、家臣のお上に対する依存がそこにあるような気がしました。それが象徴的だったのがお殿様が死んだらみんなあとを追うように切腹して果てる。そのことに何の疑問もなくそうしてしまう悲しさを感じました。

これで、武家社会の中の物語としてだけ描いている作品であれば、ただ、「あの時代はひどかったね」で終わってしまうわけですが、この映画の面白いところは、太平洋戦争、現代(もちろん当時の)をだして、昔の話ではなく、その封建的な思想の残りかすに支配されていること、大きな社会の仕組みの中で、いつの間にか精神までも支配される姿を描いているところです。

特攻のお兄さんは、何の疑問もなく、特攻で死にます。
そして、現代では、会社の中で、会社の都合で自分の人生が狂わされます。そこで精神的に支配されていたことに気づくわけですね。先祖のようにはなるまいと思っていたのに、いつのまにか同じことを繰り返している自分に驚愕するのです。
最後に自殺未遂した彼女と会社の意向、思惑に反して結婚を決意するわけですが、それがこの映画の救いです。

支配するものからの精神の開放を目指すというか、真の自立のための決意でもあると思います。

上下関係だけの話ではありません。女性がその時代にどのような立場にあったのかもわかります。それが、現代にもそれが残っていることを考えなければいけませんね。

あと、役者さんの演技力がすごいです。
自殺した奥さんのかごから落ちるところなんか、何の躊躇もなく頭からいってますもんね。
出てくる女性の美しさ。岸田今日子さんの色っぽい演技、三田佳子さんの初々しい感じもよかったです。

ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

2010年07月17日 | 映画 は行
The Hangover [DVD] [Import]



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映画館では、最初から最後までどこかで笑いが起こっていました。その雰囲気が楽しそうな映画という感じにさせてくれました。
自分自身が全編にわたって笑っていたわけじゃなくて、みんなが何で笑ったのかがわからないところもありましたが・・・
最後のエンディングではじめてその失った記憶が明らかにされますが、そこがとてもみんな爆笑してました。でも、あまりにはめをはずしすぎていて、ちょっと引いちゃいましたが。

そうですね。羽目をはずしすぎなところとか、下ネタが多いところは、結構引いちゃうかも。よく考えたら、残酷なところもありますからね。
でも、基本的には、能天気な笑えるお話です。

あの花婿が結婚式のときに「話せば長くなる」といっていたけれど、花婿には話すものは何もないと思うのだけれど・・・

しかし・・・ラスベガスという街は・・・




プール

2010年05月26日 | 映画 は行
プール [DVD]

バップ

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BGMがない・・・というか、自然の小鳥のさえずりとか風の音とかがBGMになってますね。
のどかな、ゆったりとした時間が全体を包んでいます。
ただ、せりふの淡々としたところは、あまりよくなかったかな・・・
それも全体の空気を出すためだったと思うんだけど、いつせりふが出るかわからない、微妙な感じがいやでした。いらいらする。しかも、核心に入っていきそうで入っていかない。それもこの映画の雰囲気だといいたいんだろうけど、自分はダメですね。

だって、どう考えても、子どもをおいて出て行った母親のことを肯定することはできない。いくら子どもが非難しても、何にも感じてくれない母親。その母親をみんな慕っているのも何となく・・・ね・・・

舞台はタイなのかな?
対の子どももかわいくない。言わされてる感たっぷり。
何もしゃべらせないで、自由に遊ばせてあげたほうが絶対効果あったと思います。

あの娘さんは、最初男の人かと思いました。でも、女の子で、すごく特徴がある顔です。少年のよう。でも、すきですねえ・・・ああいう感じ。また「ろりー」になってしまいました。ろりーを超えて「エロリー」になってしまいそう・・・

自然体 狙いすぎると 不自然体

というところでしょうか。

どうでもいいところはせりふが決まっていなくて、そのままフィルム流しといて、適当にしゃべらせてる感じがありました。それが自然体ということなんでしょうね。でも、そこがなんかいやだった。

ゆったりした時間。のどかな風景。その雰囲気だけを観れただけの映画。そうしたいのなら、もっと、何もしなければよかったのに。その方が芸術点も高いですよ。きっと。中途半端さが出たのかな?中途半端は自然体とは違うってことですね。

フェイク シティ ある男のルール

2010年03月10日 | 映画 は行
フェイク シティ ある男のルール<特別編> [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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話が途中でわからなくなってしまいましたが、それなりに見ごたえがありました。
警察って、こんな世界なのかな?なんて思っちゃったら、警察の人に悪いのかな?

ブラック・スネーク・モーン

2010年03月04日 | 映画 は行
ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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思ったよりも面白かったです。

ブルースがふんだんに使われてます。

女の人がすごいエロいんだけど、真っ裸でいるときより、一枚身につけているときのがセクシーですね。見えそうで見えないでも、体の線はきっちり見えてるって感じがいいです。

最初は、タランティーノっぽい映画なのかと思ったら、結構まともな話でした。

子どもの時の体験から、セックス依存症みたいになった女の子と、妻を寝とられた元ブルースマンの老人の話です。

鎖が印象的でした。

衝動が出てくるときに今までのセックスの経験が頭の中に浮かんできて我慢できなくなるんだけど、最後に、その鎖が出てきて、押さえる役割を果たしたところがなんかいいですね。


ヒットラー

2010年02月07日 | 映画 は行
ヒットラー <2枚組BOX> [DVD]

エスピーオー

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現代では、the rise of evil と書いてあります。

英語なのは気になりますが・・・
この前見た、プロパガンダ映画「意思の勝利」にちょうどつながったので、ヒトラーが、どのようにその独裁体制を敷いていったのかがよくわかりました。
いまでこそ、何でそんな過激なことが、国民の支持を獲てしまうのかと思ってしまいますが、実際には、独裁体制が確立されるまでにも、反対勢力の弾圧なども、かなりやられたんでしょうね。
「意思の勝利」では、大統領のヒンデンブルグの死を追悼する場面もありますが、こういうことだったんですね。

プレッジ

2010年01月31日 | 映画 は行
プレッジ ― スペシャル・エディション [DVD]

ハピネット・ピクチャーズ

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少女を惨殺した真犯人は!?
定年の日に起きた事件を追って、主人公はずっと捜査をするんですが・・・

事件は最初につかまったインディアンの人が、前科もあり、自白もして、車の中から証拠も見つかり・・・100%この人だろうと・・・みんなそう思っているわけですが、主人公の「勘」が、何か違うと言うわけです。

被害者の家族とも、魂をかけて犯人を探し出すと、約束もしました。

そして、自分の勘を頼りに、退職後も、自分の推測を下に、住む場所もかえて、そこでであった、親子も利用して、犯人を捕まえようとするわけです。

執念といえば執念だけれども、思い込みといえば思い込みで、そのどっちかでしかないんだけど・・・

やっぱりあのお母さんが言うように、8歳の子どもをおとりに使って犯人を捕まえようなんて考えるのがおかしいし、そのために私たち親子に近づいて利用したのか!となるのは当たり前ですね。予想が正しければなおさら危険なわけですからね。

いままで、一途に仕事をこなしてきた人が、定年になってしまって急にそれがなくなったときの大きな穴・・・その穴を埋められそうなチャンスがこの殺人事件だったわけで・・・そこにこれからの自分の生きる道を見出してしまったんですねえ・・・

あのカウンセリングのシーンももし、予想どおりだったら、また近いうちに殺人が起こる。でも、そうでないとしたら・・・彼の心理状態がちょっとおかしい方向に行っているのではないかと、不安にさせるわけです。

その犯人探しの過程の中で、客観性がどんどん失われて、主観的で思い込みの面がどんどん強くなっていく・・・(これも、結果が出たからそうだったのかなと思うんだけど、それまでは、普通にその勘にこちらも頼ってましたが・・・)

結局、犯人を捜すことに執念を燃やしていただけで、市民の安全を守るという観点ではなかったのでしょうね。よく考えたら、あのブランコの位置も、見えやすいところというのはたしかにそうだけど、犯人が接触しやすい場所に設置した・・・ということになりますもんね。今考えれば・・・ですけど。

まあ、ああだこうだあって、こういう結末になってしまったわけですが・・・彼の「勘」は、当たっていたということで、少し救いの部分を残しつつ・・・そんなことは何の救いにもならない現実で最後終わりを迎えます。

なんというか、ぱっとしない終わり方です。でも、そのぱっとしない終わり方が、この映画にはふさわしい終わり方なんでしょうね。

相変わらずのまとまりのない文章・・・すいません。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009年12月17日 | 映画 は行
なんだかんだずっと見ちゃってますね。
相変わらず重苦しいお話です。
でも、話が進んでいるのか進んでいないのかわからないんですよね。
校長先生が死んじゃったってことなんですか?ちょっと微妙な感じ。それもわざとかもしれませんが…
スネイプさんは流れで行くと悪い人じゃないんでしょう?また校長先生も出てくるのかもしれません。
あのドラコ君も悪い人じゃないってこと?っていうか、悪い人にはしないよな…まだ子どもなんだから。…次回は仲間になるとか?

ハリー・ポッターと謎のプリンス 特別版(2枚組) [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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ヘアスプレー

2009年11月21日 | 映画 は行
音楽と踊りが気持ちを楽しくさせます。
差別の問題がテーマになっているのには驚きましたが、音楽と踊りを楽しむのに、人種も体型も老若男女も関係ないですもんね。
ミシェルファイファーとお父さんとのからみは、バットマンを思い出して面白かったです。

ヘアスプレー [DVD]

アスミック

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BALLAD 名もなき恋のうた

2009年10月14日 | 映画 は行
この物語のベースがクレヨンしんちゃんだったとは知りませんでした。
そういえば、原作者が行方不明だった時点で、草薙さんがコメントをしていたのをすごく違和感あったんですけど、そういうことだったんですね。残念な結果になりましたが…
それで、したのアマゾンのレビューを見るとすごい高評価で、驚きました。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 [DVD]

バンダイビジュアル

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それで、本題の映画の方ですが、友達がみたいというので、仕方なく…見てみたわけですけど…案外面白いのでびっくりしました。べたといえばべたかもしれないけれど、普通に物語を追うことができて、それなりに感動するシーンもあって、泣けちゃうところもあって…

草薙が主役ということと、「バラッド 名もなき恋のうた」という題名もそうだし、タイムスリップしてうんぬんかんぬんというストーリーもそうだし、正直見たくなかった映画でした。観ようという行動をすること自体が恥ずかしい感じがしたし…


新垣さんはきれいですね。背が高くて、時代劇には向いてないとは思いますが、きれいだから許せます。

草薙さんもなかなか頑張っていました。

なんというか、人同士が殺し合う時代にいきなり現代の普通の家族が入ったら・・・時代で、命の価値というか、人の生き方というか、生きるという感覚が違うんだなあと・・感じました。

だって、じっさい、又兵衛さんを助けたいと思ったら、自分の命をかけなければいけない状況になるわけで、それが、今の時代の人間にできるかどうか・・・と考えたら、やっぱりできないと思うわけです。

自分の家族が目の前で殺されるようなことを想像しただけで、あり得ないと思うわけですね。

物語だから、ああいう判断ができるだろうけど、目の前で人が死んでいくす様子を目の当たりにして、そのうえで、ああいう判断というのは、あり得ないわけです。親として、そんな判断をしたら、ただのバカですもんね。

ただ、物語としては、それをしなかったら、盛り上がりませんからね。

最後のありがとうはいらない気がしますが…

最後の又兵衛の命のことについて話すところは、ああ・・・なるほど、そういうことか!と思いました。
これもしんちゃんがもとなんでしょうけど・・・

しんちゃんの映画がとても完成度が高いと書いてあったので、今度見てみたいですね。

バンコック・デンジャラス

2009年09月29日 | 映画 は行
全体的に暗い映画です。暗い映画だけに、女の人との心の通い愛がとてもあたたかく感じられます。

心も存在も消すことが、暗殺者としての生きる道で・・・心や情が出てしまったときに・・・人間本来の生きる力が生まれたときに暗殺者としての死が待っているんですね。

人を平気で殺せる心と、人を愛する心が両立するのかというのがこの映画のテーマのような気がしました。

人間は、どっちの心も持つことが出来て、それは、日ごろの生活や環境、訓練によって、どちらにも傾いていくわけで・・・
普通の人間としての営みにこの暗殺者はつかの間の希望を持ってしまったわけですね。

ニコラスさんの最初の作りすぎたクールな顔と、女性と向き合ったときの温かい顔。どっちにも人間はなれるんですね。でも、人間の本質はやはり後者です。

冷酷な顔は作られたものです。

そういうことがいいたかったんじゃないかなあ・・・

女の人がとてもきれいでした。(この写真の人は別人に見える・・・きれいだけどね)
なんていうのかなあ・・・・上品で、純粋な感じがいいですねえ・・・
手話がまたその純粋さをかもし出すというか・・・
伝える一生懸命さ、伝わったときの喜びの表情・・・

人の心の結びつきって、最近の映画は安易にセックスに結びつけるけど、この映画のように、向き合ったときの笑顔だったり、手をつないだときだったり、頬にキスするとか、そういうもののほうが、ぐっときますよね。
純粋な思いだけに、そういうほうが効果的です。

バンコック・デンジャラス デラックス版 [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル

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