華語り

心に華を!!

黄色という色

2009-02-13 21:56:02 | 日々の風景

草花を育てるようになって初めて知った夫の好みがあります。
それは、黄色が好きだということ。
自分の持ち物に黄色を取り入れることはなかったので、さして好きな色でもないかと思っていましたが・・・

私があまり黄色は好きではないということを知っているので、最初の頃はあまり草花にも黄色を取り入れることはしませんでしたが、ときどきひそかに黄色物を買ってきます。
ゴールデンボーダーしかり、ザ・ピルグリムしかり。いや、これらは存在感たっぷりなバラたちですので、全然「ひそかに」ではなかったりしますが・・・。

「黄色」と一口に言っても、その色あいは、目の覚めるような鮮やかなものから淡いクリーム色のものまで様々です。淡い色は嫌いではないので、その辺をよく心得ている夫は「この色なら許せるでしょ?」といって黄色い花を置いていきます。「日陰がちな庭には明るい色の方がいいから」という「理屈」を付け加えて。
週末にしか帰らない夫にとって、折角買ってきた可愛い子たちが、色が気に入らないからと私に世話してもらえないことを危惧しているのかもしれません。

菜の花、レンギョウ、蝋梅、マンサク、水仙・・・
春の花、それも早い時期に咲く春の花を思い浮かべると、黄色い花の多いことに気がつきます。
福寿草には白花もありますが、やっぱり福寿草は黄色だよね、と、先日も黄色の福寿草を買ってきました。
黄色は春立つ色なのかもしれません。
寒風を吹き飛ばす、春に向かうパワーの色、そう思うと黄色もまんざら悪い色ではないかもと、思いなおしてしまいます。

写真は先月近所のフラワーショップで買ってきた「なのはなきんちゃく草」。一見菜の花のようですが、一つ一つの花弁を見ると、にっこり笑っているような不思議な形をしています。
北陸の冬の陽射しは頼りないですが、窓辺において。春を呼び込むために。

今日北陸でも春一番が観測されたようです。例年より十六日早かったとか。
暖かな一日でした。風がものすごかったですが。