華語り

心に華を!!

辰巳用水

2006-10-05 10:53:23 | 花だより

辰巳用水は、金沢城から見て辰巳の方向、つまり東南方向にある犀川上流に取水口を持ち、小立野をとおって兼六園、金沢城に至る全長約10キロの用水です。金沢市には、藩政期から流れている用水がいくつかありますが、この辰巳用水も、起源は藩制期にさかのぼり、寛永9年(1632)3代藩主前田利常のときに掘削されたもの。はじめはお城の防火用に造られましたが、現在では兼六園の曲水にその豊かな水を供給しています。兼六園まで流れた水は、いったん低地に落とされ、再び約8メートル上の城内へ上げられます。これは「逆サイフォンの原理」と呼ばれる技術(物理に疎いので、詳細はよく分かりませんが・・・)で、当時としてはとても高度な技術を用いて作られたのだそうです。

さて、前置きはこのくらいにして・・・

この辰巳用水に沿って遊歩道が整備されています。
先月から、週末に帰ってくると、朝の散歩をはじめた夫に付いて、辰巳用水の遊歩道を歩いてきました。

写真は先週の日曜日に撮ったもの。
朝の張り詰めた空気はなんとも気持ちよいものです。
お一人で散歩されている方、ご夫婦でされている方など、思った以上に人が歩いていました。

用水は水量も多く、結構流れも速かったです。
鴨が泳いでいました。水の流れが速いので、鴨もそれに流されているといった感じ。カメラを構えても、被写体がすぐ消えてしまうので、撮るのに苦労しました。

 

 

こちらは道端に咲いていた花たち。黄色いコスモス、曼珠沙華がお墓の脇にぽつんと一本。