●容疑者Xの献身● 東野圭吾
文藝春秋 2005.8
アパートの隣室に住む靖子が別れた元夫を殺してしまう。
彼女に想いを寄せる高校の数学教師・石神は犯罪を隠蔽することを決意する。
大学の同窓生だった物理学者の湯川がその事件の真相に迫る…
天才物理学者の湯川と刑事の草薙が難事件に挑む「探偵ガリレオ」シリーズの長編。
今回は、登場人物の苦悩がしっかりと描かれていて読んでいてとても切なかった。
石神と湯川、そのどちらの立場でも自分だったらどうするだろうかと悩んだ。
こんな風に人物の内面を掘り下げながら悩みながら読むのは嫌いじゃない。
やっぱり著者の書く話は好きだなぁとしみじみ思う。
石神が逮捕されたら、靖子への想いと頭の中の数学問題に取り組む時間だけを
大切に抱えて生きていけることになるのかなぁなんてぼんやり思った。
それがいいか悪いかはともかく、ある意味幸せなことかもしれない。
この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ
文藝春秋 2005.8
アパートの隣室に住む靖子が別れた元夫を殺してしまう。
彼女に想いを寄せる高校の数学教師・石神は犯罪を隠蔽することを決意する。
大学の同窓生だった物理学者の湯川がその事件の真相に迫る…
天才物理学者の湯川と刑事の草薙が難事件に挑む「探偵ガリレオ」シリーズの長編。
今回は、登場人物の苦悩がしっかりと描かれていて読んでいてとても切なかった。
石神と湯川、そのどちらの立場でも自分だったらどうするだろうかと悩んだ。
こんな風に人物の内面を掘り下げながら悩みながら読むのは嫌いじゃない。
やっぱり著者の書く話は好きだなぁとしみじみ思う。
石神が逮捕されたら、靖子への想いと頭の中の数学問題に取り組む時間だけを
大切に抱えて生きていけることになるのかなぁなんてぼんやり思った。
それがいいか悪いかはともかく、ある意味幸せなことかもしれない。
この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ
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