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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

こんにゃくゼリー

2006-07-27 | 日記
スーパーで職場のおやつにと「蒟蒻畑」を探していた。
すると、売り出し品がよく置いてある棚の側面にあり、
若い男性店員がまさにその蒟蒻畑を大量に品出ししていた。
品出ししている横から遠慮がちに手を伸ばそうとしたその時
「あらー『蒟蒻畑』が安いわぁ! これのマンゴー味が美味しいのよぉ」
と、3人のおばちゃん連れの一人が他のおばちゃんに向かって話しかけた。
私はまさにそのマンゴー味を手に取ろうとしていた時で、
タイミング的にそのおばちゃんのおススメ品を手に取る感じになってしまった。
それもなんだか癪なので、マンゴー味を置き白桃味のほうに手を伸ばすと
おばちゃんAは「桃も美味しいけどね~、やっぱりマンゴーが一番よ、一番!」
くっ! またそれを見ていたかのようなタイミングで言ってのけてくれるじゃないか。
勘弁してくれ。早く他へ行ってくれんかな。
そんな私の思いを知ってか知らずか、おばちゃんたちは話を弾ませる。

おばちゃんB「そうね~桃は美味しいわよね」
確かに美味しいけどね。
おばちゃんC「そ~お? 私食べたことあるかしら?」
ええー、食べたことあるかなんて人に聞かんでくれよ…
おばちゃんA「あるんじゃない? ほら、前にうちに来た時に…」
おばちゃんC「そういえば前に食べたけどあれはマンゴーだったのかしら?」
ええっ!? マンゴー味か桃味かりんご味か、そこの違いはわかってくれよ。
おばちゃんA「でもやっぱりマンゴーよ。マンゴー。マンゴー。マンゴー!」

他のおばちゃんにものすごい勢いですすめるおばちゃんA。
何度言うねん! と心の中でつっこんで苦笑していたら、傍で「くっ」という忍び声が。
ふと顔をあげると、品出ししている店員さんがうつむいて笑いに耐えているのが目に入った。
きっとその時、赤の他人の私とそのお兄さんは心を一つにしていたことだろう。

結局おばちゃん達はなかなか立ち去ってくれないから
目の前でマンゴー味も白桃味も手にとってカゴに入れた。

しかし、うちで一番人気があるのはぶどう味だったりする…
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