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音楽・小説・その他、思いついたことをだらだらと綴る
アールグレイの気まぐれ日記

春の嵐

2006-04-02 | ライブ
PIERROT [ EMERGING ]
4月2日 日比谷野外大音楽堂


FC「FOLLOWERS」限定ライブ。
2時半すぎ、チケットを引き換えに会場に行く。
IDの確認で郵便番号を聞かれて答え、リストバンドをつけてもらう。
そして箱の中から無造作に渡されたチケットはBブロック11列。
前回の野音は後ろの方の席でメンバーがほとんど見えなかったけど
今回はなんとかメンバーが見える位置のチケットをもらえたようだ。
しかし、あの箱の中にはランダムにチケットが入っていたんだろうか?
そんな疑問を抱えつつ、一度ホテルに帰って5時過ぎ再び会場へ。
この頃にはもうポツリポツリと雨が降っていた。そして入場。
開演時間が迫りメンバーが出るか出ないかというときになって本降りとなってきた。

セットリスト
01.FOLLOWER 02.青い空の下… 03.PERFORMANCE 04.パラノイア 05.UNMASK 
06.セルロイド 07.脳内モルヒネ 08.夕闇スーサイド 09.AUTOMATION AIR
10.壊れていくこの世界で 11.鬼と桜 12.真っ赤な花 13.screen3. 残酷な夜
14.クリア・スカイ 15.MAD SKY -鋼鉄の救世主- 16.自殺の理由
17.満月に照らされた最後の言葉 18.MY CLOUD
【En1】 1.HELLO(新曲) 2.Utopia(新曲) 3.ドラキュラ
【En2】 1.CREATURE 2.蜘蛛の意図
【En3】 1.HAKEN KREUZ 2.SEPIA

どしゃ降りで正直最初はテンション下がったが、曲中は思ったほど雨は気にならず。
しかし、MC中や9・10曲目などは雨が冷たく感じられて寒くて仕方がない。
雨合羽は100均で買ったもので膝丈までしかなく、膝下と靴が濡れて冷えてくるのだ。
あとは、スモークが風であっという間に流されていくなぁとか
雷が光るたびに弦楽器隊は大丈夫なのか(中止になったりしないのか)とか
これ煙なんじゃないの? と思うぐらいものすごいスモークが出たりとか
そんなどうでもいいこと(?)がいちいち気になる。
『UNMASK』はもともと好きな曲だが、サビの照明にぐっときて
ちゃんとスモークが効いているホールならものすごく綺麗に見えたんだろうなぁ…なんて。

久々の曲や2曲も聴けた新曲など、嬉しかったこともたくさんあったのだが
一番印象的だったのは、アンコールでキリト氏が煙草を吸っていた場面。
「ここは煙草を吸ってもいい数少ない所なんですよ」というようなことを言ったら
舞台の両脇の壁に客席に見えるように「禁煙」の文字があってそれをファンが指摘。
キリト氏は袖の舞台監督に「ホントはダメなの?」と確認。
本当は吸ってはいけないことが分かって
上手の「禁煙」の文字を見るために身を乗り出して見上げて言った言葉
「そっか、ダメなのか」
これがもう、最高にかわいかった。
30過ぎた男をつかまえてカワイイというのも失礼な話かもしれないが
だってそう見えたんだから仕方がない。


前身の「Arlequin」でも同会場でライブをしている。それが2000年4月1日。
会場に行くまでは別に野音に何の思い入れもないと思っていたし
照明の悪条件だったり、天候のせいか音がイマイチなときがあったりとか
そうそう、本格的な雨に降られたりとか
やっぱり野外なんてあまり好きじゃないなぁとは思ったけれど
終わってみればこれはこれでまた一つ特別な思い出として残るんだろうな。
地元ではまだ開花していない桜が見れたのもまた良かったのかもしれない。
桜を見上げながら6年という歳月になんとなく感慨深いものを感じた。
PIERROTとしては6月21日にシングル発売。
まだ決まってはいないけれどきっとその後にアルバム出してツアーかな?
これからのPIERROTがとても楽しみになるライブだった。
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