ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

金剛禅式お別れ式

2014年04月23日 02時29分28秒 | 教育・指導法
去る、19日・土曜日に、故水浪まどか拳士の「金剛禅式のお別れ式」を橋本西道院専有道場にて厳かに挙行しました。


本山へ様式を問い合わせたところ、土曜日で本山の通常業務が定休日にも関わらず、早急な対応をしてくださり、挙行要項をお送りいただきました。
あらためて、この組織の素晴らしさを実感した次第です。


この写真や内容については、ブログなどに発信するかどうかを思案していました。

それは、なによりもご遺族のお気持ちを第一に言動しなくてはいけないと考えているからです。


そんな中、本日、まどかのお母さんがドリーム会館にご挨拶に来てくださいました。

1時間弱二人で話しました。

最初は笑顔で話し始めたのですが、やはり途中で涙になりました。

愛娘をこんなに早く亡くされたご両親の御心は、とても長坂程度が図り知れるものではありません。



水浪さんとは、長坂や橋本西と通算16年ぐらいのつきあいとなります。
まどかの兄、姉も橋本西の拳士だったからです。

恐縮ながら、水浪さんは長坂や橋本西のことを信頼してくれ、そして、大切に考えていくれてると思っています。

だから、長坂は、まどかのことをきちんとみんなの記憶に残るように、そして、橋本西の歴史に残すように、お別れ式のこともブログに記すことに決めました。

大切にしたいから、写真一枚ずつ掲載していきます。

ご承知ください。


この写真は、挙行した金剛禅式のお別れ式の式次第です。

表白文奉読

2014年04月23日 02時26分37秒 | 教育・指導法



「表白文奉読」


導師・長坂徳久が以下の文を奉読しました。


表 白 文


 在天の祖師達磨大師、並びに開祖道臣禅師の御前(おんまえ)に、金剛禅

総本山少林寺橋本西道院 道院長 大導師 長坂徳久、謹み敬いて曰(もう)す。

我らいま、六親(ろくしん)眷属(けんぞく)をはじめ、有縁(うえん)の人びと、相寄り相集い、 

故 水浪まどか 弐段 少拳士の遺徳を偲び、在りし日の面差(おもざ)しに想いを馳せつつ、ここに別れを告げんとす。

夫(そ)れ、人の世のあわただしく、衆務(もろもろのつとめ)を営むといえど、年命(としといのち)の儚(はかな)きこと、たとえば燈(ともしび)

の風の中に消えんこと期(はか)り難(がた)きが如く、忙々六道(ゆくえしれぬまよいのみち)は定趣(さだめ)なく、無上は須臾(すゆ)の間(あい

だ)なり。煩悩また深くして底なく、生死の海は辺(ほとり)なけれども、未だ解脱して苦海(くるしみのうみ)を出ずることを得ず。

されどいま、ダーマとみたまの導きによりて、生死のこと、大(おごそか)なるに思いあるを得たり。何ぞ安穏(あんのん)にして驚懼(おそれ)な

きや。 

願わくは、悲しみと追慕の念々に、自ら策(むちう)ち、自ら励まして、乃(すなわ)ち真(さとり)に至らん。

乞い願わくは、みたま安らかに眠らせ給え。

我等の道を守らせ給え。

南無ダーマ

2014年4月19日
        
法子 長坂徳久