今日は夕方から、少林寺拳法の後輩であり、橋本西の一期生である「まさる」が来てくれた。
このあたりで、有名な料理店を何店も手掛けているオーナーシェフだ。(和食ですが)
お子さんの3年生男の子、1年生女の子を連れてきてくれた。
二人とも柔道をやっていて強豪選手だ。
明日が全国大会予選(県予選)らしく、その前に長坂にいろいろと話を聞いたり、体のバランスなどをみてほしいとのことでやってきた。
最初に子どもたちに次のようにことわる。
「長坂は柔道のことはわかりません。今日はうちでやっている方法を参考に紹介するね。君たちの師匠は○○先生やから、その先生のいうことを一番にきかなあかんのやで。師匠のいうことは絶対です。」
体が固いと言っていたが、なんのなんのうちの少林寺拳法の拳士たちの平均よりもはるかに柔らかいし、胴体も動く。
おそらく柔道でもかなりの線までいける逸材だと思う。
次のことを紹介しした。
・アジリティーディスクを使ったパランス
・パランスボールを使った正中線の作り方
・一本歯の高下駄を使った膝のゆるめ方
・スタピライデーショントレーニング
・真向法
・トランク体操
・ラダー
・サイドワインダー
・前脛骨筋と中臀筋をほぐす柔軟法
・日本刀を使った気迫の出し方
こんな感じで約2時間、楽しくやった。
六時~は小学生団体Aチームの稽古もあり、六人が来た。
そのなかの、Tくんはこのまさるの3年生の男の子と大の親友なのだ。
幼稚園で一緒だった。いまは違う小学校に通うが、英語教室はまだ一緒だとか。
Tくんもびっくりしていた。照れていたし・・(笑)
柔道と少林寺拳法・・・・お互いに違う世界で、でも同じ武道の世界で切磋琢磨するなんて、なんて素敵なんだ。
その後、七時前になり一般部のメンバーもみんなやってきた。
鎮魂行をはじめる。まさるも懐かしそうだった。子どもたちも後ろでびしっと立ってその鎮魂行を見ていた。
鎮魂行が終わって、みんなにまさるを紹介。
まさるからもあいさつしてもらった。
さいしょ、まさるは、
「そんな紹介なんていいですよ」
と言ったが、長坂が、
「いや、うちの子らのためなんよ。それがいい経験になるから。」
そう言って紹介させてもらった。まさるからは、
「少林寺拳法は絶対にいいし、長坂先生は間違いないので、信じて一生懸命についていってください。」
と。
同じ道場に、柔道着をきた子どもたちと少林寺拳法の道衣をきた拳士たち。
いとをかし・・である。
それにしても、今日稽古に来た子どもたちは、
玄関を入ると一階で黒人(アメリカ人とアフリカ人)が二人いてるし、二階の道場へ入ると、柔道着を着た子どもたちがいてるしで、
なんやわけわからん感覚になっていたことだろう。(笑)
まさるが帰ってから拳士たちに言った。
「まさるは少林寺拳法やつてたけど、子どもたちは柔道をやっいるやろ? それもいいんよ。でね、その柔道をやっているのに長坂を訪ねてくるなんてめっちゃいいと思わんか? それが横のつながりよな。少林寺拳法をやってなくても、心には卍があるんだよ。(いまはソーエンやけど・・・我々の時代はいまもなお、心に卍だ。)」
拳士たちも納得していた。
そして、まさるがこのあたりでは有名なお店の人と知るとさらに驚いていた。
ゆうた、みのり、あしたはがんばれ!
少林寺拳法橋本西道院も応援しているぞ!
まさる、来てくれてありがとう。
おまえが、俺のことを心配して来てくれたのも俺にはわかっているよ。
だから二倍のありがとう。