ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

Power No.59

2007年11月28日 17時35分10秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園通信

発行日 2007年11月28日(水) 発行・文責 理事長 長坂徳久

【なぜベートーベンはこわい顔か?】

 

 パソコンでカラー印刷した写真を見せて、

 

☆発問1  誰ですか?

 

 生徒「ベートーベン!」「エジソン!」「モーツァルト!」「音楽室で見たことある!」

 長坂『ベートーベンです。』

 

☆発問2  この写真を見て、わかったこと、気づいたこと、思ったことをできるだけた       くさんノートに箇条書きしなさい。

 

 指名なし発表をさせた。

 

☆説明1  この写真は、こわい顔をしているといわれています。実はベートーベンはわざとこわい顔をしているのです。その理由を考えてノートに書いてごらんなさい。

 

「真剣に作曲をしている。」「うまく作曲ができないから。」「なにかいやなことがあった。」

 

☆語り1  ベートーベンはピアノの天才と言われていました。その絶頂期にベートーベンは耳が聞こえなくなってしまいます。しかし、ベートーベンの名曲は耳が聞こえなくなってからのものが多いのです。ベートーベンぐらいの音楽家になると耳が聞こえなくても、ピアノが弾けなくても、作曲ができたのだそうです。しかし、ベートーベンは自分自身で、耳が聞こえないなんていうことは、「音楽家としては恥だ・・」と思っていました。だから、そのことを他人にあまり知られたくありませんでした。わざと普段からこわい顔をして、他人をあまり近づけないようにしていたのです。そのことを友人や知人に詫びた手紙がのちに発見されています。

 

☆指示3  そのときのベートーベンになったつもりで、友達に手紙を書いてごらんなさい。

 

 書いた人から長坂に見せに来させた。

 

☆発問3  君たちにも、これは他人には知られたくない、これは他人から言われたらいやだと言うことはありますか?あればノートに書いてごらんなさい。発表はしなくてかまいません。たとえば、先生ならチックのことを言われたらいやだし、つらいです。

 

☆指示4  もし発表してもいいとう人がいれば手を挙げてください。

 

 みんな首を振っていた。しかし、一人だけ手を挙げたので指名した。

 「ちびと言われること。」

『それはいやだよね。勇気を出してよく発表しました。ありがとう。』

 

☆語り2 その人の苦しみはその人にしかわからないことがあります。その人が言われていやだと思っていることは、やはり言ってはいけないのです。

 

☆ハンデ(自分の弱いところ)と板書

 

☆語り3  誰でもなにかハンデがあります。それを、「自分のダメなところ」と思う人には、それは、“コンプレックス”となります。反対に、それも自分らしさだと思う人には、それは“個性”となります。どちらにするかは、君たち自身です。

 

☆指示5 今日の授業から学んだことを書きなさい。

 

 道徳の授業の場合は「感想」ではなく、「学んだこと」を書かせるというのがポイント。  

 この授業を長坂は6時からの生徒に行った。(長坂の創作授業。5分で作った。)

 そのときに、土橋先生に指示。 『同じ授業を7時からの生徒に土橋がしてください。』  

 一番真剣に授業を受けていたのは土橋先生だったことはいうまでもない。


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