<あらすじ>
ベストセラー作家、村尾菊治は長年のスランプに悩まされていた。妻と別居して10年以上経ち、今は大学の講師で生計を立てていた。ある日、雑誌記者の魚住から京都に呼び出され、冬香を紹介される。一目で恋に落ちた二人。村尾は冬香と数時間の逢瀬のために京都へと通った。夫と子供を持つ従順な女である冬香は、最初はためらうが、村尾との逢瀬を楽しむようになる。やがて冬香の行動は徐々におかしくなり・・・
平日の10時20分からの映画だというのにたくさんの人でして、男性もけっこう多くてさすが話題作だなぁ~と・・・
原作は読んだことがないので、映画の予告を見ただけの知識で行ってまいりました。
かなりの覚悟をして見に行くべきでした。
なぜこれほどまでにあのシーンが必要かわかりませんでしたけれど・・・
最後はひいてしまったというか・・・虚無(笑)の状態で見ておりました。
結局は“人を殺したいほど愛したことがない!”からなのでしょうけれど、何故に愛したら死ななければならないのでしょうか?
逢瀬を楽しんでいるだけしか思えないのは“愛”なのでしょうか?
それに気がついたからからこそ彼女が死のうとしたのかもしれないけれど、だったら勝手にひとりでどうぞ・・・
残されるであろう子どもや子守を頼んだ母親の行く末は?
身勝手な言い訳を“愛”という言葉で隠してしまっているような・・・
彼を自分のものにしておきたい!妻にも母にも戻れないし戻りたくもない!ならば・・・
その為に彼を利用した・・・
女のしたたかさを見たような気がしました。
彼女がエロイ女になっていく様子を彼女の下着で表すなんて・・・さすがでした。
男と女の求めるものと行き着く先の違いを映画という物語のなかで見せてくれました。
それにしても・・・
女性検事があんな肌まるだしの洋服を着るのかしら(笑)
寺嶋しのぶってすごいけれど、あんな役が多いような気がしますけれど・・・
朝ドラの彼女が好きだなぁ~(笑)
見る人がどんな立場で見るかによるだろうけれど、わたしは(`^´) して帰ってきました(笑)
どんな涙かはしりませんけれど、泣いている人もおりました。きっと究極の愛に涙を流したんだろうと思います。