アクサルの『11人いる!』を見たとき、惜しい、と思った。企画としては申し分がない。男性だけの集団として活動する彼らのレパートリーとして、この漫画を持ってくるのは上手い選択だ。だが、ミステリータッチのこの作品の肝は密室での犯人探しではなく、ここに個性が際立つことで、彼らがどう成長していくことになるのか、そこをちゃんと見せきれなくては意味がない。ドラマとしての奥行きに欠けるから、表面的な派手さが余計に作品を空疎なものにした。
今回同じような集団で、彼ら以上のキャリアを持つスタジオライフが、この同じ原作にどう挑むのか、少し興味があったので、招待が来ていたので、見ることにした。
東京では、2作品連続興行なのだが、大阪公演は『11人いる!』ではなく、続編の方のみだった。だから、単純な比較は出来なくなったが、こちらもアクサルと同じ失敗をしている。話の作り方があまりに表層的すぎて、付き合いきれない。どうして、こんなふうになるのだろうか。
お話を追うことだけで精一杯になっている。余白がまるでない。しかも話が単調。スケールの大きな話なのだが、各キャラクターの描き方が平板なので、だんだん退屈してくる。ファンの人たちにとっては、これはこれで面白いのだろうが、まるでそうではなく、機会があって、偶々見た僕には、まるで楽しめない作品だった。別に多くのものを期待したわけではないけど、エンタテインメントとしてちゃんと楽しませてくれるはずだと思っていただけに残念な仕上がりだ。
これは芝居とは直接は関係ない話だが、劇場は女性客ばかりで、それもなんだか恥ずかしかった。本当は、今回は作品にまるで乗れなかったから、書くのをやめようか、とも思ったのだが、それもなんだかなぁ、と思い書き始めた。やはり、まるで気合の入らない文章になった。僕の個人的な感想なので、ファンの人は気にしないこと。
今回同じような集団で、彼ら以上のキャリアを持つスタジオライフが、この同じ原作にどう挑むのか、少し興味があったので、招待が来ていたので、見ることにした。
東京では、2作品連続興行なのだが、大阪公演は『11人いる!』ではなく、続編の方のみだった。だから、単純な比較は出来なくなったが、こちらもアクサルと同じ失敗をしている。話の作り方があまりに表層的すぎて、付き合いきれない。どうして、こんなふうになるのだろうか。
お話を追うことだけで精一杯になっている。余白がまるでない。しかも話が単調。スケールの大きな話なのだが、各キャラクターの描き方が平板なので、だんだん退屈してくる。ファンの人たちにとっては、これはこれで面白いのだろうが、まるでそうではなく、機会があって、偶々見た僕には、まるで楽しめない作品だった。別に多くのものを期待したわけではないけど、エンタテインメントとしてちゃんと楽しませてくれるはずだと思っていただけに残念な仕上がりだ。
これは芝居とは直接は関係ない話だが、劇場は女性客ばかりで、それもなんだか恥ずかしかった。本当は、今回は作品にまるで乗れなかったから、書くのをやめようか、とも思ったのだが、それもなんだかなぁ、と思い書き始めた。やはり、まるで気合の入らない文章になった。僕の個人的な感想なので、ファンの人は気にしないこと。