「イタリアとユーゴスラビアの国境に位置する広大な森を舞台に、ケチな棺桶職人と夢見る栗売りの人生を絵画のような映像美でつづった大人の寓話」と映画.comには書いてあったが、そんなまともなストーリーはここにはない。心象風景を奔放に綴っただけの映像詩。綺麗だけど、話はないから、眠くなってしまった。ストーリーを追おうとしてもはぐらかされるばかりで、無意味。だから、ただただ美しい風景を堪能するだけでいい、( . . . 本文を読む
好きになった女の子に告白する男の子を描くのはラブストーリーの定番だけど、こんなロマンチックな行為をリアルにしたら、引く。怖くて。あり得ない。(何をしたかは映画を見てね)たぶん映画の中ででもしないはず。なのに、この映画の彼は堂々と自信満々でやります。そして彼女をGETする。まさかのハッピーエンド。いや、まだ始まってから何分も経ってないから、これで終わっては困る。『まともじゃないのは君も一緒』の監督・ . . . 本文を読む
今年のベストワン候補『月』に続いてもう1本、渾身の力作を発表した石井裕也。10月に連続でスマッシュヒットを放った。こちらは完全な自主映画スタイルの作品である。だけど、こんな豪華なキャスティングで挑むことができるのが、今の彼なのだ。絶好調で日本のエースになってしまったけど、まるで奢ることはない。それどころが、初心に帰っている。これは『剥き出しにっぽん』の頃の彼だ。だから映画としては下手。気持ちばかり . . . 本文を読む