夏目漱石の傑作を市川崑が1955年に日活で映画化した作品。以前から機会があれば見たいとは思っていたが、見る機会がなかった。それが、なんとAmazonに入っていたのだ。しかも後10日で配信終了。ということで早速ワクワクしながら見ることにした。
市川崑監督の作品は大好きだが、これはいただけない。原作をまるで理解していない。お話を安易になぞっただけの映画になっている。どうしてこんなことにな . . . 本文を読む
これは森鷗外の若かりし日の物語。短編連作で描かれる診療日誌だ。ただ彼が鷗外じゃなくてもいい、って感じ、はする。鷗外が鷗外になる前の森林太郎時代、まだ、何者でもない若者が(医者だけど)さまざまな患者や仲間たちと出会い、成長していく青春ドラマ。NHKのTVドラマにぴったりの小説。
読みやすいし、それなりに感動することもできる。ただ後には(あまり)何も残らない。ひとつひとつのエピソード . . . 本文を読む