なんだか冗談のような映画なのだが、きっと作り手は大まじめに作っているのだろう。監督はスペインのイザベル・コイシェ。彼のような真面目な人がどうしてこんな映画を引き受けたのか。よくわからない。
映画はたぶんシリアスなはずなのだが、僕にはとてもそうは見えない。大体最初の女体盛りってなんですか。裸の女に人の体の上にお寿司を乗せる。バカバカしくて笑える。でも、実際こんなものがあるのでしょうか。僕にはわ . . . 本文を読む
水の会の最終公演だ。彼らのデビュー作からずっとほぼ全部の作品を見た。とても誠実な作風が好ましく、とても大好きな劇団だった。本作は、今では役者3人になった彼らが、自分たちのことを、とてもよく知っている3人の劇作家に書き下ろしを依頼した。2人芝居3本立である。演出は脚本を依頼された3人の1人である中村賢司さんが担当する。それぞれは30分程度の短編。タイトルには「サン」という言葉を入れること、というの . . . 本文を読む
行定勲がbeeTVのために作った第2作。前作『女たちは2度遊ぶ』と同じようにオムニバス・スタイルをとる。まぁ、これはもともと短編連作で配信されたケータイドラマだからそういうスタイルが製作の前提である。前回は吉田修一の短編小説を原作としたが、今回は伊藤ちひろのオリジナル。全体はコメディータッチで包み込んであるが、個々の作品はさまざまなジャンルを横断する。感触は軽いタッチの作品になっている。
同 . . . 本文を読む