初めてLINX'S を見る。もともとこういうイベントは苦手で、あまり食指はそそられなかったのだが、今回のラインナップには興味が持てた。それとこのイベントを企画立案した石田1967さんの情熱にもそそられた。なぜ、彼がこんなにも芝居に興味を抱き、芝居に駆り立てられるのか。その秘密が、このイベントを見ることで、少しは見えてくるのではないか、なんて思ったからだ。僕も芝居は大好きだが、なんだか今は流される . . . 本文を読む
5年振りのさはらカーニバルである。最近はわかりやすく単純な芝居ばかりで、こういうタイプの芝居がめっきり少なくなったので、とても刺激的だった。もともと小劇場演劇って、もっと難解なものだった。なのに、最近は観客に迎合したのか、それとも、作り手があまり考えなくなったのか。底の浅いエンタメが多い。
ここで言う難解とは、ひとりよがりだったり、頭の悪い僕らにはわからないような小難しいものだったり、するの . . . 本文を読む
この小さな小説を大事にしなくっちゃ、と思った。児童向けの作品だけど、大人の僕が読んでも泣けた。それはここには小学6年の少年が、本当の意味での大人になっていく瞬間がしっかりと捉えてあるからだ。大人の思惑に縛られて自分の意志を出せずに、そんな自分を肯定することで生きてきて、心の病になる。だけど、ラストで、初めて自分の責任において一歩を踏み出すこととなる。よくあるパターンかも知れないが、ここにはありき . . . 本文を読む