こういう児童文学とのボーダー上にあるような作品の中には、はっとさせられるものがたくさんある。これもそんなタイプの１作だ。ただ、あまりにストレートすぎて、そこにはちょっと怯んでしまいそうになる。
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ジョニー・トーの男臭いアクション映画は好きだけど、それらはみんながこんなにも大騒ぎするほどの映画だとはとても思えない。『エグザイル 絆』にしても今回にしても、これがアクション映画の金字塔だなんて、まさか思えない。どこにでもあるようなよく出来た拾い物のアクション映画という程度だ。誰も気にも留めないから持ち上げたい、と思うようなタイプ。なのに、世間では大騒ぎ。なんかおかしい。
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こういう動物ものの映画は嫌いだ。ならばどうして、わざわざ見に行くのか。それは、ただ、これが薬師丸ひろ子主演映画である、というその事実だけのためである。今更薬師丸でもなかろう、ときっとみんなが言うはずだ。だが、僕はしつこい。『野性の証明』でデビューしたころから、ずっと薬師丸のファンだ。当然、彼女が出たすべての映画を見ている。４０代のただのおばさんになってしまったとしても、関係ない。 . . . 本文を読む
