今回の超人予備校はいつも以上に明確なストーリーラインがあり、そこに向けてストレートにドラマが収斂していくというスタイルだ。とても単純でわかりやすく、スポ根ものの王道を行くような展開である。だから、ラストはこの手のドラマのひとつのパターンである、主人公2人が初めて顔を合わせ闘うシーンとなる。タイトル通り『トラにパンチ!』だ。
主人公はうだつの上がらないサラリーマン(上別府学)。妻がスポーツトレ . . . 本文を読む
なんて暖かい映画だろう。切なくて悲しくて、でもそれでも生きる勇気を与えられる。こういう映画が見たかった。主人公は35歳の女性である。彼女は結婚もせず、ずっと叔母と2人きりで、ひっそりと暮らしている。ずっと(たぶん)大学の図書館で働いている。館長は変な人だし、大学の先生にも変な人が居るけど、でも、ここはこれはこれで居心地がいい。彼女の名前はルイ(坂井真紀)。叔母(加賀まりこ)はルイが生まれたときか . . . 本文を読む