ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Dory Langdon / The Leprechauns Are Upon Me

2010-09-20 02:30:06 | JAZZ VOCAL :女性

ドリー・ラングドンの名を初めて知ったのは、

彼女のかつての旦那のアンドレ・プレヴィンと

連名でクレジットされたアルバム(写真下)を入手した時で、

今から30年程前の事である。





このアルバムは元々Verveがオリジナルであるが、

当時DRGから再発されたアルバムでは、

ドリー・プレヴィンとクレジットされており、裏ジャケ(写真下)には

彼女とアンドレ・プレヴィンの2ショット写真が掲載されていた。





日本では、1993年にポリドールの「名盤コレクション・オン・ヴァーヴ・パート2」

のシリーズで、本名であるドリー・ラングドン名義のオリジナル・ジャケット仕様で

発売された事がある。

しかし残念ながら、それ以降このアルバムは陽の目を見ていない。


ドリー・ラングドンはどちらかと言えば、歌手よりも作詞家としての方が知られており、

ペギー・リーの名唱で有名な「Sea Shell」=邦題「貝がら」は

彼女が作詞を手がけている。


本アルバムの収録曲も全て彼女が作詞したもので、

さながら「ドリー・ラングドン・ソング・ブック」の様相を呈している。


余り声量はないが、素直な歌唱のドリー・ラングドン。

彼女自身クラブ専門で歌っていた事もあり、確かに余り大きくない場所で

聴きたいと思わせる歌い手だ。


バックはこの後に旦那となるアンドレ・プレヴィンとケニー・バレル、そして他のメンバー。

歌伴は流石にプレヴィンで云う事なし、またバレルも渋いプレイを聴かせている。


但し現在、DRG盤及び日本ポリドール盤のどちらも入手はかなり難しい状況である。



 Dory Langdon / The Leprechauns Are Upon Me

 Verve MGV-2101

 DRG MRS-503 (廃盤)

 ポリドール POJJ-1559 (廃盤)


Side A
1,Can't We Be Enemies
2,Lonely Girl In London
3,Let Me Show You Off
4,My Heart Is A Hunter
5,Leprechauns Are Upon Me
6,Warm Winter Day
7,Carefree Love

Side B
1,No
2,Sea Shell
3,Many Sides
4,Gooney Bird
5,Just For Now
6,Forget Me


Dory Langdon (vo)
Andre Previn (p)
kenny Burrell (g)
Unkown (b)
and Others


1958年 2月20日、21日、3月6日 Los Angeles 録音






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