オーナーとしての風格?らしきものも時々ですが、
見受けられる様になってきました。
そんな中、ウチの店のお客で某放送局勤務のK坂氏に
『マスターが新しいオーナーに「清正」と名前を付けるとは思いませんでした。
だってマスターは阪神ファンでしょ』
そう云われて初めて気が付きました。
確かに、「村山実」の頃からの筋金入りの阪神ファンの私が、
虎退治の「清正」の名を付けたのは拙かったかも・・・・。
かと言って、今更名前を変える気も全然無いんですよねぇ。
エスコーラ・ジ・サンバの第一世代、カルトーラのアルバム。
エスコーラ・ジ・サンバとは、直訳すれば「サンバ学校」であるが、
実際はリオ北部の都市ゲットーに住む人々にとっての
サンバを中心とした都市共同体であった。
その中でも現存する最古のエスコーラ「マンゲイラ」の
創設者がこのカルトーラである。
1960年代後半、ブラジルでは伝統的なサンバに対する復興運動が起こり、
カルトーラやネルソン・カヴァキーニョらの所謂エスコーラ・ジ・サンバ
第一世代に次々とスポットが当てられた。
1970年代には彼等エスコーラ・ジ・サンバ第一世代が参加した
「すばらしきサンバの仲間たち」や「サンバの巨匠たち」
といった名アルバムも創られている。
これら2枚のアルバムは新星堂の「オーマガトキ・レーベル」から
発売されているので、是非とも聴いて欲しい。
本作品は、1970年代にブラジル音楽研究家のマルクス・ペレイラが録音したもので、
自身のレーベル(Marcus Pereira)から発売された。
全曲カルトーラの手によるオリジナルであるが、
アルバム全体はしっとりとしたサンバに溢れている。
カルトーラの唄も円熟して枯れた感があり、味わい深いものとなっている。
尚、カルトーラのマルクス・ペレイラにおけるもう1枚のアルバム(写真下)と
本作品をカップリングしたアルバムが国内盤で発売されているが、
現在は廃盤になりつつあるようだ。
Cartola / Cartola
ブラジル Marcus Pereira MPL-9302
ブラジル EMI 472569-2 (Reissue)
1,Desfarca E Chora
2,Sim
3,Corra E Olhe O Ceu
4,Acontece
5,Tive Sim
6,O Sol Nascera
7,Alvorada
8,Festa Da Vinda
9,Quem Me Ve Sorrindo
10,Amor Proibido
11,Ordenes E Farei
12,Alegria
Cartola (vo,g)
1970年代録音
■関連アルバム■
すばらしきサンバの仲間たち~Encontro Com A Valha Guarda
サンバの巨匠たち~Quatro Grandes Do Samba