ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

上田馬之助死去

2011-12-23 02:28:35 | プロレス

 

上田馬之助が亡くなった。

1996年に交通事故に遭い頚椎を損傷、車椅子での生活を送っていたが、

リハビリ先の病院で果物を喉に詰まらせ死亡した。


上田馬之助は日本初の本格的ヒール役のプロレスラー。

現役時代は、まだらに染めた金髪で『まだら狼』と呼ばれていた。


タイガー・ジェット・シンと極悪タッグを組み、

シンが持つサーベルに負けじと、自らは竹刀を持って存在をアピールし

グレート・カブキ戦では緑の毒霧を吐くカブキに対し、

自身の髪の色である金色の霧を吐いて対抗。


また、アントニオ猪木に「ノー・ロープ、五寸釘マッチ」を仕掛け、

『嫌ならタイガー・ジェット・シンをレフェリーにしろ』と要求するなど、

話題創りも巧みで、ある意味プロレス界のエンターテイナーであった。


また1人昭和の個性的なプロレスラーが居なくなった。



上田馬之助 : 本名 上田裕司

2011年12月21日 大分県臼杵市の病院で死去 

享年 71歳


合掌





大河ドラマとプロレスラー

2010-02-24 01:22:54 | プロレス

2月21日のNHKの大河ドラマ「龍馬伝」を観ましたか?

新日本プロレスの中西学が出演していましたよ。


中西の出演は物語の冒頭部分。

香川照之扮する岩崎弥太郎の父親役の蟹江敬三が

庄屋のごろつき達に殴る蹴るの暴行を受けるシーン。

中西はそのごろつきの1人として出演していた。


NHKの大河ドラマにプロレスラーが出演するのは中西で4人目。

「利家とまつ」で高山善廣が、「武蔵」で武藤敬司、「功名が辻」で高田延彦

昨年の「天地人」ではプロレスラーではないが、

元K1ファイターの角田信朗が出演していた。

また「利家とまつ」ではラグビー元日本代表の大八木敦史も

敵方の武将として出演していた。


大河ドラマの殆んどは時代劇、

時代劇にはやはりガタイが大きく存在感のある

プロレスラーや格闘家がハマルのかもしれない。

となれば、次はバツグンの存在感を示す蝶野正洋の出番である。

是非とも出演してもらいたいものだ。





健介、GHC奪取で史上初のメジャー3団体制覇!

2008-09-08 04:00:53 | プロレス


GHCヘビー級選手権、チャンピオン森嶋猛VS挑戦者佐々木健介。

挑戦者の健介は、この一戦に勝てば史上初のメジャー3団体の

チャンピオン・ベルトをその腰に巻く事になる。


試合開始早々から激しい打撃戦、森嶋のモリシー・ハンマーと

エルボーに対し、健介も逆水平チョップで応戦。

場外では145Kgの森嶋がトペ・スイシーダでリングから跳べば、

花道で健介はブレーン・バスターと一歩も譲らない。


健介の森嶋のお株を奪うようなバック・ドロップ3連発、

森嶋もジャーマン・スープレックス、フット・スタンプ、

そして伝家の宝刀バック・ドロップ、目の離せない戦いとなる。


しかし、健介は前後と側頭部へのラリアート3発、

かち上げる様なエルボーからのノーザンライトボムで、

ついに森嶋から3カウントを奪った。


〇佐々木健介 22分02秒 ノーザンライトボム→片エビ固め 森嶋猛×


お互い全ての力を出し合った素晴らしい試合であった。


佐々木健介42歳。

第13代GHCヘビー級チャンピオン。

そして史上初のメジャー3団体制覇おめでとう!!



 


グレート草津死去!

2008-06-23 11:11:32 | プロレス
 グレート草津が亡くなった。

 享年66歳。

 
 グレート草津と言えば、TBSテレビの初回放送だった国際プロレスの旗揚げ戦にいきなりメーン・エベンターとして登場したのを憶えている。

 そこで鉄人ルー・テーズとTWWA世界ヘビー級タイトルを賭けて対決する。

 3本勝負であった当時のプロレス。1本目、草津はテーズの必殺バック・ドロップの前に轟沈。
 
 しかも、あろう事か受身を上手くとれずに半失神状態で、2本目は立ち上がる事が出来ずに結局試合放棄。

 惨敗。レスラーとしての両者の力量が余りにも違いすぎた一戦だった。


 TBSは若い草津を国際プロレスのエースとして売り出したかったのだろうが、その目論見は完全に外れてしまった。

 
 その後、草津はラグビー出身のスピードを生かし、国際プロレスの準エース格として活躍。
 
 足殺しからの「四の字固め」「ランニング・ボディー・シザース・ドロップ」を得意技として、IWAタッグのベルトを長く保持した。
  
 http://www.showapuroresu.com/jap/kuke.htm


 グレート草津  本名:草津 正武

 2008年6月21日、食道がんのため死去。 合掌!!


森嶋GHC第12代王者に

2008-03-04 04:00:15 | プロレス

 森嶋にとって約1年振りのGHC挑戦。相手は前回と同じチャンピオンの三沢である。

 試合は中盤になってから大きく動き始めた。決め技とも云えるエメラルド・フロウジョンをエプロン、ロープ最上段からと2回も繰り出した三沢は、なおもエルボーを雨アラレの様に森嶋に浴びせる。

 負けじと森嶋もモリシー・ハンマー、ラリアート、バック・ドロップで応戦する。

 結局この壮絶な打撃戦を制したのは若い森嶋。最後は切れ味鋭い豪快なバック・ドロップで、三沢を葬った。

 新王者森嶋はまだ29歳。米国のマットROHで王者になりタイトルを20回も防衛する等、この1年でホントに成長した。

 大柄な体型の割には、動き、スタミナ共に十分有り、このGHCのタイトル奪取を契機に、更にレスラーとして1つ上のランクに駆け登って貰いたいものである。

 


ドリー・ファンク・ジュニア引退

2008-03-03 00:03:41 | プロレス

 必殺技「スピニング・トー・ホールド」を引っさげ、世界チャンピオンとしてNWAに君臨したドリー・ファンク・ジュニアが東京の両国国技館で引退試合を行った。

 ドリー・ファンクといえば、NWAの新チャンピオンとして当時の日本プロレスのマットに登場し、馬場、猪木と死闘を繰り広げた事が思い出される。

 特に対猪木戦の60分フルタイム引き分け試合は正に手に汗握る熱戦で、プロレス史に残る試合と言っても過言ではあるまい。

 また、馬場からギブアップを奪った「スピニング・トー・ホールド」の切れ味の素晴らしさには舌を巻いたものだった。

 また一人名レスラーがリングを去って行った。ドリー・ファンク・ジュニア66歳、本当にお疲れさまでした。

 尚、「スピニング・トー・ホールド」についてはこちらに詳しく解説されています。熱くプロレス技を語る素晴らしいHPです。

http://www.showapuroresu.com/waza/spunning.htm

 






 


新日本プロレス 1.4 東京ドーム

2008-01-06 20:44:49 | プロレス

    後藤洋央紀 VS グレート・ムタ  

 先のIWGP戦でチャンピオン棚橋と好勝負した後藤が、武藤敬司の悪の化身グレート・ムタにどう挑むかが注目された一戦。  

 だが後藤の見せ場は、試合開始直前のムタの入場に奇襲をかけた処だけ。                      

 ムタに対して全く連続攻撃が出来ず、節目節目で毒霧を浴びてしまう。                  

 最後はムタのシャイニング・ウイザード2発を喰らい、ロープ最上段からのムーンサルト・プレスの前に撃沈した。  

 この一戦余りに役者が違いすぎた。            

    カート・アングル VS 永田裕二     

 アマレス出身の2人だけに中々内容のある試合となった。   

 お互い相手の腕、脚に焦点を絞って攻撃を繰り広げた後、カートはジャーマン・スープレックス、永田はブレーン・バスターを互いに連発。          

 その後永田は「ナガタロック2」、カートは「アンクル・ロック」と互いの決め技の応酬となった。   

 最後は永田のキックをカートが受け止め、「アンクル・ロック」でギブ・アップを奪った。       

 しかし、2人共相手の技に対しての返し方が巧く、プロレス・ファンを楽しませてくれた。   

  IWGPヘビー級選手権    チャンピオン 棚橋弘至 VS 挑戦者 中村真輔   

 お互いの意地がぶつかり合った一戦。ジャーマンにはジャーマン、張り手には張り手と両者一歩も退かない。   

 棚橋の「スイング・ブレイド」に対し、中村は「ランドスライド」とお互い必殺技を繰り出す。  

 中村の傷めている左肩を棚橋が容赦なく攻撃する等、棚橋にとっては珍しい一面も見せてくれた。   

 最終的に挑戦者の中村が勝ったが、まだまだ2人共プロレスラーとしては器が小さい。そろそろ一皮むけて欲しいところだ

 

    


小橋建太 復帰戦

2007-12-04 03:00:21 | プロレス
 12月2日、日本武道館に約1年半振りで小橋建太が腎臓ガンを克服し、リングに還ってきた。

 高山善廣とタッグを組み、三沢光晴、秋山準の2人と対決。試合勘がやや戻ってないきらいはあったものの、小橋は全盛期を彷彿させる「逆水平チョップ」を連発。「剛腕ラリアート」「ハーフ・ネルソン・スープレックス」まで繰り出した。

 プロレスラーは観客を沸かせるのは勿論のこと、対戦相手を光らせ、その上自分も光る試合が出来てこそ一流といえる。日本でこの条件をクリアしているプロレスラーは数える程しか居ないであろう。

 小橋建太は、その数少ない一流プロレスラーで在る事をこの試合で証明した。

 残念ながら、三沢の「雪崩式エメラルド・フロウジョン」の前に3カウントを聴いてしまい試合には敗れたが、プロレスリング・ノアにとって頼もしい男が戻ってきたのは間違いない。