上田馬之助が亡くなった。
1996年に交通事故に遭い頚椎を損傷、車椅子での生活を送っていたが、
リハビリ先の病院で果物を喉に詰まらせ死亡した。
上田馬之助は日本初の本格的ヒール役のプロレスラー。
現役時代は、まだらに染めた金髪で『まだら狼』と呼ばれていた。
タイガー・ジェット・シンと極悪タッグを組み、
シンが持つサーベルに負けじと、自らは竹刀を持って存在をアピールし
グレート・カブキ戦では緑の毒霧を吐くカブキに対し、
自身の髪の色である金色の霧を吐いて対抗。
また、アントニオ猪木に「ノー・ロープ、五寸釘マッチ」を仕掛け、
『嫌ならタイガー・ジェット・シンをレフェリーにしろ』と要求するなど、
話題創りも巧みで、ある意味プロレス界のエンターテイナーであった。
また1人昭和の個性的なプロレスラーが居なくなった。
上田馬之助 : 本名 上田裕司
2011年12月21日 大分県臼杵市の病院で死去
享年 71歳
合掌