2003年の東芝EMIからの紙ジャケット仕様で再発されて以来
トンとご無沙汰のジューン・ハットン。
このアルバム、今回の『ジャズ名盤ベスト&モア999円』のシリーズに
組み込まれるのではと期待していたが、残念ながら選に漏れてしまったようだ。
ジューン・ハットンは、パイド・パイパーズのメンバーとして知られているが、
グループ入りしたのは1944年。
前任のジョー・スタッフォードがソロとして独立したため、
その後任として迎えられた。
本アルバムは1955年にキャピトルから発売されたもので、
スタンダードを中心に全12曲が収録されている。
ここでジューンは「ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」という
男性コーラスと共に歌っている。
パイド・パイパーズを彷彿させる粋で美しいハーモニーと、
バックを務める彼女の旦那であるアクセル・ストーダル編曲、指揮の
オーケストラが醸し出すしっとりとしたムードが見事に絡み合い、
このアルバムを素晴らしいものにしている。
June Hutton & Axel Stordahl / Afterglow
原盤 : Capitol T-643
東芝EMI TOCJ-5401
1,Never In A Million Years
2,Gone With The Wind
3,Until The Real Thing Comes Along
4,I Should Care
5,It's Talk Of The Town
6,You're Getting To Be A Habit With Me
7,Day By Day
8,East Of The Sun (West Of The Moon)
9,Taking A Chance On Love
10,I Hadn't Anyone Till You
11,My Baby Just Cares For Me
12,Dream A Little Dream Of Me
June Hutton (vo)
The Boy Next Door (chorus)
Axel Stordahl (arr,cond) and His Orchestra
1955年 発売