ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Herb Jeffries / If I Were King~I Remember The bing

2011-12-13 02:59:00 | JAZZ VOCAL :男性

 

ハーブ・ジェフリーズは1940年代にデューク・エリントン楽団のシンガーとして活躍し

「Flamingo」のヒット曲で知られる黒人男性ヴォーカリストである。


これは1978年にDobreレコードに録音された

2枚のアルバムをカップリングしたCDである。


「If I Were King」はナット・キング・コールの持ち歌を集めた作品だが、

当時は何故か発売されず、後に他のレーベルからリリースされている。


もう1枚の「I Remember The Bing」はビング・クロスビーに捧げたもので、

ビングに因んだ曲が揃っている。


声質はジョニー・ハートマンにかなり似ているハーブ・ジェフリーズだが、

ハートマンより若干声は野太く且つ低目に感じる。

「If I Were King」では、ピアノ、ギター、ベースという

キング・コール・トリオと同じ編成をバックに、

また、「I Remember Bing」でもピアノ・トリオを従え

しっとりと且つソフトな歌声を聴かせてくれる。

どちらのアルバムもピアノはルー・レヴィーが担当している。


但しこの2枚のアルバム、ジャケットがお世辞にも良いとは云えない。

特に「If I Were King」の方は余りにも酷い。

間違いなくジャケ買いの対象にはなり得ないアルバムである。

ジャケットの悪さに反比例して内容が良いという珍しい作品だ。



 Herb Jeffries / If I Were King~I Remember Bing

 Audiophile ACD-317 (2in1)


■If I Were King
1,Unforgettable
2,Nature Boy
3,Smile
4,Ramblin' Rose
5,Pritend
6,Sweet Lorraine
7,Answer Me, My Love
8,Mona Lisa


Herb Jeffrise (vo)
Lou Levy (p)
Joe Diorio (g)
Fred Atwood (b)


■I Remember Bing
1,Where The Blue Of The Night (Meets The Gold Of The Day)
2,Pennies From Heaven
3,Ill Wind (You're Blowin' Me No Good)
4,Street Of Dreams
5,What's New
6,Poinciana (Song Of The Tree)
7,My Melancholy Baby
8,I Surrender, Dear
9,It's Easy To Remember
10,I Apologize


Herb Jeffries (vo)
Lou Levy (p)
Fred Atwood (b)
John Dentz (ds)


1978年 録音

 

 


Larry Horvis / My Heart Belongs To Only You

2011-10-21 03:21:10 | JAZZ VOCAL :男性

 

このアルバムは今から10年程前、新潟の今は無き「ダイエー」の

中古盤フェアで新品未開封のLPを500円で入手したもの。


当時はこのアルバムの主人公であるラリー・ホーヴィスが何者なのか全く知らなかった。

購入理由は裏ジャケのライナーと曲目(写真下)、

思った通り見事に当たりのアルバムであった。


 

ラリー・ホーヴィスは1936年2月ワシントン州のワパトで生まれ、

その後テキサスのヒューストンへ移住。

7歳の頃から姉と共に歌手としてのキャリアをスタートする。

1950年代後半にはブロードウェイのショウにも何本か出演し、

TVの人気ドラマにも抜擢されている。


その後もTVの脚本やコントも手がけるなど才能を発揮したが、

2003年9月9日食道ガンの為67歳でこの世を去った。


これは1959年にキャピトル・レコードに吹き込んだ

彼の唯一のアルバムである。


余り声量は無いが、甘く優しい声質。

誠実且つ丁寧な歌唱で、白人らしいスマートさも持ち合わせている。

曲によってはやや表現が若いと感じる処もあるが、

これも又彼の魅力の一つではなかろうか。

是非とも日本盤で紹介して欲しい歌い手だ。


尚、バックはジャック・マーシャル編曲のオーケストラである。





 Larry Horvis / My Heart Belongs To Only You

 原盤 : Capitol ST-1218



■Side A

1,My Heart Belongs To Only You
2,Deed I Do
3,But Beautiful
4,As Long As I Live
5,Love-Wise
6,Just In Time

■Side B

1,Nice To Be In Love
2,Then I'll Be Tired Of You
3,I Want To Fall InLove
4,S'posin'
5,Polka Dots And Moonbeams
6,Exactly Like You


Larry Horvis (vo)
Jack Marshall (arr) and Orchestra
Dave Cavanaugh (arr)


1959年 録音

 

 

 


Don Cherry / Swingin' For Two

2011-04-26 03:15:39 | JAZZ VOCAL :男性

 

ドン・チェリーと云えばジャズ・ファンの多くは

オーネット・コールマンのグループに在籍していた

フリー系トランペッターを思い浮かべるであろう。


此方のドン・チェリーはドン・チェリーでも

白人ヴォーカリストのドン・チェリーである。


元々はカントリー系の歌手で、1950年代には

何曲かヒット・チャートにも送り込んでいる。


これはコロムビア・レコードに吹き込んだもので、

ややジャジーな雰囲気を持ったアルバムである。

歌い廻しにはカントリー臭さは全くと言っていいほど感じられない

クセが無く、非常にオーソドックスな歌唱である。


バックを務めるレイ・コニフ率いるオーケストラとの相性も良く、

曲によっては男性コーラスも絡んでくる。

中々楽しいアルバムである。


尚、CD化に伴い7曲のボーナス・トラックが追加されている。




 Don Cherry / Swingin' For Two

 原盤 : Columbia CL-893

 米 Collectable COL-CD-7588 (Reissue)


1,When The Sun Comes Out
2,For You
3,Love Is Just Around The Corner
4,I'll String Along With You
5,I Didn't Know About You
6,So Rare
7,I'm Yours
8,I'M Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter
9,Please Be Kind
10,My Future Just Passed
11,I Don't Care If The Sun Don't Shine
12,Sleepy Time Gal

■Bonus Tracks
13,Give Me More
14,If I Had My Druthers
15,The Story Of Sherry
16,There's A Place Called Heaven
17,Don't You Worry Your Pretty Little Head
18,The Last Dance
19,April Age


Don Cherry (vo)
Ray Coniff & His Orchestra....1~13,16,17
David Terry & His Orchestra....14,15
Parcy Faith & His Orchestra....18,19


1~15....1956年 録音
16~19....1957年 録音


1~12....Don Cherry / Swingin' For Two (LP)
13~19....Columbia Singles

 

 

 


Kenny Burrell / Weaver Of Dreams

2011-02-07 00:16:12 | JAZZ VOCAL :男性

 

これまた恐らく珍盤の部類に入るであろう。

ギタリスト、ケニー・バレルのヴォーカル・アルバム。


元々は米コロムビアから発売されたものだが、長い間廃盤となっていた。

ところが、最近Wounded Bird Recordsから再発され、

比較的簡単に入手出来るようになった。


さて、肝心のバレルのヴォーカルであるが、

これが中々渋い味わいのある声で、歌い廻しも悪く無い。

興味のある人には一聴をオススメする。


尚、バックのミュージシャンにはピアノのトミー・フラナガン、

テナーにはボビー・ジャスパー等が参加している。



Kenny Burrell / Weaver Of Dreams

原盤 : Columbia CS-8503

Wounded Bird WOU-8503 (Reissue)


1,I'll Buy You A Star
2,Weaver Of Dreams
3,The More I See You
4,I'm Just A Lucky So And So
5,A Fine Romance
6,Until The Real Thing Comes Along
7,The Blues Is Awful Mean
8,That Old Feeling
9,If I Had You
10,Hootchie-Koo...Instrumental
11,Afternoon In Paris...Instrumental
12,Like Someone In Love


Kenny Burrell (vo,g)
Bobby Jaspar (ts)
Tommy Flanagan (p)
Joe Benjamin (b)
Wendell Marshall (b)
Bill English (ds)
Bobby Donaldson (ds)


1960年 10月18日、1961年 6月28日 録音

 

 


Woody Herman / Songs For Hip Lovers

2011-01-14 02:47:56 | JAZZ VOCAL :男性

 

サックス、クラリネット奏者で、バンド・リーダーとしても知られるウディ・ハーマン。

実は本人は結構歌好きだったとみえて、幾つかのアルバムで歌を何曲か披露している。


これはそのウディ・ハーマンが全編歌った作品、

1957年にヴァーヴ・レーベルに吹き込んだもの。

アルバムにはハリウッドとニューヨークの2つのセッションが収録されている。


白人らしい粋でソフトな語り口とスマートな歌唱は

ミュージシャンの裏芸という域を完全に超えている。


バックもハリー・スウィート・エジソン、ベン・ウエブスター等の錚々たるメンバー、

彼らをバックにウディ・ハーマンは気持ち良さそうに歌っている。


尚現在スペインのフレッシュ・サウンド・レコードから、

ヴァーヴにおけるもう1枚のウディ・ハーマンが全編歌ったアルバム

「Woody Herman / Love Is The Sweetest Thing, Sometimes」(Verve MGV-2096)

と本作品をカップリングしたCDが発売されている。


 

Woody Herman / Songs For Hip Lovers

原盤 :  Verve MGV-2069

Polygram 314 559 872-2 (Reissue)

スペイン Fresh Sound FSRCD-550 (Reissue)



1,Makin' Woopee
2,I Won't Dance
3,I Gues I'll Have To Change My Plans
4,Willow, Weep For Me
5,Moon Song
6,Can't We Be Friends?
7,Comes Love
8,Everything I've Got
9,Alone Together
10,Bidin' My Time
11,Isn't This A Lovely Day?
12,Louise



Woody Herman (vo)

■1,4,5,9,10,12
Harry “Sweets” Edison (tp)
Ben Webster (ts)
Jimmy Rowles (p)
Barney Kessel (g)
Joe Mondragon (b)
Larry Bunker (ds)

■2,3,6,7,8,11
Charlie Shavers (tp)
Bill Harris (tb)
Hal Mckusick (as)
Jerry Cook (ts)
Bob Newman (ts)
Jack Nimitz (bs)
Sol Schlinger (bs)
Lou Stein (p)
Billy Bauer (g)
Milt Hinton (b)
Jo Jones (ds)
Marty Paich (arr)



1,5,12....1957年 1月12日 Hollywood 録音
4,9,10....1957年 1月11日 Hollywood 録音
2,3,6,7,8,11....1957年 3月19日 New York 録音

 

 


Marvin Gaye / A Tribute To The Great Nat King Cole

2010-11-02 01:29:24 | JAZZ VOCAL :男性
モータウン・レコードで数々のヒットを飛ばし、「モータウンの貴公子」

と呼ばれたマーヴィン・ゲイがナット・キング・コールのナンバーを歌った作品。


ジャズ・シンガーに憧れ、フランク・シナトラやナット・キング・コールを

アイドルとして崇めていたマーヴィンは、ジャズやスタンダードを歌った

アルバムをモータウンに4枚残している。

その中でも彼自身が崇拝しているナット・キング・コールに捧げた

このアルバムがジャケット・デザイン及び内容でも抜けているように思う。


1965年の11月1日にリリースされたこのアルバムだが、

同年の2月15日にナット・キング・コールはガンのため

47歳の若さで亡くなっている。

正にタイトル通りマーヴィンがナット・キング・コールに

捧げた追悼アルバムと言える。

その為か、ここでのマーヴィンは自分の個性を殆んど出すことなく、

ナット・キング・コールの唱法を忠実になぞっている。


収録曲全てがナット・キング・コールのヒット・ナンバー、

お馴染の曲が並んでいる。



Marvin Gaye / A Tribute To The Great Nat King Cole

原盤 : Tamla Motown T-261

ユニバーサル・ミュージック UICI-94028 (Reissue)


1,Nature Boy
2,Ramblin' Rose
3,Too Young
4,Pretend
5,Straighten Up And Fly Right
6,Mona Lisa
7,Unforgetable
8,To The End Of The Earth
9,Sweet Lorrain
10,Its Only A Paper Moon
11,Send For Me
12,Calypso Blues


Marvin Gaye (vo)
and Orchestra


1965年 録音





Jesse Belvin / Just Jesse Belvin

2010-09-24 01:33:27 | JAZZ VOCAL :男性


自動車事故により、不慮の死を遂げた黒人男性ヴォーカリスト

ジェシー・ベルヴィンのRCAにおける第1作目。


ショーティ・ロジャース、レイ・マーティン、デニス・ファーノンの3人を

アレンジャーとして起用した本作品は、

曲によってコーラスを交えており、この後の2枚目アルバム

「Jesse Belvin / Mr. Easy」(RCA LSP-2105)に比べると

ややポップ色の強い創りとなっている。


ジェシーはナット・キング・コールを彷彿させるソフトで、丁寧な歌い廻しと、

ノリのよいスウィング感を漂わせ、楽しくゴキゲンな唄を聴かせてくれる。


尚、英ACEより本作品と「Jesse Belvin / Mr. Easy」の2枚のアルバムに加え、

LP未収録のシングル12曲を収録した2枚組みのCDが発売されている。

「Jesse Belvin / Guess Who? The Rca Victor Recordings」(ACE CDCH-21020)


そしてつい最近このアルバムはHallmarkからもCD化され再発された。

「Jesse Belvin / Just Jesse Belvin」(Hallmark 709492)

このHallmarkは再発専門の超安価レーベルで

ジャケは完全にコピー、音質も余り良くない。

音質に拘る方には英ACE盤をオススメする。



 Jesse Belvin / Just Jesse Belvin

 RCA LSP-2089

 BMG ファンハウス BVJJ-34013 (廃盤)

 英 ACE CDCH-21020 (Reissue)

 Hallmark 709492 (Reissue)


1,Secret Love
2,Love Is Here To Stay
3,Ol' Man River
4,Now You Know
5,Zing! Went The Strings Of My Heart
6,Guess Who?
7,Witchcraft
8,My Funny Valentine
9,Funny
10,Take Me Back To The Island
11,(I'm Afraid) The Masquerade Is Over
12,Alright, Okay, You Win


Jesse Belvin (vo)
Ray Martin (cond) and Orchestra...2,3,7
Ray Martin (cond) and Orchestra and Chorus...1,5,8,11,12
Dennis Farnon (cond) and Orchestra and Chorus...4,10
Shorty Rogers (cond) and Orchestra and Chorus...6,9


1,5,12...1959年 5月13日 録音
2,3,7...1959年 5月14日 New York 録音
8,11...1959年 5月11日 録音
4,6,9,10...録音不詳


■関連アルバム■
Jesse Belvin / Mr. Easy

 



 


Dave Brubeck / Brubeck & Rushing

2010-04-19 01:51:30 | JAZZ VOCAL :男性
ジャズとブルースの大歌手ジミー・ラッシングが

デイヴ・ブルーベック・クァルテットと共演したアルバム。


ジョー・ウィリアムスなど、後のヴォーカリストに大きな影響を及ぼした

ジミー・ラッシングは1903年8月26日オクラホマで生まれた。

1935年にカウント・ベイシー楽団に加入し、人気を獲得。

1950年に独立し、その後も活躍を続けたが

1972年6月8日白血病のため68歳でこの世を去った。


アルバムはジミーの好みを反映してか、少々古い曲が集められている。

サッチモ程ではないが、ややダミ声、暖か味とユーモアが有り

ソウルフルなラッシングの唄と

クールで知的なポール・デスモンドのアルトの絡みは

非常に面白く、何とも味わいがある。

ピアノのブルーベックもブルージーな好いソロを聴かせる。


ブルーベック、ラッシング、両者の作品群の中でも

余り紹介される事のないアルバムだが、

ジャズ・ヴォーカル・ファン並びにブルーベック・ファン以外にも

是非聴いて欲しいと思う作品である。


尚、11曲目はCD化の際に追加された未発表テイクである。



 The Dave Brubeck Quartet Featuring Jimmy Rushing

                           / Brubeck & Rushing

 Columbia CL-1553 CS-8353

 ソニー・ミュージックエンタテインメント SRCS-9524


1,There'll Be Some Changes Made
2,My Melancholy Baby
3,Blues In The Dark
4,I Never Knew
5,Ain't Misbehavin'
6,Evenin'
7All By Myself
8,River, Say 'Way From My Door
9,You Can Depend On Me
10,Am I Blue
11,Shine On Herbest Moon (Bonus Track)


Jimmy Rushing (vo)
Dave Brubeck (p)
Paul Desmond (as)
Gene Wright (b)
Joe Morello (ds)


1,3,10,11.....1960年1月29日
2,9.....1960年2月16日
4,5,6,7,8.....1960年8月4日 

New York 録音





Oscar Peterson / Romance

2010-02-09 03:32:05 | JAZZ VOCAL :男性

オスカー・ピーターソンが全編唄を歌ったアルバム。

今回(2010年1月27日)期間限定ではあるが、¥1,100という安価で再発された。


ピーターソンのヴォーカル・スタイルは、尊敬するナット・キング・コール

そっくりで、上品で中々の味わいがある。

ナット・キング・コールをして『君は唄は歌わず、ピアノに専念してくれ』

と云わしめた逸話も確かにうなずける。


自ら弾くピアノ、ギター、ベースという、手本とした

ナット・キング・コール・トリオと同じ編成で吹き込まれた本アルバムは

ピーターソンの歌手としての力量を世に知らしめた1枚と云えるであろう。


尚、ピーターソンにはキング・コールが亡くなった時に

ライムライト・レーベルに吹き込んだ「Respect To Nat」という

ヴォーカル・アルバムも在る(写真下)。

こちらも非常に良い内容の作品である。







 Oscar Peterson / Romance

  Verve MGV-2012

  ユニバーサル・インターナショナル UCCV-9391 (Reissue)


1,I'm Glad There Is You
2,Polka Dots And Moonbeams
3,One For My Baby
4,I Hear Music
5,Autumn In New York
6,I Can't Give You Anything But Love
7,Spring Is Here
8,These Foolish Things
9,From This Moment On
10,The Things We Did Last Summer
11,Too Marvelous For Words
12,But Not For Me


Oscar Peterson (vo,p)
Barney Kessel (g)....1~7,10~12
Herb Ellis (g)....8,9
Ray Brown (b)


1~7,10....1953年 5月21日 New York 録音
11,12....1952年 2月26日 Los Angeles 録音
8,9....1954年 4月27日 Los Angeles 録音



Buddy Rich / The Voice Is Rich

2009-11-16 00:36:07 | JAZZ VOCAL :男性

前回の2in1のCDで紹介した、バディ・リッチのもう1枚のアルバム。

Verveの「Buddy Rich / Just Sings」に次ぐヴォーカル作品だが

レーベルはMercuryに移っている。


バックはハル・ムーニーのオーケストラで、

曲により混声のコーラスが入るなど、「Just Sings」に比べ

ムーディで中々洒落た作りになっている。


リッチは寛いだ雰囲気の中、やや鼻にかかった声で

渋く、いなせな唄を聴かせてくれる。


尚、本作品と「Buddy Rich / Just Sings」(Verve MV-2075) (写真下)を

カップリングしたCDが現在スペインのJazzbeatから発売されている。








 Buddy Rich / The Voice Is Rich

  Mercury MG-20461

  スペイン Jazzbeat JAZZBEAT-522 (2in1) (Reissue)


1,Down The Old Ox Road
2,Born To Be Blue
3,I've Heard That Song Beffore
4,I Want A Little Girl
5,I Can't Give You Anyone But Love
6,You've Changed
7,Me And My Shadow
8,When The World Was Young
9,It's Been A Long, Long Time
10,I Don't Want To Walk Without You
11,Back In Your Own Back Yard


Buddy Rich (vo)
Hal Mooney Orchestra


1959年 録音