メアリー・ケイ・トリオは、リーダーのノーマン・ケイとその妹のメアリー・ケイ、
そしてアコーディオン奏者のフランキー・ロスの3人で、
1940年代から50年代にかけて活躍したヴォーカル・トリオ。
ラジオやテレビだけでなく、ラスベガスなどのショウにも多く出演、
特にラスベガスでは年間36週もショウに出演していた事がある。
これはデッカ・レーベルに吹き込まれたもので、彼等の2作目のアルバム。
紅一点のメアリー・ケイの明るく艶っぽいヴォーカルを中心に、
2人の男性コーラスが巧みに絡み合う様は見事で、
正にラスベガスにおけるショウのステージを彷彿させる。
ヴォーカリーズ風の追っかけの歌有り、はたまたスキャット有りと
楽しい演出が一杯の作品となっている。
尚、バックのオーケストラのアレンジはラッセル・ガルシアと
ジャド・コンロンの手によるものである。
The Mary Kaye Trio / Music On A Silver Platter
原盤 : Decca DL-8454
ユニバーサル・ミュージック UCCU-3079 (Reissue)
1,All The Things You Are
2,Come Rain Or Come Shine
3,Laura
4,Fools Rush In
5,Add Another Leaf
6,Almost Like Being In Love
7,(I'm Afraid) The Masquerade Is Over
8,Love For Sale
9,Lonely Town
10,Save Your Sorrow (For Tomorrow)
11,I'm In Love With A Stranger
12,Without A Song
The Mary Kaye Trio
・Mary Kaye (vo)
・Norman Kaye (vo)
・Frank Ross (vo)
Russell Garcia (arr,cond)
Jud Conlon (arr,cond)
and Orchestra
1956年 作品
サックス、クラリネット奏者で、バンド・リーダーとしても知られるウディ・ハーマン。
実は本人は結構歌好きだったとみえて、幾つかのアルバムで歌を何曲か披露している。
これはそのウディ・ハーマンが全編歌った作品、
1957年にヴァーヴ・レーベルに吹き込んだもの。
アルバムにはハリウッドとニューヨークの2つのセッションが収録されている。
白人らしい粋でソフトな語り口とスマートな歌唱は
ミュージシャンの裏芸という域を完全に超えている。
バックもハリー・スウィート・エジソン、ベン・ウエブスター等の錚々たるメンバー、
彼らをバックにウディ・ハーマンは気持ち良さそうに歌っている。
尚現在スペインのフレッシュ・サウンド・レコードから、
ヴァーヴにおけるもう1枚のウディ・ハーマンが全編歌ったアルバム
「Woody Herman / Love Is The Sweetest Thing, Sometimes」(Verve MGV-2096)
と本作品をカップリングしたCDが発売されている。
Woody Herman / Songs For Hip Lovers
原盤 : Verve MGV-2069
Polygram 314 559 872-2 (Reissue)
スペイン Fresh Sound FSRCD-550 (Reissue)
1,Makin' Woopee
2,I Won't Dance
3,I Gues I'll Have To Change My Plans
4,Willow, Weep For Me
5,Moon Song
6,Can't We Be Friends?
7,Comes Love
8,Everything I've Got
9,Alone Together
10,Bidin' My Time
11,Isn't This A Lovely Day?
12,Louise
Woody Herman (vo)
■1,4,5,9,10,12
Harry “Sweets” Edison (tp)
Ben Webster (ts)
Jimmy Rowles (p)
Barney Kessel (g)
Joe Mondragon (b)
Larry Bunker (ds)
■2,3,6,7,8,11
Charlie Shavers (tp)
Bill Harris (tb)
Hal Mckusick (as)
Jerry Cook (ts)
Bob Newman (ts)
Jack Nimitz (bs)
Sol Schlinger (bs)
Lou Stein (p)
Billy Bauer (g)
Milt Hinton (b)
Jo Jones (ds)
Marty Paich (arr)
1,5,12....1957年 1月12日 Hollywood 録音
4,9,10....1957年 1月11日 Hollywood 録音
2,3,6,7,8,11....1957年 3月19日 New York 録音
以前から気になっていた酒「かたふね」の純米酒。
こちらの蔵の「かたふね 特別本醸造」は好きで、
店のメニューにも何回か載せております。
さて、この純米酒ですが、精米歩合65%ながら
注いだ瞬間フルーティな吟醸香が広がります。
スッキリとした中にも、まろやかでふくらみのある
良い味わいの酒に仕上がっています。
常温もしくは少し冷やしたくらいが
この酒の良さが引き出されるようです。
かたふね 純米
原材料 : 米、米こうじ
精米歩合 : 65%
1,8 ℓ ¥2,291
新潟県上越市大潟区上小船津浜171
合資会社 竹田酒造店
025-534-2320
ブルー・ノートにも「Patterns In Jazz」(Blue Note BLP-1517)
と云うリーダー作があるギル・メレだが、
日本のジャズ・ファンで彼の名を知る人はかなり少数だ。
ましてやその音楽を聴いた事のある人はもっと少ないであろう。
ギル・メレは1931年12月31日カリフォルニア州リバーサイド生まれ、
サックスの他にオーボエやクラリネットもこなす。
彼の音楽は当時建築学的ジャズとか、幾何学的ジャズ等と称されていた。
そう云うと何やら難しそうであるが、所謂現代音楽のような難解さは無い。
大胆なアレンジにより散りばめられた躍動的で斬新なアンサンブル、
そしてそこにソロを絡めるという手法で、
その点ではギル・エヴァンスやジミー・ジェフリー、
そしてウエスト・コースト・ジャズ等と共通する部分が多々ある。
ギルズ・ゲスツというタイトル通り、アート・ファーマー、ケニー・ドーハム、
ハル・マクーシック、ヴィニー・バーク、エド・シグペンといった面々が参加している。
収録曲は全てギル・メレのオリジナル。ユニークな構成をもった曲が並んでいる。
尚、CD化のより、ボーナス・トラックが3曲追加されている。
Gil Melle / Gil's Guests
原盤 : Prestige PRLP-7063
ビクターエンタテインメント VICJ-2074 (Reissue)
1,Soudan
2,Tomorrow
3,Block Island
4,Sixpence
5,Still Life
6,Ghengis
Additional Tracks
7,Funk For Star People
8,Golden Age
9,Herbie
Gil Melle (bs)
Art Farmer (tp)...1,2,3
Kenny Dorham (tp)...4,5,6
Donald Byrd (tp)...7,8,9
Hal Mckusick (as,fl)...1,2,3,4,5,6
Phil Woods (as)...7,8,9
Julius Watkins (frh)...1,2,3
Don Butterfield (tuba)...4,5,6
Joe Cinderella (g)
Vinnie Burke (b)
Edmund Thigpen (ds)
Unknown (vib)...7,8,9
1,2,3...1956年 8月10日 録音
4,5,6...1956年 8月24日 録音
7,8,9...1957年 1月18日 録音