ポン酒猫のジャズ屋A7

日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話

Lester Bowie / The great Pretender

2011-10-05 01:39:35 | JAZZ

 

フリー・ジャズ界最高のコンボとして名高い「アート・アンサンブル・シカゴ」。

これは、そのトランペッター、レスター・ボウイが1981年にECMに吹き込んだ

ECMにおける最初のリーダー作品。


圧巻は何と云ってもタイトル曲であり、アルバムの冒頭を飾る

16分を超える大作「The Great Pretender」。

プラターズで有名なこの曲を、レスター・ボウイは

ユーモア有るトランペット・プレイとトーンを巧みに混じえて

素晴らしい作品に仕上げている。

この1曲だけでこのアルバムを購入する価値が有ると云っても過言ではない。


また、バックを務めるバリトン・サックスのハミエット・ブルーイットと

ピアノのドナルド・スミスらは、やや前衛的ではあるが、

レスターの意図を汲み楽曲にマッチしたプレイとサポートをみせている。


尚、余談だが「The Great Pretender」に参加している

女性ゴスペル・シンガーのフォンテラ・バスはレスターの奥方である。




 Lester Bowie / The Great Pretender

 原盤 : ECM-1209

 Reissue : ECM-1209 B0011869-02


1,The Great Pretender
2,It's Howdy Doody Time
3,When The Doom (Moon) Comes Over The Mountain
4,Rios Negros
5,Rose Drop
6,Oh, How The Ghost Sings


Lester Bowie (tp)
Hamiet Bluiett (bs)
Donald Smith (p,org)
Fred Williams (b,el-b)
Phillip Wilson (ds)
Fontella Bass (vo)....1
David Peaston (vo)....1


1981年 6月 Ludwigsburg 録音

 

 



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