ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

巧遅と拙速 ‐ 4月がゆく

2012年04月30日 | 季節/暦

 今年の黄金週間は暦に恵まれ大型連休になった。
 ところで今、この連休中にも北電の泊原発3号機が止まると、稼動する原発がゼロになり、夏になれば電力が不足すると姦しい。

 これを受けてか、政権は福井県の関電大飯原発を一刻も早く再開しないと大変ことになると息巻き、何の資格あって原発再開を検討するための関係閣僚会議に出席しているのか、さっぱり判らない徳島選出の議員先生に至っては、「原発ゼロは集団自殺」とまで口走る。

 A2_2A1_2官房長や経産大臣は、「再稼動は政治が責任を取る話」と言うが、いまだかって政治に責任を取って貰った経験がない国民としては、いくら口角泡を飛ばし「信用しろ」と言われても土台無理な話。
 大阪市長まで過激にならずとも、滋賀や京都の知事の言い分の方が、彼らより筋が通っていること、フクシマの今を見れば自明だろうに。

 そんな折、大飯原発から遠くない日本原電の敦賀原発2号機の直下に活断層がある可能性が高いことが保安院などの調査によって判り、大飯原発の直下にも関電は否定するけど活B2B1断層があると言う。

 資源を持たない国が、国策として立地自治体を金漬けにするという姑息な手段で、原発建設を進めてきた。
 国民も、チェルノブイリやスリーマイル事故以降、産学官が口を揃えて唱える安全神話を信じる振りをしながら、それを容認してきたのは事実。

 しかし、ことここに至れば、大飯原発を慌てて再開したところで、街のシャッター通りが解消される訳でもないし、物づくりで新興諸国に勝てると言う訳でもないだろC2C1う。

 が、経済への影響をおもんばかって業務用は除外、家庭用のみを対象にピーク時に一時カットをと言うのならすればいいし、計画停電もと言うのなら協力すればいい。

 冷房やTVを消して、今の暮らしの在りよう、この国の在りようを家族で省みるにいい機会だと思う。

 フクシマを検証したうえで新安全基準を定め、それをクリアした原発から再開を認めればいいじゃないか、と思うのだがどうだろう?
 孫子に “ 巧遅は拙速に如かず ” という教えもあるようだけれど・・・。

 好天に誘われ久し振りに散歩、「パンジー」のミニ版、「ビオラ」と言うのだそうだが、色の組み合わせが実に多彩。
 花冷えから一足飛びに夏日へ、そんな4月もゆくようで。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.461

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