駅の改札口から次々と押し出されるマスク姿の集団、朝な夕な、テレビが流すその異形の様に 「ぎょっ!」とする。
メイストームのような、インフルエンザ騒ぎのうちに5月がいく。
ところで、秋頃にも咲くと聞くが、5月から6月にかけてがこの花の時期らしい。
花とばかり思っていたら、潅木、背の低い木なのだそうで、真っ赤な糸状の花が穂状に伸びる。
この木、「金宝樹」(きんぽうじゅ)と呼ぶらしく、「この季節の生け花に使うことも多いの」と、カタリナ は言う。
蕾から花になった頃には控えめだった糸状の穂先が、花の時期が進むと金色の小さな球状を際立たせるようで、少し暑苦しい感じもしないでもない。
近くの 「金糸梅」(きんしばい)、梅雨時に咲き、雨に映える五弁の黄色の花と葉の緑が鮮やかなコントラストを見せ、入梅が近いことを感じさせる。
話を戻して 「金宝樹」、散歩の途中、公園や住宅の庭先に今を盛りと咲き誇るのを目にする。
英名を 「ボトルブラッシュ」と言うのだそうだが、言い得て妙である。
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