二度目の会社の同じ職場でともに汗をかいた<仲間との会>がある。
異動や退職に加えてやれ花が咲いた、やれ雪が降ったと理由をつけては年に一、二回やっている。
で、暑気払いも兼ねてと七月の晦日(みそか)、六名が会社の近くの居酒屋に元気な顔を見せた。
この手の会の通例、会社や後輩の事をうだうだと駄弁って大いに盛り上がり、世話役をして下さったOさんの会費徴収も終わってお開きに。
帰りの電車、シートに腰を下ろして気づいた、「会費、ひょっとして払っとらんのでは?」と。
慌ててOさんにメール、その日も遅く “ ちゃんと頂きましたよ、千円札で五枚。大丈夫ですよ ” と返事を貰った。
が、どうにも腑に落ちない、財布から千円札が五枚減ったように思えないのだ。
翌朝、再度Oさんに “ 誰かの釣銭を間違ってない、他の人と間違っていない ” と、まるで 「あなたの勘違いでしょ!」みたくなメールを、で、当然と言えば当然か、返信がない。
それで、当日朝の足取りを、二日酔いの頭で追ってみた。
銀行で用を済ませたその足でコンビニへ、そこで住民税の現金納付分を払い、次いでJRの窓口でプリペードカードにチャージ・・・。
その折の遣り取り、釣銭を貰う場面を思い浮かべて漸く判った。
何のことない、十枚だとばかり思い込んでいた財布の千円札、実際には十五枚あって、その差分が偶然にも会費と同額だったということ。
とうとう惚けがきたか、「嫌やなあ、これから先が思いやられる」と、トホホ・・・の<八朔>となった。
今を盛りにフェンスなどに咲く 「へくそかずら」、名前は凄いが姿は可愛い、で、その花言葉は “ 誤解を解きたい ” やて、Oさんにメール送らなあかんやろか? 「ほんと、困った人ねえ・・・」。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1355
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