○○記念日、○○の日とかいう特別?な日がある。
ちなみに11月には、「勤労感謝の日」(23)や「ノーベル賞制定記念日」(27)などお堅い日から、「蒲鉾の日」(5)や「蓮根の日」(17)、はては「回転寿司記念日」(22)などなど実に多彩というか様々な日があるようだ。
真面目?な天声人語氏も、「いい夫婦の日」(22)に、“ 夫婦の暮らしは夫の側にいささかの負い目があるようだ。40代以上に聞いたあるアンケートによれば、「将来配偶者を介護したい」と答えたのは女性36%に対し男性は55%と多かった ” と遊んでいる。
この○○の日だが、毎月設定されているのもある。
そのひとつが「ふみの日」(23)、特に11月は、前出の「夫婦の日」もそうだが、「いい」と語呂合わせの形容詞が付く。
そしてこの月には、日本ペンクラブが設立されたことを記念する「ペンの日」(26)もある。
ワープロが登場して以来、職場や家庭で書類や手紙を書くことが少なくなり、それにつれて町の印刷屋さんや文房具屋さん、めっきりと減った。
ところでペトロ、金釘流免許皆伝の悪筆ながら、インク壷からスポイトで補充する、昔ながら軸太の万年筆に憧れたことがあった。
万年筆と言えば、今、古都トレドにグレコを訪ねる旅(97年)の途中にある。
そのトレドの翌日、マドリード最後の日の朝、カタリナ がダウンしたこと、<鬼門?>の稿で書いた。
その折のこと、フリー・タイムも残り僅かだったが、少し落ち着いたのかカタリナ、「気分転換に街に出たい」と言う。
バゲージアウトを済ませ、遅ればせながらそろりと薄氷を踏むように外出。
日曜の街は閑散、殆どの店が閉まっていたが、ホテル近くのコロン広場に「ロエベ」、革製品で名の通った店が開いていて万年筆と革ケースを買った。
その万年筆、定年とともに<こまめ>に手紙などを書くことが億劫になり、いつしかペン皿で忘れ去られたようにある。
先の天声人語氏、“ 昨今は夫と一緒の墓を嫌がる奥さんも多いそうだ。すきま風の手当ては、早め、こまめが肝要 ” と結んでいた。
手遅れかも知れぬが、明日は万年筆じゃない我が身、聊か首筋が寒く感じるのは秋風の所為ばかりじゃ・・・。
「詫助」と「アスター」、高槻のお仲間が公民館の文化祭に協賛して設けられた茶席を飾ったと聞く。
昨年の文化祭は、<イスラエル巡礼>から帰って直ぐのことだったが、時の流れはいかにもせわしく、霜月・11月がゆく。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.546
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