誰が定(き)めたか<セント・バレンタインデー>、3世紀のローマ、皇帝の迫害により殉教したと伝えられる聖ウァレンティヌスを祝ったのが起源とか。
それが日本に渡り、慎み深い?女性から男性にチョコを添えて愛を告白、という摩訶不思議な日になったらしいのだが、当時ならいざ知らずこの女性強きご時世に、それ、ちょっと可笑しくない?
と、大昔の僻み根性が今やトラウマだが、カトリックでは愛想なくも何もしないので救われる?
で、今日(2/14)は、一年で一番大切なイースター・復活祭(4/1)への入口の灰の水曜日、この日からレント・四旬節に入る。
時間軸は少し進み、砂漠で40日間断食をされたイエスに倣い、灰の日から40日後(日曜は数えない)は受難の主日・枝の主日(3/25)。
この日をヨハネは、“ 大勢の群衆はイエスがエルサレムに入城すると聞き、ナツメヤシの枝を持って迎えた ” (12章)と記している。
話を戻して灰の主日、前年の枝の主日に祝福して頂いた棕櫚の枝を燃やした灰を司祭は、復活されたイエスにあやかり、罪のゆるしを受けて新しい命を得ることができるように願って、一人ひとりの額に塗る。
老いも若きも男も女も、額に押しなべて白い灰、不謹慎だが少し滑稽で口元が解(ほど)けそうになる。
ところで、レジオマリエの次回集会日(2/16)から、教会では十字架の道行きの祈りが始まる。
十字架の道行きとは、教会の壁にイエスの捕縛から受難、埋葬までの14の場面を模した聖画像が掲げてあり、それぞれの留で祈りを捧げること。
彼女 との最後の巡礼、エルサレムで歩いた<ヴィア・ドロローサ>、今は懐かしい想い出。
ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ(1255頃-319/イタリア/ゴチック)「キリストのエルサレム入城(部分)」(1311年頃/100×57cm/シエナ大聖堂付属美術館蔵)です。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1507
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